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Last-modified: 2008-01-16 (水) 20:39:32

異文化交流?

シグルド 「ふーん、ふーふー、ふーふー♪(FEのテーマ鼻歌ver)」
セリカ  「なんかご機嫌なのね、シグルド兄さん」
シグルド 「おおセリカ。いや、これから新年の挨拶回りに行くんだが」
セリカ  「ちょっと遅くない?」
シグルド 「普段は少し縁が遠い人たちの家でな」
セリカ  「縁が遠いって……どちら様のお家?」
シグルド 「旧シャア番地のガンダム兄弟さんの家だ」
マルス  「いろいろと世界観が違いそうなお宅ですね」
セリカ  「それで、なんでそんなに楽しそうなの?」
シグルド 「うむ。あちらの家のご長男も、わたしと同じぐらいの年なのに結婚が決まらないそうでな!
      今日は互いに愚痴りながら楽しく飲むつもりだ」
マルス  (それは楽しい飲みになるんだろうか……)
アイク  「俺もついていくぞ。向こうにも強いファイターがいるそうだ。手合わせするのが楽しみだな」
マルス  「はあ」
ミカヤ  「美少年、美少年……!」
エリンシア「筋肉、筋肉……!」
セリカ  「落ち着いて、姉さんたち……」
シグルド 「まあそういうわけでちょっと行ってくる! 帰りは遅くなるぞ」
セリカ  「行ってらっしゃい、気をつけてね……よし行った! それでは早速……アルムーッ!」

 ヒューン! ズガッ!

ロイ   「うわぁ、飛んできた手槍がリーフ兄さんの股の間に突き刺さったーっ!」
リーフ  「下手すりゃ種無しだよこれーっ! この人でなしーっ!」
セリカ  「シグルド兄さんUZEEEEEEEEE!」

 ~で、数時間後~

シグルド 「ブツブツブツブツ……」
セリカ  「……どうして楽しく飲むはずだったシグルド兄さんが、居間の隅っこで小さく丸まってるの?」
シグルド 「……お互い愚痴り合うはずが、ディアドラとのことを話した途端に『これだからチェリーは』って鼻で笑われた……」
マルス  「ヒドスw」

アイク  「出ろぉーっ! ガンダームッ!」
ロイ   「……さっきからなに庭で騒いでんの、兄さん?」
アイク  「いや……おかしいな。こうやって叫びながら指パッチンすれば、地中からロボットが出現するはずなんだが」
ロイ   「そんなバカなことが現実にあるワケないでしょ」
アイク  「いやしかし確かに向こうでは……」
ロイ   「ほら、早くご飯食べようよ。エリンシア姉さんが向こうの家事当番の人とレシピ交換してきたらしいし」
アイク  「……納得いかん」

エリンシア「我が家もこれからは朝パン主義にしましょう。
      向こうで教えてもらったナノマシン入りのバグパンで『ふははははは……怖かろう?』とこんな感じに」
ミカヤ  「ダメよ! 日本人なら朝はご飯と納豆に決まってるだろぉが! 分かっているのかエリンシアァァァァッ!」
ユンヌ(鳥)「ハロ! ……じゃなくて、トリィ!」
マルス  「こっちはこっちでなんか凄い影響受けてるっぽいし……」
リーフ  「……」
ロイ   「どうしたの兄さん、眉間にしわ寄せて」
リーフ  「いや……向こうにもよく酷い目に合う人がいるって言うから、これを期に文通しようと思って、
      僕の悲惨な日常を切々と綴った手紙をシグルド兄さんに届けてもらったんだけど」
マルス  「君、前もそんなことやってたよね?」
リーフ  「うん、漫画サロン番地のジョジョ兄弟さん家と……そのときは上手くいかなかったんで、今度こそと思ってたんだけど」
マルス  「返事の手紙はこれかい? えーと、なになに……」

 『確かにそこそこ悲惨なようですが、頻繁にミンチよりひどいことになるよりはマシだと思います』

ロイ   「ミンチよりひどいことってなんだーっ!?」
マルス  「どこの兄弟さん家も結局は無茶苦茶ってことだねえ……」