5-118

Last-modified: 2007-09-10 (月) 01:32:11

ロイ「あれ、アイク兄さんは?」
エリンシア「ああ、先ほどワユさんと出かけましたわ」
ロイ「へぇ、また修行か……」
エリンシア「いえ、普通に二人で町にいくって言ってましたわ」
ロイ「へぇ……え?……エリンシア姉さん、もう一度言ってくれる?」
エリンシア「え、普通に二人で町にいくって……」
「「「「「「な、なんだってー!!」」」」」」
ロイ「うわびっくりした!みんないきなり出てきて叫ばないでよ!」
ヘクトル「これが叫ばずにいられるか!」
エフラム「その通りだ。まさかあのアイク兄上が……」
リン「女の子とデートだなんてねぇ……」
ロイ「いや、ちょっとまってよ!まだデートって決まったわけじゃ……」
マルス「いーや、あの二人は恋愛感情があるかはともかく、仲はとてもいいしね。
    これをデートだといっても不都合はないと思うよ」
シグルド「くぅっ、このままだとあのフラグクラッシャーと名高いアイクに先を越されるかも……」
ロイ「な、何を!?何を先を越されるというのさ!?」
ミカヤ「Shit!あのアマ、恋愛感情はないものだと油断してたら……」
ロイ「み、ミカヤ姉さん?……じゃない、ユンヌさんか……
   別にまだ恋愛感情があるって決まったわけじゃ……」
ユンヌ「よし!野郎ども!追うわよ!」
ロイ「いや待って!ユンヌさん性格変わりすぎ!」
「「「「「おう!!」」」」」
ロイ「ちょっとみんな!乗らないでよ!ま、待ってーっ!」
リーフ「ああっ!何も喋れないままみんなが行ってしまった!」

 

「ヘイ、らっしゃい!」

 
 

マルス「武器屋か……」
ロイ「ほ、ほら、二人は武器を買いに行っただけだって!」
ヘクトル「いーや、それじゃ二人で行く意味がねぇ。
     そもそも兄貴にはラグネルがあるしな」
エフラム「いやそのりくつはおかしい。一つの武器だけではなく、
     複数の武器を使いこなせてこそ真の戦士といえるだろう」
ヘクトル「へっ、槍しか使えねえ奴の言うセリフかよ!」
エフラム「そういうことではない、槍と一口に言ってもさまざまなものがあってだな……」
マルス「まあまあ、それに関してはエフラム兄さんが正しいと思うよ。
    だけどあの二人は『町に行く』と言ったんだ。『武器を見に行く』じゃなく」
リン「なるほど……じゃあやっぱりデート……」
ユンヌ「くっそ、あのアマあぁぁぁ!そんなの今すぐ潰して……(レクスオーラを取り出す」

 

ギュイイイイイイイン

 

ロイ「……ユンヌさん自重」
ユンヌ「……はい」
リン(ロイ……恐ろしい子……!)
ヘクトル(ってか、どこから持ってきたんだあのチェーンソー……)
マルス「まあまあ、結論を出すにはまだ早いって。
    もう少し生暖かく見守ってからでいいでしょう?」
ユンヌ「……そうね、ちょっと熱くなりすぎたわね……」
ヘクトル(……『ちょっと』で最強魔法発動しようとするか?)
エフラム(しっ、命が惜しくないのか!?)

 
 

ワユ「あ、この剣いいねぇ!」
アイク「そうだな、見た感じかなりのものだ」
ワユ「……うん、重さもあたしにちょうどいい。
   えっと、いくらかな……って、高いなぁ……どうしようかな」
アイク「それぐらい、俺が買ってやる」
ワユ「ええっ、そんな、悪いよ大将!」
アイク「いつも修行に付き合ってくれてる礼だ……オヤジ、これを売ってくれ」
「ヘイまいど!」
ワユ「お、お礼なんて、あたしがしなくちゃいけないくらいなのに……」
アイク「いいから、黙って受け取っておけ」
ワユ「……ありがと、大将……」

 
 

