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Last-modified: 2007-06-23 (土) 18:47:14

ミルラ 「・・・・・・」
エフラム 「フード無しのレインコートでは風邪をひくぞ、ミルラ。何をみているんだ?」

 

黄色のレインコートに長靴姿のミルラに傘を片手に近付くエフラム。屈んで何かを観察しているようで

 

ミルラ 「これです・・・・・のろのろ」
エフラム 「のろ?あぁ、カタツムリか」
ミルラ 「頭触ると・・・・・引っ込みます」
エフラム 「ん。しかしカタツムリは足が遅いから無闇に触らない方がいい。ミルラも急いで帰りたい時に誰かに声をかけられて止まるのは困るだろ?」
ミルラ 「・・・はい、困ります・・・・・ごめんなさい、カタツムリさん」
エフラム 「よしよし、偉いぞ」(撫で撫で)

 
 
 

マルス 「どうみても親子です、本当にありがとうございました」
リン 「いいじゃないの、ほのぼのしてるんだし」
マルス 「確かにね、カタツムリといえば昔あるお方が容姿を気に入ってたので健気な僕がたくさん集めてプレゼントした記憶が」
リン 「・・・・・・・・」
マルス 「いやぁ~あの時の悲鳴は秀逸だった、録音できなかったのが残念むねぎゃあああああああああぁ~~!!」
リン 「問答無用っ!」
マルス 「ちょ!骨がミシミシいってる!!」
リン 「覚えたての新技だから手加減できないわよっ!」

 
 
 

ヘクトル 「パロスペシャルかよ、ありゃ完全に決まってるな」
エリウッド 「確かカタツムリの殻を取って無数に部屋の前に仕掛けてたんだっけな・・・怒って当たり前かと」