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Last-modified: 2011-06-07 (火) 20:32:55

236 名前: 男の浪漫 少年の心を持った青年たち [sage] 投稿日: 2011/01/29(土) 13:03:14 ID:6GiHp/B7
居間

リン「ただいまー…ってアンタら何やってんの?また喧嘩?」
ヘクトル「おうリンか!このバカに言ってやってくれ!プラモの真髄はスーパーロボットにあるってのがコイツにゃわからねぇんだ!」
エフラム「何を言うか!リアル指向こそ正道!男なら戦車だろう!」
リン「はい?」
ヘクトル「見ろ!このシッコクZのイカした質感、金属感!最強そのものだろ!」
エフラム「ふん、実在せんものによくそこまで入れあげられるな。30/1サイズグルニア式シューターの機能美がわからんとは」
リン「…なんかよくわからないけど…玩具の話?」
ヘクトル「玩具じゃねぇプラモだ!」
エフラム「ジオラマで戦場を再現する。まさに燃える男の世界が楽しめるというわけだ。わかるな?」
リン(わからないわよっ!?)
ヘクトル「けっ…そんなチマチマしたもんのどこがいいんだ」
エフラム「わからんヤツだな。戦車は男の血が騒ぐだろう。俺は帆船模型も好きだ。七つの海を駆ける男の浪漫がある」
ヘクトル「シッコクZと三体合体ゲッターペガを並べた時の男の魂の高鳴りがわかんねぇのか!
      そもそもテメーは趣味が渋すぎるんだよ!寺や城の模型とか高校生の趣味じゃねぇぞ!」
エフラム「ふん大きなお世話だ。大体貴様はプラモ作ってもすぐ壊すだろうが。ジオラマにして愛でようという気持ちはないのか」
ヘクトル「ロボプラモは戦わせてナンボだろうが!なあリン!」
リン「こ、こっちにふらないでよ!知らないわよ!?]
(なにこれ…兄さんもヘクトルもなんか…バカじゃないの?…ちょっと可愛いけど…)