ロイ「はいストップ!ユンヌさんそのパージしまって!」
ユンヌ「止めないで!私は、私はあぁぁ!!
    私 は 必 ず あ の 女 を 殺 す !」
ヘクトル「お前はどこのイエス・キリストだ!?」
ロイ「兄さん、そのツッコミは色々危ないからやめて!」
マルス「いやあ、すっかりツッコミ役だねロイは」
リーフ(それにしても、あの二人……場所が武器屋で買ってあげてるのが剣じゃなければ完璧に普通のカップルだよなぁ……)
リン(しっ!これ以上ユンヌの神経を逆なでしないで!)
ヘクトル「お、おい、騒いでる間に兄貴たちが店を出ちまったぞ!」
ユンヌ「よし!すぐさま追うわよ!」

 

チャーンチャンチャンチャーンチャーン チャーンチャチャチャチャーンチャーン(FEのテーマ)

 
 

ロイ「へぇ、意外だね……ワユさんもゲームセンター行くんだ……
   それも格闘ゲームとかじゃなく音楽ゲーム」
エフラム「しかも上手いな、なにをやってるのかさっぱりわからん……」

 

アイク「ほう、上手いんだな……」
ワユ「まあ、速さと技には自信があるからね。
   どう?大将もやってみない?」
アイク「いや、俺はいい。以前やってみたことはあるんだが、
    どうしても強く叩きすぎるもんだから、店員に怒られてしまった」
ワユ「あはは、なるほどねぇ……さて、次の曲は……」

 

ニアFEメドレー

 

ロイ「さっきの曲といい、なんか聞き覚えのあるものばっかりだね」
リーフ「具体的にどこで聞いたとか覚えてないんだけど……
    なーんか、聞いたことがあるような気がするんだよねぇ……
    ……ん?この曲は……」

 

デーッデッ!デーッデッ!デーデーデデー!

 

ガチャ

 

一同「しっこくデター!!」

 

アイク「なんだ、漆黒の騎士じゃないか、どうしてこんなところにいる?」
しっこく「どうしてもなにも、ここは私が経営しているんだが」

 

ロイ「幅広いなしっこくさん!」
リーフ「この前は海の家とかやってたしね……」

 

アイク「まあ、それはともかく……久々に戦 ら な い か」
しっこく「いいだろう……来るがいい!」

 

デーッデッ!デーッデッ!デーデーデデー!

 

ロイ「しっこくさんのテーマが速くなった!?」
エフラム「多分これは、戦いのテーマだな」
リーフ「ってか、あんなところで戦って大丈夫なの!?」
ヘクトル「……大丈夫なわけねぇだろ常考……」

 

アイク「くっ……はあぁ!」
しっこく「ぐうぅっ……くっ、今日は私の負けか……」

 

デーデケデデー♪
ピョリン♪ピコンピコンピコン……

 

ロイ「あ、レベルアップした」
リーフ「しかも音からして神成長だよこれ……全部あがってるんじゃない?」

 

ワユ「おー、さすが大将は強いねー!」
アイク「ああ、そっちも終わったのか?」
ワユ「うん、クリアしたよ!それはそうとしっこくさん、あたしとも手合わせしてよ!」
しっこく「いいだろう……む」

 

デーッデッ!デーッデッ!デーデーデデー!

 

ピッ

 

ロイ「着メロまであの曲なの!?」
ヘクトル「……つーか、携帯似合わねぇなあいつ」
リン「それよりも、あの鎧で携帯使えるのね……」

 

しっこく「……すまない、海の家のほうで急用ができてしまった」
ワユ「そっか、じゃあまた今度ね」
しっこく「うむ」

 

しっこく、転移の粉で消え去る。

 

ワユ「ねえねえ大将、あたししっこくさんに勝てそうかな?」
アイク「どうだろうな?速さではワユに圧倒的に分があるが……攻撃が通るかだな」
ワユ「あー、あの鎧かー……大将でもてこずるもんね」

 

ヘクトル(仲良く話してる……話題さえ気にしなければ、どっからどうみても普通のカップルだな……)
リン(あ、今度はガンシューやるみたい。それも二人で。ますますカップルね……)
エフラム(……ワユ貴様このゲームもやりこんでるな!?)

