9-609

Last-modified: 2008-05-22 (木) 21:49:11

609 名前: エイプリルフール [sage] 投稿日: 2008/04/01(火) 19:03:42 ID:W8HoChz9

セリカ「兄さん、話があるんだけどいい?」
シグルド「何だ?アルムとイチャイチャするのは許さないぞ」
セリカ「違うの。わたし、気付いたの。
    確かにアルムの事は愛してるけど、このままじゃいけないって……」
シグルド「……それはつまり、これからはアルムとは普通の兄弟として接していくという事か?」
セリカ「そうよ」
シグルド「……本当に?」
セリカ「もちろん」
シグルド「そうか!ついに分かってくれたんだな!!
     よーし、今夜は赤飯、いや、思い切って寿司をとろう!」
セリカ「えっ!?」
リーフ「イヤッホー!!お寿司だお寿司だ!!」
ミカヤ「盛り上がってるところ悪いんだけど、家にはそんな余裕ないわよ?」
リーフ「え~~~~~~」
ミカヤ「そんな不満げな声を出しても無い袖は振れないの」
シグルド「お金の事なら心配しないでください。
     私が高校生の時からコツコツと貯めてきたディアドラとの結婚資金から出しますから」
セリカ「兄さん、そんな昔からそんなことしてたの!? ……いやっ、そうじゃなくて!あのね、兄さん」
アイク「オレは肉が食いたいんだが……」
シグルド「よし、ではすき焼きも一緒にやろうか!」
ヘクトル「さっすがシグルド兄貴!話が分かるぜ!」
シグルド「少し待っててくれ。
     (自分の部屋からヘソクリを幾らか持ってきて)
     では、これで必要なものを買ってきてくれ。ちゃんと野菜も買ってくるんだぞ」
セリカ「そんなに!?あ、あの、兄さん、実は…」
リーフ「ねぇ、兄さん、もうお寿司屋に電話してもいい?」
シグルド「ああ、もちろんだ。ちゃんと特上15人前を頼むんだぞ」
セリカ「特上!?」
リーフ「イヤッホーィ!お寿司お寿司♪特上特上♪」
セリカ「あの、あのね兄さん!」
シグルド「おお、そうだ。折角だから、庭に記念樹でも植えよう。
     うむ、そうと決まれば早速買いに行かなければ。
     姉上、今から苗を買ってきますので、出前が来たらここから払っておいてください」
ミカヤ「(シグルドからヘソクリを預かり)ええ、わかったわ。それにしてもよくこれだけ貯めたわね。本当に使っちゃっていいの?今更だけど」
シグルド「もちろんです。セリカが私の言っている事をわかってくれた記念の日ですから。
     ん?どうしたセリカ、そんな青白い顔をして。何かあったのか?」
セリカ「あのね、兄さん、実はわたしね……」
リーフ「兄さん、お寿司屋さん3、40分で来るって
シグルド「おお、そうか、それなら早くしないとな。
     それじゃセリカ、いってくるよ」
セリカ「……いってらっしゃい……」

セリカ「……どうしよう(涙)……」