7-237

Last-modified: 2008-01-16 (水) 20:39:54

おみくじ兄弟

 ~神社にて~

ヘクトル 「おいみんな、おみくじやろうぜおみくじ!」
リン   「毎年恒例よね」
シグルド 「どれ、それでは……」

 シグルド:末吉

シグルド 「……また微妙な……」
リン   「恋愛運良くないわね……」
シグルド 「今年もお預けッスかorz」
ロイ   「えーと、僕は……」

 ロイ:大吉

マルス  「さすがラッキーボーイ」
ロイ   「あはは、まあ見通しはちょっと明るくなったかなあ」
エフラム 「どれ、俺は……」

 エフラム:凶

アルム  「うわ、お気の毒様」
セリカ  「大丈夫、兄さん? 向こうの枝におみくじ結んで、お清めしましょうか?」
エフラム 「いや……このままでいい。凶ということは、今年一年は波乱に満ちた年になるに違いない。
      その中でどれだけ自分を磨くことが出来るのか……今から楽しみだ」
ロイ   「逆境を味方につけるのか……さすがエフラム兄さん」
アイク  「どれ、俺は……」

 アイク :超吉

リン   「なにこれ!?」
セリカ  「さては……ちょっと、鳥! あなたの仕業ね!?」
ユンヌ(鳥)「誰が鳥よ!? っていうか、証拠もなく人を疑うのは」
セリカ  「黙りなさい! こんなバカなおみくじ混ぜるのはあなたしかいないでしょう!」
ユンヌ(鳥)「ぶーっ……」
アイク  「なんだ、引きなおしか……どれ」

 アイク :吉

マルス  「あれ、アイク兄さんにしては普通だね」
アイク  「だが、内容は軒並み幸運なようだが……む?」
マルス  「あ、恋愛運だけが飛びぬけて最悪だ……」
アイク  「そうか。まあどうでもいいけどな、興味ないし」
ミカヤ  (……どうやら今年も折りまくりのようね、アイク……)
リーフ  「み、みんなーっ! 見てこれ、見てこれ!」
マルス  「あ、オチ要員が来た」
ロイ   「ひど……でもまあ、リーフ兄さんが大凶で、三人娘に連れ去られたり隕石に潰されたりするのがいつものパターンだもんね」
リーフ  「フッフッフ……そうはイカの日干しですよ! これを見なさい!」

 リーフ :大吉

リーフ  「はっはっは、どうですか皆さん! これで僕も不運なハッパボーヤからは卒業……」
マルス  「……」
ロイ   「……」
リーフ  「え……なに、その哀れみの目?」
マルス  「……可哀想に……」
ロイ   「……今年一年分のわずかな運を、こんなところで使い果たしてしまうなんて……」
リン   「リーフ……強く生きなさいよ……?」
リーフ  「な、なにその解釈!? この人でなしーっ!」