5-214

Last-modified: 2007-10-09 (火) 22:26:01

意外なところに暗黒神

 

「ただいまー。」
ワレスがお呼ばれしている居間に学校から帰ってきたセリスが入ってくる。
セリス「あ、ワレスさんこんにちは。」
ワレス「む?・・・学生服・・・?」
セリス「・・・?」
リーフ「あ、もしかして。」
ロイ 「一応、言っときますけどセリス兄さんは男子ですよ。」
ワレス「なんと!おなごだと思っていたが、おとこであったか!」
セリス「えっ、まさか本気で間違ってたんですか!?たしかにこんな体はしてますけど・・・。」
ワレス「だが案ずるな!このわしがそこの葉っぱもろとも鍛えてくれるわ!ガハハ。」
ロイ 「えっ、それはちょっと」
セリス「いいんですか!?僕もワレスさんみたいに漢らしくなりたいです。」
ワレス「よかろう!お前もリンと同じく澄んだ目をしている、きっと強くなるぞ!」
ミカヤ「ダメェェェ!私の妹を取らないでぇぇぇ!」
ロイ 「っちょ、ミカヤ姉さんナチュラルに妹って言ってるし。」
リーフ「って言うのか、何で僕まで!?」
ロイ 「リーフ兄さん、葉っぱで通じるんだね・・・。」
リーフを背にしょって玄関へと向かうワレス。
リーフ「離してぇぇ!!このひとでなしー!」
ワレス「よし、ついてこいセリス!とりあえず山にこもるぞ。」
セリス「はい!」

 

山ごもり後

 

ロイ 「あ、おかえり。」
リーフ「ヴー、大変だった。」
ロイ 「あれ、セリス兄さんは?」
リーフ後ろを指す。
ロイ 「あ、兄さ・・・って何かすごいオーラ発してるー!」
そこには黒い竜のオーラを背後に巻き上げているセリスが。
ロイ 「何ごとー!」
リーフ「慣れない生活で何かが覚醒しちゃって、というのかロプト?ロプトウスの血じゃ?」
そこにアイクが帰宅。
アイク「む、・・・やるな!」
ロイ 「アイク兄さんと互角に睨み合っちゃってるし・・・(汗。と、とりあえず誰かレストー!」
この後セリスはエリンシアのレストで治りましたが、兄弟家の皆さんが、彼の意外な一面を垣間見たのでした。