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Last-modified: 2012-09-07 (金) 00:13:02

181 :助けて!名無しさん!:2012/06/06(水) 16:08:57.45 ID:W7lWnGkU
今月のスイーツ特集!!
天使の如き繊細さを持つ貴女が創造する、悪魔の如き魅惑的な存在を紹介しよう!!

───それは、黒き夜の闇を思わせるその混沌とした大地に、ほのかな甘さと同時に漂う苦味。
濃厚なる二重の地平を持った漆黒の草原……! その名も……!!

ダブルブラックビター・グラスランド!!

リン  「…と言うのを作ってみたの。皆、食べてみてくれる?」

ムシャムシャモグモグ……

エリウッド「アハハ……ウフフ……蝶サイコーーーーーーーッ!!!!」
アイク 「ウウウ……ニク……ニクヲダセ……ネコ……トリ……ウサギ……ドラゴン……ナンデモイイ……」
ロイ  「うわ!? エリウッド兄さんとアイク兄さんが精神に異常をきたしたよ!!」

シグルド「アルム……もし私たちの愛が罪だというなら(以下略)」
アルム 「シグルド兄さん……ぽっ」
セリカ 「KINSHINは許さないわよっ!!」つ【ライナロック】
マルス 「いつもの配役が入れ替わってアーッ!!な事態に!?」
セリス 「3人共、目を覚ましてよ!!」

エイリーク「………っ……っ…」(ピクピク……)
マルス 「ちょ!? エイリーク姉さんが痙攣して表情がヤバイ事に!! モザイク、顔にモザイクかけて!!」
エリンシア「……アヘ……アヘ……っ」(ブクブク……)
ロイ  「エリンシア姉さんもヤバイよ! 泡吹いてるよ!! マルス兄さん、こっちもモザイクお願い!!」

ヘクトル「」
エフラム「」
セリス 「ミカヤ姉さん助けて! さっきまで元気だったヘクトル兄さんとエフラム兄さんが息をしてないの!!」
ユンヌ 「……ミカヤは今、神の世界に旅立ったわ。見て、この安らかな寝顔……」
ミカヤ 「」
クロム 「ミカヤ姉さーーーーーん!! くっ、ルキナ、離せ!! 俺もこれを食べて神の世界へ行き、姉さんを連れ戻すんだ!!」
ルキナ 「いけませんお父様、早まらないで下さい!! お父様にはまだ成すべき事があるはずです!!」

ワーワーギャーギャーニクヲダセネエサーンオトウサマヤメテクダサイモザイクモザイクアルム…シグルドニイサン…キンシンハユルサナイワチョウサイコーーー!!!!

リーフ 「皆だらしないなぁ、僕にかかればこんな物」(パクッ!!)

ジョワァァァァァァァァ……

リーフ 「ん? 何、この音? 口の中で……何かビッグバン的な何かが起こっているような気が……(ドッゴォォォォンッ!!)アーッ!! コノヒトデナシー!!」
セネリオ「酷い有り様です」
リン  「何で!? ちゃんとレシピ通りに作ったのに!!」
マルス 「リン姉さん、その宇宙からの贈り物を早くどこかへ捨ててきて下さい!」

リーフ 「ううう……口の中で湿った火薬を豆板醤で和えたようなクリームと、水彩絵の具をザラメの砂糖で和えたやつを固めたような物体が、
     泥臭い鋼の味わいのスポンジと混ざり合って超カオス……あれ、今度は鼻から白い煙が……(チュドォォォォンッ!!)アーッ!!」
ロイ  「うわ、リーフ兄さんがまた爆発した!! そもそも、何でうちの台所でこんな有害物質が出来上がるの?」
マルス 「リン姉さんは…錬金術を使うんだよ」
リン  「使ってないわよ!! たまには女の子らしくお菓子の一つでも作ってみたのに……どうして……」

ウード 「ノワール、聞いたか!? お前の考えたダブルブラックビター・グラスランドが、兄弟家に壊滅的な被害を与えたそうだぞ!!」
サーリャ「何よ、そのダブル…何とかって言うの。ノワール…貴方一体どんな強力な呪いを開発したのよ……?」
ノワール「ひぃぃっ!! 呪いじゃないのに……只のケーキなのに、どうしてこんな事にっ!?」