4-190

Last-modified: 2007-07-29 (日) 23:57:14

応援歌(?) 4-184への便乗

 

サザ「……うう、何が駄目だったんだ……?」
マルス「まあぶっちゃけ全てが駄目だったんだけど、最近頑張ってるねー、サザさん」
サザ「……何の用だ」
マルス「そんなに警戒しなくても、今日は君のためにテーマソングを考えてきたんだから」
サザ「テーマソング?」
マルス「そう。(ギターを取り出す)それでは、ミュージックスタート!」

 

チキ「気ーがーついーたらー、力がーもーうーカンーストー♪」
ファ「それなのーにーカキーンとNOーぉ DAMAぇGEっ♪」

 

サザ「…………」

 

ミルラ「あーきーらめーずにー、「俺が守る」と守護を使うけど♪」
エイミ「しーぃっこーくーが担いで俺涙ーぁ目ー♪」
サナキ「奥義・瞬殺(笑)があれーば、削り役ならできーるーけーど♪」
チキ・ファ・ミルラ「何回やっても! 何回やっても!」
マルス「主人公にーはーなーれーないよー♪」
ワユ「アイク団長結局今度もリーダー♪」
セネリオ「バゼラートを持って、頑張ってみても、女神にトドメはさせない」
ヘザー「クラス・チェ・ン・ジ・もー試してみたけど専用職などありゃしない!」
マルス「だからせめて出番を増やすため♪ 俺は出撃枠は強制で埋めておくぅーぅー♪」
全員「役にー立たーなーい♪ ……(ティウンティウン)」

 

マルス「はーい、皆さんありがとうございましたー!」
サザ「…………(ぷるぷる)」
マルス「エアーマンが倒せないを替え歌で歌ってみました。題して『主人公になれない』。どうぞ、ご感想を」
サザ「…………う」
マルス「う?」
サザ「うわあああああああああんっっ!!!」

 

マルス「あっはっはっ。サザマジ涙目w やっぱあんなのに姉は任せられないなー」
ミカヤ「マールースー!! あなた何ヘンな歌を唄ってるのー!」
マルス「おおっと、ヘルプミー! ユミナちゃん!」(つレスキュー)
ミカヤ「待ちなさーいっ!」(つリワープ)

 

リーフ(は、初めて自分より可哀相だと思える人を見た……!)
セリス「うわぁ。マルス兄さんギターが弾けるんだ。格好良いなぁ」
ロイ「突っ込みどころそこなの!?」

 

ミカヤ「ぜえはあぜえはあ……。見失ったわ……」

 

マルス「ふっ。虚弱なミカヤ姉さんを撒くなんて造作も無いね。さて……」
シーダ「マルス様ー。こっちこっち」
マリク「ちゃんと捕まえておきましたよ」
サザ「放せー!!(じたばた)」
マルス「GJ二人とも。さてサザさん」
サザ「何だ! まだ何かあるのか!?(涙目)」
マルス「うん。実は二番から先も考えてあるんだよ」
サザ「…………! もういい! やめろーっ!!」
マルス「はっはっはっ。そんなに熱望されるとはりきっちゃうぞー。ミュージックスタート!」

 

「気ーがー付いーたらー、フォルカがー登ー場ーぅ・加ぁ~入~。
奥義・滅殺でー、俺ー涙目ぇ~。
あーきーらめーずにー、シナリオ上だけでも頑張るけれども
ひーとーじーちになって、足手ー纏ーい。

 

女神の力が無ければ、最上級職にもなれ・な・い・し、
上限低いし、奥義もアレだし、
主人公にーはーなーれーないよー。
大器晩成三年経ったら消えてる!?
まさかこーのー年ーでー、晩年なのか? そんなの冗談じゃないよ
セフェランにも「凡・人」呼ばわりされ俺の立場ってなんなのさ!?
だからせめて一部で目立つため、俺は蒼炎やってレベールを上げーておくぅ~」

 

サザ「……もう許して……(泣)」
マリク「まだ最後がありますよ?」
シーダ「そうそう。ここからが本番なんですから」

 
 

「もしも剣士だったなぁらー、エタルド持って戦え・た・の・に、
愚痴を洩らしても、夢を語ぁっても、
主人公にーはーなーれーないーよー。

 

もうそれでいい、脇役でも構わないさ。
英雄でも王族でもない、俺は「暁の団」のサザ。
特別な・ち・か・ら・がなくても亡くしたくないものがあるから、
大切な人を守るため、俺は只人のまま神ーへと立ちー向かうぅ~」

 
 

サザ「…………」
マルス「はい、ご清聴ありがとうございましたー。ご感想は?」
サザ「…………」
マルス「うっわ、唄い甲斐のない奴」
サザ「…………」
マルス「なんか言えよ。……まあ、アレだよ。凡人なりに頑張ってるのは評価できるってことだ。もっと考えろとは思うけど」
サザ「……考え、る……?」
マルス「そうだよ。凡人っていうなら、僕やリーフだって同じだ。けど僕たちは、才能が無いなりに頑張って、自分にできることを確率させた。……君がヘタレなのはね、自分にはできないことと、自分にしかできないことの見極めが不十分だからだよ」
サザ「…………」
マルス「……まあ、僕は強いて言うならペレアスさんを応援してるし、君に肩入れする気はなかったんだけどね」
サザ「じゃあ、なんで」
マルス「今、言った。努力する凡人ってのは他人事じゃないって。それだけ」
サザ「…………」

 

マルス「さーて。マリク、シーダ。どこか遊びに行こうか」
マリク&シーダ「はい!」

 

 立ち去る三人。一人残るサザ。

 

サザ「……努力の仕方、か……」
しっこく(転移の粉)「……邪魔をする」
サザ「うわっ! い、いきなりなんだ!?」
しっこく「……指輪を渡したそうだな……(ゴゴゴゴゴゴ)」
サザ「…………っ」
しっこく「乙女は私が守る。身の程をわきまえよ」
サザ「…………。身の程なら、わきまえてるさ」
しっこく「なに?」
サザ「俺は……俺は『暁の団』のサザだ!!」

 
 

この後、結局サザはいつも通りしっこくにボコられたそうな。
ただしいつもと違って、気絶した顔はどこか吹っ切れたように清々しかったとか。