7-81

Last-modified: 2008-01-16 (水) 20:33:58

外伝の魔法はそういう仕様です

ヘクトル「よー、ただいま」
ロイ「あ、ヘクトル兄さんお帰り」
アルム「あれ、兄さん顔に切り傷が…」
ヘクトル「あーさっき黒い牙の連中とちょっとやらかしたんだ。ほっときゃ治るだろ」
セリス「でも、ちゃんと手当てしないと……」
セリカ「セリスの言う通りよ。私がヘクトル兄さんの傷を治してあげる」

 セリカはリカバーをとなえた
 ヘクトルのHPが回復した

ヘクトル「別にいいってのに…。まぁ、ありがとよセリカ」
セリカ「あまりケンカはしないでね。姉さんたちが心配するから」

エフラム「帰ったぞ」
ロイ「あ、エフラム兄さんお帰り」
セリス「あれ、エフラム兄さんの肘が…」
エフラム「ああ、修行中にモンスター共相手にな。俺もまだまだ未熟だな」
セリカ「大変!すぐに手当てをしないと!!」

 セリカはリカバーをと(ry
 エフラムのHPがかいふ(ry

エフラム「すまないな、セリカ」
セリカ「修行もいいけど、少しは自分の身体の心配もしてね?」

セリス(あれ、なんだかセリカ姉さんの顔色悪くなってない?)
ロイ(そう言われてみれば確かに…)

アイク「戻ったぞ」
ロイ「お帰りアイク兄さん」
アルム「また鍛錬に?」
アイク「まあな」
セリス「でも、ところどころ生傷が出来てるよ?」
アイク「ああ、何故だか闘技場で飛竜や火竜やらと連続で当たってしまってな
    なんとか勝ちはしたが、俺もまだまだだな」
アルム「生きて帰ってくるだけで、十分だってば」
セリカ「とにかく、怪我は私が治すわ」

 セリカはリ(ry
 アイクの(ry

アイク「助かる」
セリカ「い、いいのよ…これくらい……」
ロイ(な、なんだかさっきよりセリカ姉さんの顔色が…!)
セリス(一体どうしたんだろ、セリカ姉さん…?)
アイク「おい、大丈夫かセリカ?」
セリカ「へ…平気よ……」
リーフ「た、ただいま……」
ロイ「お帰りリーフ兄さん」
アルム「今日は遅かったんだな」
セリス「何か楽しい出来事はあった?」
リーフ「…あのさ、みんな……。僕のこのボロボロの姿を見て他に言うこと無いの…?」
アイク「いや、別に」
エフラム「お前がボロボロなのは、いつものことだ」
ヘクトル「今更、驚けってほうが無理だよなぁ」
リーフ「こ…このHDN(人でなしー)ーー!!!」
エフラム「変な省略をすな」
ヘクトル「結構、余裕あるじゃねえか」
セリカ「もう兄さん達ったら…ほらリーフ、傷を治してあげるわ」
リーフ「うう…やっぱり優しいな、セリカ姉さんは……」
アルム「待って、セリカ!!」
リーフ「へ?」
セリカ「アルム…?」
アルム「今思い出したけど、それ以上回復魔法を使ったらセリカの身体は…」
セリス「どういうこと?」
アルム「セリカは…セリカは魔法を使う度に自分の体力を著しく消耗するんだ」
ロイ「え!?」
アルム「セリカの魔法は自分の生命力を源とするんだ…」
エフラム「そう言えばセリカが魔道書や杖を使っているところを、見たことが無いな…」
アイク「となると今日はもうこれ以上、魔法を使わんほうがいいな」
セリカ「でも……」
アルム「セリカ……セリカがミラの教えに従って人をいたわるのは分かるけど
    そのために自分の身体を壊してしまっては何にもならないよ。
    今は自分のことを考えるんだ」
セリカ「アルム……分かったわ、私もう無理はしないわ」
アルム「うん、約束だよ」
ヘクトル「まぁ、俺たちも悪かったよ。しょっちゅう傷こさえて来てさ」
エフラム「俺たちが無茶を出来るのも、セリカのような存在がいるからだな」
アイク「自身の鍛錬だけでなく、周囲を省みることが出来てこそ一人前か…。
    俺もまだ未熟なようだ」
リーフ「あの~お取り込み中申し訳ないんですけど……僕の手当ては…?」
セリス「あ、すっかり忘れてた」
ロイ「でも、セリカ姉さんに魔法使わせる訳にもいかないし…」
アルム「でも、エリンシア姉さんとミカヤ姉さん、今日は帰らないって言ってたよ」
ヘクトル「じゃあ傷薬でも持ってくっか」

―数分後
ヘクトル「わりぃ、どうも傷薬切らしてるみたいだな。」
リーフ「そ、そんな…」
エフラム「じゃあ、買ってくるか?」
セリス「でも、この時間じゃ道具屋は閉まってるよ」
ロイ「そういえばリーフ兄さん、杖使えなかったけ?」
アルム「でも回復魔法の杖とかだと、自分には使えないよ」
ロイ「あ、そうか…」

一同「………」

アイク「というわけだリーフ。この一晩、何とか根性で乗り切ってくれ」
リーフ「こ、このHDNーーー!!!」

翌日、リーフは帰ってきたエリンシア姉さんに無事、回復させてもらえました。