 

そんでもって数時間後。

 

ワユ「いやー楽しかったね大将!」
アイク「ああ、でもお前がゲーム上手いのは意外だったな」
ワユ「え?でも大将もゲームするでしょ?」
アイク「まあな、でもどちらかというとRPGが多かったからな……自分の分身を鍛えて強くなるというのが楽しかったんだ。
    特に昔は体が小さかったからな」
ワユ「なーるほどねぇ」
アイク「まあ、今やると序盤の敵相手に全滅しそうになってる主人公を見ると自分が出て行ってモンスターをぶっ飛ばしたくなるがな……」
ワユ「あー、それ分かるなぁ……」

 
 

ギュイイイイイイイン

 

ヘクトル「……その音何とかならないのか?みんながこっち見てるぞ」
ロイ「だって、こうでもしないとユンヌさんの暴走が止まらないんだよ」
ヘクトル「回転署長が来る前にしまってくれよ……」
マルス「……ん?あの方角はまさか……」

 

周囲にやたら見える『HOTEL』の文字。

 

ユンヌ「……パルオオォォォォ……」
ヘクトル「ストップ!ストオォォップ!!チェーンソーが怖くないのか!?」
ユンヌ「HA☆NA☆SE!!チェーンソーが怖くて人を愛せるかあぁぁ!」
シグルド(くっ……立場的に止めなくてはいけないんだろうが……アイクに先を越されるかと思うと……
     って、やっと回ってきたセリフがこれか……orz)
リーフ(そ、想像しちゃ駄目だ、想像しちゃ……想像できないな、さすがアイク兄さん)

 

アイク「なんか、妙な雰囲気の通りだったな……」
ワユ「うん、なんかホテルが多いしねぇ……なんでこんなにあるんだろ?」

 

気がつくと、アイクたちはホテル地帯を抜けていた。

 

一同「工工工エエエェェェ(゜д゜)ェェェエエエ工工工」
ヘクトル「そんな馬鹿な!?年頃の、しかもあそこまで仲のいい男女があの場所を通って何もないだとおぉ!?」
シグルド「……わざとなのか?いや、違う、こいつらは天然だ!」

 

ワユ「じゃあねー、大将!」
アイク「ああ、またな」

 

マルス「……本当に何もないまま終わっちゃったね」
ユンヌ「よし、これで安心したわ!
    アイクのチェリーは私のものよおぉぉ!!」
リーフ「ちょ、下ネタ自重!」
マルス「大丈夫、ホテル云々が出てる時点ですでに下ネタだから」
ヘクトル(……それにしても、あそこまで何もないとは……もしかしてワユもフラグクラッシャー?)
リン(だとしたら、意外と一番よく噛み合う組み合わせかもね……)

 
 
 

おまけ
作中では表現できませんでしたが、ワユのやってた音ゲーはポップンをイメージしてます。
で、それがbeatmaniaIIDXだったら。

 

リーフ「えっと、ワユさんのやってた曲は、と……あったあった。
    よし、このレベルなら僕にも手が届くぞ!」

 

テーッテッテッテテーッテッテッテテーッテッテッテテーッテッテッテ(暗黒竜の加入のテーマ)

 

リーフ「結構BPMは速いけど、結構楽だな」

 

デレデデレデデッデッデデレデデレデデッデッデ(聖魔闘技場のテーマ)

 

リーフ「なんだ、難易度逆詐欺だな……ん?」

 

デーッデッ!デーッデッ!デーデーデデー!
(ムービーにしっこく登場)

 

やあ (´・ω・`)

 

ようこそ、しっこくハウスへ。
このソフランはサービスだから、まず食らって氏んで欲しい。

 

うん、「終盤だけ難易度詐欺」なんだ。済まない。
乙女の顔もって言うしね、謝って許してもらおうとも思っていない。

 

でも、このテーマを聞いたとき、君は、きっと言葉では言い表せない
「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」みたいなものを感じてくれたと思う。
殺伐とした世の中で、そういう気持ちを忘れないで欲しい
そう思って、この曲を収録したんだ。

 

じゃあ、ガシャーンしようか。

 

(戦闘時のしっこくのテーマに変化、同時にBPM350に)

 

ガシャーン
stage failed

 

リーフ「…………」
リーフ「……こ、この、人でなしー……」
しっこく「(ガチャ)……身の程をわきまえよ」