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Last-modified: 2007-11-09 (金) 23:31:59

聖女は皇子様に恋してる

 
 
 

《ご存知FE兄弟家 玄関前》
エイリーク    「ぜぇ…ぜぇ……早く行かないと……ゲホッゲホッ!」
エリンシア    「エイリークちゃん、熱を出してるのですから大人しく寝てなさい。」
セリス      「二人ともどうしたの?」
エリンシア    「エイリークちゃんが昨日から風邪をひいてまして…さっき熱を測ってみたのですが、
どうやら38.7度もありましたの。だから今日は休ませようと思ったのですが…」
エイリーク    「今日は大事な約束が…」
エリンシア    「そんな事言っても身体がそうではどうにもならないではありませんか。」
エイリーク    「……ううっ…」
エリンシア    「どうすれば良いのかしら…?」
セリス      「僕が変わりに行ってあげるよ。」
二人       「ええっ!」
エリンシア    「でもセリスちゃん、学校は………まさか!」
セリス      「うん、「また」兄妹喧嘩で学校が半壊したんだ、すまない。邪神ロプトウスの顔も(ry)」
《リーフが柱から顔を覗かせる》
リーフ      「セリスの言うとおりだよ。ユリウスとユリアが又派手に壊してくれちゃってね…
          セリスの教室は跡形も無く、僕の教室も部屋の50%が抉られた。」
エリンシア    「そう……でもどうやってセリスちゃんを…」
リーフ      「変装させればいいんじゃないの?」
エリンシア    「それはそうかもしれませんけど…私の着せ替えテクニック程度では他の子にばれてしまいますわ。」
リーフ      「仕方ない…彼に頼んでみるか。」

 
 

《ルネス学園前》
セリス(※エイリークの変装)「さてと…ココだね、姉さんが通ってるルネス学園っていうのは…、
          話には聞いていたけど、本当に女の子ばっかりだ…。
          しっかしチェイニーさんの変装術は凄いな…女の子に誰一人として怪しまれてない(笑)」
ターナ      「(後ろから) おはようエイリーク!」
セリス※     「うわぁ!!」
ターナ      「うわぁって……どうしたのエイリーク!?」
セリス※     「あ…いえ…ちょっと驚いただけです……(汗)」
ターナ      「ふーん、何か男の子の様な声だったけど。」
セリス※     「(ギクッ!)」
ターナ      「多分気のせいね…行きましょ。」
セリス※     「ええ……(何とかバレなくて良かった)」

 
 

《ルネス学園 教室》
先生       「…人間には細菌やウイルスから人体を守る3つの防衛システムが存在する。
          皮膚や胃液が1つ目の防衛システムであり、英語ではファーストライン・オブ・ディフェンスと言う。
          分かってるとは思うが日本語では第一次防衛線と呼ばれるぞ。
          皮膚は物理的に細菌やウイルスを止め、皮膚に付く特殊な微生物は他の細菌の増殖を食い止める…。
          ちなみにエイズはこの段階で防がなければならn……」
ラーチェル    「もう習っている事をまた…そう思いませんエイリーク?」
セリス※     「(う~ん、さすがエイリーク姉さんの学校だ!姉さんと同じ生物学やってるけど僕はまだこんな事習ってないZE!)」
先生       「…とまぁこれが予習の分だ。次は宿題を見てみるか…皆ちゃんと宿題をやってきたか。」
セリス以外    「は~い!」
セリス※     「(えっ、ちょっと宿題なんで聞いてないよ…(滝汗;))」
先生       「今回の宿題はちょっと簡単すぎたから勿論皆やってきたな……良い事だ。」
セリス※     「(いけない!宿題やってないってバレたら…)」
先生       「ではエイリーク君、ウイルスは人の身体でどうやって数を増やすか答えてくれたまえ」
セリス※     「……えっと……」
先生       「?」 
セリス※     「分かり…ません。」
先生       「えっ………まさか…宿題をやってないのか?」
セリス※     「…はい。」
先生&生徒    「( ゚д゚)」
        
          (゚д゚)
セリス※     「こっち…見ないで……」
先生       「どんな宿題も100%、最上級の問題も軽々と答えてしまう
          あのエイリークが宿題をやっていないのは悪魔の仕業に違いないが…これをしなければならないか……。」

 

 #br   
    エ イ リ ー ク ! 廊 下 に 立 っ て お れ ! !

 
 

セリス※     「宿題の事なんて聞いてなくて悔しい!…でも……廊下に立っちゃう(´;ω;`)」
ターナ      「おかしい…いつものエイリークじゃあ…ないわね(汗)」

 

《その日の午後》
ラーチェル    「エイリーク」
セリス※     「はい?(何だろう…)」
ラーチェル    「この荷物をゼト先生に届けてくれません……先生も最近忙しい事ですし、エイリークが会いに行けば喜んでくれると思いますわ。」
《荷物を手渡す》
セリス※     「分かりました。
          (ゼト先生が喜ぶってどういう事だろう…え、まさかエイリーク姉さんとゼトさんって……いやぁああああオメガ恥ずかしいいいい!!!!)」
ラーチェル    「(エイリークが何故か錯乱している…変ですわね。)」

セリス※     「(とにかく…)ではラーチェルさん持って行きますね。」
ラーチェル    「(ラーチェルさん…?)」
セリス※     「これは持ちにくいな…
          一体何が入っているのだろう……ってうわぁ!!」
《派手にすっ転ぶ》
ラーチェル    「ちょ、エイリーク大丈夫ですか!?」
ターナ      「(教室から顔を出して)何今の音!!」
セリス※     「うう、痛い…」
ラーチェル    「(いつもの気品あるエイリークではありませんわ…)」
ターナ      「(むしろ母性本能を刺激するような感じ…普通のエイリークからはそんなこと感じ無いのに…)」
ラーチェル    「(今日のエイリークは…凄く……ドジっ子です。)」
ターナ      「(今日のエイリークのドジっ子度は53万(ry)
二人       「…だが…」

