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Last-modified: 2008-02-19 (火) 21:48:59

348 名前: ナンナの実らない作戦 1/2 [sage] 投稿日: 2008/01/13(日) 11:26:25 ID:Pz5N0ZnV
ナンナ  「そういう訳で、マルスさんロイ君おねがいします。」
マルス  「分かった。リーフ君を公園に連れてくればいいんだね」
ロイ   「じゃあリリーナに聞いてみて、誰か適任の悪役を用意するよ」
ナンナ  「ええ、お願いします。これを成功させればきっと他の3人に優位に立てるはず。
      私、リーフ様と一緒に居たいですから」

‐ 公園にて ‐

ナンナ  「準備はいいですか?」
?????「ああ」

リーフ  「マルス兄さんとロイが僕と一緒に散歩したいなんて・・・」
マルス  「たまには一緒に散歩しようじゃないか・・・・家にいてもする事なんて余りないんだろうし」
ロイ   「お日様が気持ちいいでしょ、兄さん」
リーフ  「まぁね・・・(一体この二人は何を考えてるのだろう?)」
ナンナ  「きゃああああ!!」
ロイ   「こ、この声は!?」
リーフ  「ナンナだ!!」
マルス  「公園の方から聞こえたぞ。何があったのか見に行こう!!」

ナンナ  「ちょっと離してよ!」
ゴンザレス「俺、お前を 離さないぞ」
リーフ  「そこのお前、何者だ!!」
ナンナ  「ああ、リーフ様!助けに来てくれたのね!!」
ゴンザレス「彼女 俺と一緒に 来る。」
マルス  「よしリーフ、男なら拳で女の子を助け出すんだ!」
リーフ  「・・・えっ?」
ロイ   「大丈夫、相手は高レベルだけど、山賊だから剣さえ持ってれば攻撃は当たらないさ。」
ナンナ  「助けて、私の勇者様ぁ!!」
ゴンザレス「もし 返して欲しいなら 戦え。かかってこい!」
リーフ  「・・・ねぇ、そこの大男。」
ゴンザレス「?」
リーフ  「(1000G札数枚を差し出す)
      このお金で・・・ナンナを離してやって く れ な い か ?」
『『『『な、何だってーっ!!!』』』』
ゴンザレス「(予定と 違う・・・)俺 お金 必要ない。だから 戦え」
リーフ  「そんな事言わないでさぁ、じゃあこの秘伝の書もあげるから
      勘弁して下さいよ。」
349 名前: ナンナの実らない作戦 2/2 [sage] 投稿日: 2008/01/13(日) 11:27:42 ID:Pz5N0ZnV
マルス  「勇者なら力ずくで取り戻せYO!」
ナンナ  「勇者リーフ様、こんな奴をとっちめて!
     (本当にそうなったらごめんなさい、ゴンザレス)」
ロイ   「おぬしも男なら、勇者の力を今こそ見せよ。」
リーフ  「・・・・・・皆僕の事を勇者だ勇者だって言ってるけど」
ナンナ  「そうよ、あなたは暴漢(役のゴンザレス)を倒し、私とランデプーする勇者様なの!!」
マルス  「(目的ばらしちゃったアッー!)」
リーフ  「・・・一つだけはっきりさせておこうか。」
3人   「?」
リーフ  「無意味な戦いをしない者・・・それが本当の意味での勇者だーっっ!!!」
ナンナ  「・・・・・・・・・・」
マルス  「・・・・・・・・・・」
ロイ   「・・・・・・・・・・」
マルス  「一見それっぽいセリフだけど、」
ロイ   「よくよく考えたらただの屁理屈だーーーっっ!!」
ナンナ  「演技はこれで終わり。ありがとうゴンザレス。」
ゴンザレス「・・・ああ・・・(ナンナ 怒ってる 何か 怖い)」
ナンナ  (リーフに向かって歩いてく)
リーフ  「何だ、自力で戻ってこられたじゃないか。
      お金を出す必要がなくなってよかった(^^;)」
ナンナ  (ゴゴゴゴゴッ!)
リーフ  「・・・あれ?どうしたのナンナ?そんな怖い顔して??」
ロイ   「志村っー!ナンナのスキルスキルー!!」
ナンナ  「リーフ様のバカァーーーーー!!!」
リーフ  「ギィアアアアアァァァァァ・・・・!!」

ロイ   「・・・・・・・・・・」
マルス  「・・・好きな男の子がヘタレだと大変だね」
ナンナ  「・・・はい。」