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Last-modified: 2012-09-03 (月) 19:41:24

ラクチェ「流星剣!!!」
クリス♂「ぐはあ!?」
シャナン「それまで!」

クリス♂「くっ…まだまだ訓練が足りないか…」
クリス♀「さすがにイザーク流道場はレベル高いわ…はい傷薬」
クリス♂「すまない姉さん」
シャナン「何、お前達もなかなかのものだ。こうして外部の者と手合わせするのは門下生にとってもよい刺激になる」
クリス♂「次は道場主殿と手合わせ願います!」
ラクチェ「やめといたほうがいいわよ。シャナン様は私より全然強いんだから」
シャナン「まぁこれは訓練だ。よかろう」
(軽く捌いてラクチェにいいところを見せてやるか…アレ?)
シャナン「ら…ラクチェ…私の訓練用の剣知らんか?」
ラクチェ「あれならスカサハが借りていきましたよ。私の貸します」
シャナン「ち…違う!あれでないとダメなのだ!?」
ラクチェ「?」
クリス♂「どうかされましたか?」
シャナン(くっ…素のステータスでとっくにラクチェに抜かれてる事を悟らせぬためバルムンクを偽装して誤魔化してたのに…
このままではラクチェに「シャナン様に教わることはもうありません!」と言われてしまう…いやだ!)
クリス♂「こちらは準備できました」
シャナン「うううううううむ」
ラクチェ「そりゃ馴染んだ剣のほうがいいでしょーけど性能は一緒ですから。どうぞ使ってください」
シャナン「そそそそそうだな」
(実は私のはバルムンクなのだが…)
クリス♂「シャナン殿といえばイザーク最強と聞く。じっくり学ばせてもらいます!」
ラクチェ「ふふふ~シャナン様は私より千倍は強いよ?コテンパンにならないよう気をつけてね?」
シャナン「はは…は…」
(いやバルムンクの補正なきゃとっくにおまえに抜かれてるんだが…いかん。勝つ自信なくなってきた。
つか上手く流星剣でなけりゃ負けそうだ…そうだ…それならいっそわざと!)

ラクチェ「そんじゃ私が審判するね。始め!」
クリス♂「うおりゃあ!」スコーン
シャナン「はべら!?」
ラクチェ「い…一本…ってなんであっさり負けてるんですか!?
どうしちゃったんですかシャナン様!?」
シャナン「おおぉ…」(デコを抑えてプルプル)
クリス♂「こ…この手ごたえのなさはいったい?」
シャナン「いっつ~~いやはははは!これは本物と入れ替わって一日過ごすFETVの企画『THEニ☆セ☆モ☆ノ』でしてね。
同じようにサムトーやチェイニーもロケ中なんですわ。いや~ご協力ありがとうございました!」
ラクチェ「シャナムかい!?何勝手な事晒してんのよ!流星剣!!!」
シャナン「はべら!?」
(これでいい…これでラクチェの中の強くてかっこいい私のイメージは守れる…)

ラクチェ「ごめんね?本物のシャナン様とは今度手合わせできるように頼んでおくから」
クリス♂「そうしてもらえるとありがたい」
クリス♀「ニセモノね…道理で手ごたえが無いわけだわ」

訓練好きの二人はあちこちの強者のとこをまわってそう