 

    そ れ が イ イ !!  \ (?∀?) /

 

《放課後》
セリス※     「今日は大変な目にあったな…早く家に帰りたい……」
下級生諸君    「エイリーク様!!」
セリス※     「エ、エイリーク様?(これは一体…)」
下級生A     「家まで一緒に行きましょう」
下級生B     「(今日のドジっ子エイリーク様がお一人で家に帰られては、いつ男に襲われるか。特に某へタレスナイパー辺りから。)」

 

ヒーニアス    「はっくしゅん!!(ズズズッー!)
          どうやら何処かのかわいい子ちゃんが私の噂をしている様だな…ふふふ」

 

セリス※     「き、気持ちはありがたいけど……自分一人で…帰れます。」
下級生C     「そんな事言わないでぇ…」
下級生D     「私達と楽しい事しましょぉ」
セリス※     「いや、だから…(それってまさか…チェリーを卒(ry))」
下級生諸君    「それでは女子トイレへ直行ー♪」
セリス※     「いや、ちょ、助け…」
《突然光が飛んできて下級生を吹き飛ばす》
ラーチェル    「色欲に惑わされた女達よ、エイリークから離れなさい!!」
下級生A     「生徒会長の分際で私達に意見出さないでよ。」
下級生B     「そうよそうよ」
下級生C     「このおばさん!」
ラーチェル    「(#^ω^)
          エイリーク、とにかく今は逃げなさい・・・この子達に捕まってはなりませんわ!」
セリス※     「う、うん・・・」
下級生D     「あ、逃げられたわ。」
下級生A     「こんなチャンス二度とないのに・・・このおばs」
ラーチェル    「(^∀^)つ【イーヴァルディ】」

 
 

映像が著しく乱れています。しばらくお待ち下さい。

 
 

《エイリークの教室前》
セリス※     「・・・ラーチェルさんに逃げろと言われて・・ココまで来たけど・・・ってうわあ!」
上級生の女    「・・・あなたがエイリークね?」
セリス※     「・・・そ、そうですけど・・・」
上級生の女    「私は貴方の一つ上のクラス・・・この私を『御姉様』と呼びなさい!」
セリス※     「・・・・・・・・・・」
上級生      「いつもは気品溢れるエイリークから御姉様と呼ばれるこの快楽・・・・・・ああ最高!!」
セリス※     「*1)
          ・・・・・・う、うわああああああああ!!!!!」
上級生      「ああ我が妹よ持ちなさい!」

 
 
 

《兄弟家への帰り道》
セリス※     「ふうっ…(色んな意味で)死ぬかと思った…。
          あ、彼女は確か…ターナさん?」
ターナ      「………」
セリス※     「(何であんな目をしてるんだろう…?丸で僕が愛しいみたいな……)」
《突然走ってきてセリスに抱きつく》
セリス※     「えっ!!ターナ・・さん・・・・・・一体…何を・・・・・・」
ターナ      「…何も言わないで私の家に来て…」
セリス※     「どうして…」
ターナ      「……家はお金持ちだから不自由はさせないわ…お兄様が居るけど指一本触れさせない…
          家もきっとエイリークが満足してくれるはずだわ…だから……。」
セリス※     「………」
《セリスがターナから離れる》
セリス※     「…ごめんなさい……ぼk、私には帰る家があるんだ…、
          どんなに貧乏でも、どんなにボロボロの家でも、唯一の帰る場所だから………
          ……誘ってくれてありがとう……でもそれは、本当に私が帰れる所じゃない…
          エリンシア姉さん、ミカヤ姉さん、シグルド兄さん……それに家族の皆が待ってるんだ…。」
ターナ      「……そう…そうね………。」
セリス※     「うん…それではまた明日……。」

ターナ      「……エイリークに伝えておいて。明日はちゃんと学校に来てねって」
セリス※     「!!!!」

 

《FE兄弟家玄関》
エリンシア    「あらお帰りなさいセリスちゃん、学校はどうでしたの?」
リーフ      「チェイニーさんの変装は完璧だったでしょ!」
セリス      「(カツラを脱ぎながら) …ターナさんにバレたよ。」
リーフ      「な、何だって~!!!チェイニーさんの変装は完璧なのに…」
セリス      「実は…(今日起きた事を話す)」

リーフ      「テラウラヤマシスw 僕もそんな風に女の子にチヤホヤされたいな~。」
ナンナ      「それは私達がいつもしてあげてる事じゃないですか。」
ミランダ     「それともいつものアレでは足りないの?」
サラ       「いつものアレを……もっとしておこう…。」
ティニー     「ドMな男は素直にドSな女に従うべきですよ。」
リーフ      「ちょwww四人とも何処からwwwwwwwアッー!(ワープで連れ去られる)」」
エリンシア    「………」
セリス      「・・・ラナやユリアはそんな事しないけど、女って凄い生き物だな・・・・・・。」
エリンシア    「(…やはり親友なのですね。ターナちゃん辺りにはバレると思っていましたわ。
          だって長い間エイリークちゃんが共にがんばってきた友達ですもの。そう、私とルキノの様に…。
          これ…セリスちゃんには良い経験でしょう、うふふ)」
セリス      「姉さん何笑ってるの?」
エリンシア    「何でもないわ。夕食はカニクリームコロッケよ。」
セリス      「わ~い!」


*1 *2
*2 (;゚Д゚