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Last-modified: 2012-09-03 (月) 18:51:43

12 :少女少年・中篇:2010/08/20(金) 05:03:45 ID:BFyUBxOG

セリス君と男としてお友達になったユリアちゃんとラナちゃん。
男友達とワイワイなんて男の世界に憧れていたセリス君は大喜びです。
どうもクラスの男の子達はセリス君を女の子扱いしてるふしがありますが、
新しい男友達ならそんな事は無いと思ってるようです。
…もっとも目の前の二人も女の子扱いしてるのですが…

ユリア(男装)(セリス様…なんて笑顔の眩しい)

ユリアちゃんはセリス君と出会った頃の事を思い出します。
言うまでもありませんがユリアちゃんの恋愛感は本来ノーマルです。いたって健全です。
子供の頃の初恋は男の子でしたし、普通に男子に興味があります。
ですが…中学に入って可憐なセリス君を見て一目で「愛してしまったようじゃ」になってしまいました。
初めは何度も悩みました。相手は女の子なんだと幾度も自分に言い聞かせました。
ユリアちゃんはヘザーさんではありません。

ユリア(男装)(でも…ユリウス兄様なんかに取られるくらいなら…自分の気持ちに素直になります!)

そして隣のライバルを見ます。
ラナ(男装)「よしセリスよ。それでは友として遊びにいこうぞ!」
セリス「わ~い嬉しいな!男の子みんなで遊ぶのって一度経験してみたかったんだ!
    何故かスカサハやレスターは僕が混ざろうとすると遠慮したり、あるいは合コンとか言い出すんだもん」
ラナ(男装)「それはそうであろう…」
ユリア(男装)「セリスは可愛いからな、男ばっかの遊びには誘いずらいだろ」
セリス「え、なんで?」
ユリア(男装)「あのなーもーちょっと自分の魅力に気付けよ。無防備すぎるだろ!
        ヤツらが狼になってもしらねーぞ!」
ラナ(男装)「セリスに近づく不埒な輩は我が拳で天に返そうぞ!」
セリス「よくわからないけど…心配してくれてありがとね!」

13 :少女少年・中篇:2010/08/20(金) 05:05:05 ID:BFyUBxOG

3人は仲良く腕を組んで街でお買い物したりして遊びます。
傍からみたら美少女1人と男の子2人の逆ハーレム状態です。
ユリウス君もいればよりハーレム度は上がった事でしょう。
ヒーニアスゼトサレフリオンと四人もの婿候補に愛されてハーレム状態の
エイリーク姉さんほどではありませんがセリス君のフラグ能力も捨てたものではありません。
ユリアちゃんもラナちゃんもユリウス君以外にもクラスの男の子達にセリス君が人気があるのを知っています。
いつ取られるかわかったもんじゃありません。
その焦りも男装を決行した理由の一つかもしれません。

ユリア(男装)(ああ…男の子になってよかった…セリス様と腕組んでデート…はふ…セリス様甘くていい香り…
        これはなんの香水かしら…これでラナがいなければ完璧なんだけど…)
ラナ(男装)「うぬはなんか考えたか?」
ユリア(男装)「かんがえてないわ!…ねーよ!」

3人が仲良くお買い物をしてるころ…それを見かけた一人の女性がいます…

セシリア「はぁ…ロイは倍率高くてなかなか落とせないし…少年が足りない…
     どこかにいい美少年はいないかし…!?」
その視線がユリアちゃんを捉えます。
今のユリアちゃんは少年の姿。
元が小柄なのでちんまいショタっ子。
セシリア「……ゴクリ……久々にボーイハントもいいかしらね…」

セシリア先生の魔手が迫ります!
3人のデートはどうなってしまうのでしょうか!?

後編へ続くよ