33-298

Last-modified: 2011-06-07 (火) 20:41:47

298 名前: 助けて!名無しさん! [sage] 投稿日: 2011/02/08(火) 02:20:03 ID:Jk1QUVqa
リーフ「許せぬ!許せぬ!」
ミカヤ「またどうしたの急に」
リーフ「今年も!あの男は!神聖なるバレンタインデーを!あろうことかチョコの無料配布デーだと勘違いして過ごす!!!」
ミカヤ「ああ、アイクのこと」
リーフ「バレンタインとは男の戦場!チョコは戦利品!朝は下駄箱の確認から暮れは
    放課後の教室まで粘りその数を競い合う男子のなんと愚かしくも趣深いことよ」
リーフ「それを!それを!あの男は!街頭のティッシュ配りに限りなく近い認識でこの日を迎える!
    こんな単価の高い菓子を無料で配る、そんな慈善事業がどこにあるくああああああ!!!!」
リーフ「『女性から』『チョコを貰う』この!この甘美な響きをティッシュ配りとニアイコールとは何事か!?
    奴には『貰う』という勲章たる行為にひとかけらも執着が無く、ただ自分が『欲しい』か!『欲しくない』か!それだけなのだ!」
リーフ「まだ沢山貰って調子に乗ってる奴の方が許せる!全然共感できる!チョコにはなあ!男のプライドとロマンが詰まってんだよ!
    それを!それを!奴は今年も踏みにじる!!!どんなきれいなおねいさんに顔真っ赤にされながらチョコ貰おうがただのティッシュ
    僕が指くわえて欲しがるそれをお前は今年もそんなにティッシュいらないから的な困り顔で切り捨てんだああ!!!
    10個貰って調子乗った奴のプライドズッタズタやぞ!お前には!男のプライドとかロマンを解する心が無いのかあああああ!!!!!」
リーフ「ふぅ」
ミカヤ「リーフの気迫が凄くてお姉ちゃん全然相槌打てなかったわ」
リーフ「いや、でも女性の姉さんにもこの気持ち伝わったと思う。
    少なくともアイク兄さんよりか分かってくれるはずだよね?」
ミカヤ「まあ、ね。あんなに男らしい性格のアイクが男心を解せないってのも皮肉な話だけど」
リーフ「もう!アイク兄さんはもっとチョコの有り難みを分かるべきだ!」
ナンナ「じゃあ、リーフ様は去年私達が差し上げたチョコをどうなさったんですか?」
リーフ「え、包装紙は取ってるよ。生活雑貨として使えるから。最近は障子の張替えに使った。
    チョコ本体は形がいびつだったので溶かしてチョコバナナにしていただきました。
    無性に食べたくなったんだチョコバナナ。でもやっぱ屋台の奴の方が美味しいわ」
サラ 「………の巣へ、ワープ…っと」
ナンナ「さよなら、リーフ様」
リーフ「アッー!!」

ミカヤ「リーフ、女心も解すべきだったわね…」