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Last-modified: 2011-06-05 (日) 23:39:33

703 名前: 助けて!名無しさん! [sage] 投稿日: 2011/05/09(月) 20:04:29.12 ID:euWxlTjQ
ラクチェ「料理で大切なのは愛情!
     腕は二の次、あたたたたぁ!」
アイラ「ばっかもーーーん!!」つ 流星剣

ラクチェ「いったーい!何するのよお母さん!
     愛情が大事って教えてくれたのはお母さんじゃない!」
アイラ「確かにそう教えた。だが、お前は誤解している」
ラクチェ「?」
アイラ「私が大切にしろと言った愛情、それは何も、食べる人のみへの偏ったものではない」

ラクチェ「………」

アイラ「食材そのもの、食材を作ってくれた人々、食器なんかもそうだな。
    そして自分を産んでくれた両親、日頃お世話になっている知人、友人……
    今こうして料理できること、それがいかに素晴らしいことかを理解してほしくて私は愛情の大切さを説いたのだ」

ラクチェ「…………」

アイラ「わかったか?お前はたしかに料理への愛は持っている。
    しかし、それだけでは駄目なんだ。食材を愛せば、もっと丁寧に、もっとおいしく調理できるはずなんだ。
    まだまだお前の腕前はこんなものでは……」

ラクチェ「……………ZZZ」

……………
…………
………

アイク「仕事が終わったら小腹が空いたな。
    丁度近くまできたことだし、流星軒にでも寄って……」

店主の都合により本日は閉店とさせていただきます

アイク「……閉まっているのではどうしようもないな。
    それにしてもさっきから何回も響き渡るこの必殺の一撃の音色は一体……
    そうか、ラーメン作りのための修行か!」

アイラ「この!馬鹿!娘ええええええええ!!!」ブンブンブン
ラクチェ「いーやー!死ぬ!本当に死んじゃうううううう!」ヒュンヒュンヒュン

                                      終わり