268 :一般人娘の過酷(?)なホームステイ 序章 1/3:2010/10/05(火) 19:45:34 ID:SGGgYLLY
※ここではシビリアン少女の名前は「一般娘」とさせて頂きます。
◆某高校
キーン、コーン、カーン、コーン・・・ キーン、コーン、カーン、コーン・・・!
担任 「それじゃあ始めるぞ」
クラス生徒「きりーッつ!きょうつけ、礼・・・(ペコリッ
着席ッ!」
担任 「うむっ・・・とりあえず今日の授業を始める前に、先生から一つお知らせをしたいと思う」
男子生徒A「それは何ですか先生?」
担任 「・・・冬休みにあるホームステイの事についてだが、
このクラスの全生徒のホームステイ先が決まった」
生徒一同 「キタ━━━━━━\(゚∀゚)人(゚∀゚)人(゚∀゚)/━━━━━━!!」
男子生徒B「昂ぶる・・・昂ぶるぞ!」
女子生徒A「誰の家に行くのか分からないけど、かっこいいイケメンが住む家だと良いなぁ・・・!」
一般娘 「う、うん。そうだね・・・」
・・・私はまだこの時知りませんでした、この発表が、ある意味で私の人生を左右するものだったとは・・・
担任 「それでは最左の奴から、順番に発表していくぞ・・・まずは・・・」
女子生徒A「ねぇねぇ、アンタはどんな家族にホームステイしたいのよ?」
一般娘 「う~ん、私はどこでもいいかなぁ」
担任 「・・・次!」
一般娘 「は、はい(私の番か・・・一体何処にホームステイするのだろう?)」
担任 「よし、君を担当するのはFE主人公家の皆様方だ」
一般娘 「・・・えっ?」
男子生徒A「な」
女子生徒A「な」
一般娘意外「「「ΩΩΩ<な、何だってー!!!!」」」
一般娘 「えっ、えっ?・・・どうして皆そんなに驚いているの・・・?」
女子生徒A「(つД`)・・・ああっ・・・さよなら。
貴方と友だちで居たこの4年間、ずっと忘れないからね・・・」
男子生徒A「・・・あー、その何だ。今までお前をからかってきて悪かったな。
まさかFE主人公兄弟家の世話になるとは思わなかった・・・俺を、今の内に許してほしい」
男子生徒B「・・・イ?`。マジでイ?`」
女子生徒B「骨だけはちゃんと拾ってあげるわ」
男子生徒C「この理不尽感・・・圧倒的にさすがって感じ。
この子があのFE主人公兄弟家に居候するなんて、汚いなさすが運命汚い」
一般娘 「あの・・・えっと・・・えっと・・・」
担任 「(肩に手を乗せ)・・・グッドラック(´;ω;`)」
一般娘 (こ、このFE主人公家って、どんな極悪ファミリーなんですかーーー!!!)
269 :一般人娘の過酷(?)なホームステイ 序章 2/3:2010/10/05(火) 19:47:16 ID:SGGgYLLY
母 「・・・そんな・・・そんな・・・!」
父 「まさか私たちの娘が選ばれるとはな」
一般娘 「ね、ねぇ・・・私のホームステイ先って一体どういう所なの?
クラスの皆はもう葬式ムードになっているし、父さんと母さんだって・・・」
(もしかしたら極道関係の家族なのかな・・・?)
父 「・・・本当の詳細は誰にも分からない。
だが数々の噂や、私たちのようなシビリアンの目撃証言を聞いた限りでは、
凄く恐ろしい家族だそうだ」
一般娘 「と、言うと・・・?」
父 「まず一日に一回は家が倒壊する」
一般娘 「えええぇぇぇ!!?」
父 「メンバーの一人は何でも特定の年齢層の少女を引きつける生きた磁石だそうだ。
・・・お前も吸い付かないよう、細心の注意を払ってくれ」
母 「他には慈悲という名の拷問を行い、KINNIKU!KINNIKU!!言う女性や、
蝶サイコーッ!と叫びながら体格に余る大剣を振り回して吐血する男性や、
背徳行為に走る透明人間や、炎の塊を降らせる狂信者や、
重騎士なジャイアン・・・そして極めつけはコノヒトデナシー!という声をあげるゾンビ・・・」
一般娘 (思った以上の化け物揃いだーーーー!!!!)
父 「唯一まともなのは末っ子の少年らしい。彼を頼れば、生きて帰ってこれるかもしれない」
母 「・・・この天使の衣を使われよ。HPさえ有れば何とかなるかもしれないからね・・・愛してるわ」
一般娘 「は、はぁ・・・(私、楽しんでこれるのかなぁ・・・?」
270 :一般人娘の過酷(?)なホームステイ 序章 2/3:2010/10/05(火) 19:49:43 ID:SGGgYLLY
一部兄弟 「は・・・は・・・はっくしょんッ!」
マルス 「風邪?」
エリウッド「う~ん、そうかもしれないね」
ヘクトル 「それとも、誰かが俺たちの噂でもしてるのかもな(ズズッ・・」
リーフ (別に寒くも何ともないのに、今どうしてクシャミをしたんだろ?)
エリンシア「それでは困りますわね。折角来週にはシビリアンの女の子がホームステイしに来ますのに、
風邪をうつしてはいけませんわ」
ヘクトル 「マジでΣ(゚Д゚)!?」
リーフ 「ホームステイって・・・その話初耳なんだけど」
エリンシア「ふふっ、前日まで秘密にするつもりでしたけど・・・この際仕方がありませんわね」
ミカヤ 「一体誰が来るのかしら・・・?大人しい子だと予想するわ」
エフヲム 「もしも幼女なら大勝利だな」
エリンシア「ちなみに予定の子は、高校生ですわ」
エフヲム 「ぐふっ」
ロイ (・・・誰かは分からないけど、何だか心配だ。僕たち上手くやっていけるかなぁ?)
セリカ 「ふふっ、ミラ教に新たなる1ページが刻まれそうね」
リン (狂信者自重)
エリンシア「その子がやって来ましたら、豪華な夕食を作ってあげませんとね♪」
◆そして予定日当日~
一般娘 「それじゃあ行ってきま~す!」
母 「病気や怪我、衝撃波には気をつけてね・・・・・うぅ・・・」
父 「大丈夫、娘なら生きて楽しんでくるさ、なっ!」
一般娘 (・・・・・・・・・)
・・・こんな調子で始まった私のホームステイですけど、正直期待と不安で胸一杯です。
この私に一体何が待ち構えているのか、それは神様のみが知っているでしょう・・・
紋章町では・・・いえ、例え原作に出てきてもただのシビリアンな私ですが、
このホームステイ・・・きっと楽しんでみせます!
次章に続く