44-13 の変更点

13 :ある朝の魔人:2012/06/02(土) 00:57:09.20 ID:8kChINLc
 ~ファウダー家~ 

ロリルフレ「クロム、お茶が入ったわ」 
クロム「ありがとう。悪いなルフレ、こんな朝早くに」 
ロリルフレ「いいのよ。たまたま早く起きただけだから。クロムはジョギングの帰りだったのよね?」 
クロム「ああ。日課でな」 
ロリルフレ「たゆまぬ鍛錬ってわけね。立派だわ」 
クロム「そんな風に言われるとこそばゆいな……」 
姉ルフレ「おはよう……あら、クロムじゃない」 
クロム「おはよう、ルフレ」 
ロリルフレ「かくかくしかじか」 
姉ルフレ「なるほど、ジョギングの帰りね。お疲れさま、クロム」 
クロム「いや……しかし、なんだ」 
姉ルフレ「なに?」 
クロム「起き抜けだって言うのにいつもと全然変わりないな、お前」 
姉ルフレ「ああ。まあ……いつどんな来客があるか分からないからね」 
ロリルフレ「そうね。うちの兄弟は何でだかやたらと交友関係が広いから」 
姉ルフレ「もっとも、そんなことお構いなしに気を抜いてる子もいるんだけど」 
クロム「ほう。誰だ?」 

 ガラッ。 

妹ルフレ「……うー……おふぁようございます……」 
クロム「……」 
妹ルフレ「んえ…… …… !? く、クロムさんっ!? な、なんで……!」 
ロリルフレ「かくかくしかじか」 
妹ルフレ「そ、そうだったんですか、それはお疲れさまで」 
姉ルフレ「それより妹ちゃん。いいの、その格好」 
妹ルフレ「へ……え、あっ……!」 

 ピシャッ! バタバタバタバタ……ドスン!」 

ロリルフレ「あ、転んだ」 
姉ルフレ「いくらなんでも慌てすぎよ……まったくあの子ったら」 
クロム「……」 
ロリルフレ「……クロム、戻ってきて」 
クロム「……お、おお。なんだ、どうした?」 
姉ルフレ「いやそれはこっちの台詞なんだけど……そんなに衝撃的だった? 妹ちゃんのあれ」 
クロム「あ、ああ……なんというか、み、見事なジャージスタイルだったな」 
ロリルフレ「ちい姉さん家だといつもあんな感じよ」 
姉ルフレ「妹ちゃんの衝撃的な場面に出くわすのはクロムの習性みたいなものだけど……今回は方向性が違ったわね?」 
クロム「いやまあ……なんだ、何というか……」 

 ガラッ。 

妹ルフレ「……お、おはようございます、クロムさん」 
クロム「お、おう……」 
ロリルフレ(うわ。ばっちり決めてきた) 
姉ルフレ(家の中でそんなフリフリのはないでしょ……せめていつも通りの戦術師服でいいのに) 
妹ルフレ「……お、お茶、わたしももらえますか?」 
ロリルフレ「はいはい」 
14 :ある朝の魔人:2012/06/02(土) 00:57:41.63 ID:8kChINLc
クロム「……」 
妹ルフレ「……」 
姉ルフレ「……」 
妹ルフレ「……ち、違うんですよ!?」 
クロム「うおっ……な、なにがだ?」 
妹ルフレ「いつもあんな感じってわけじゃなくて、きょ、今日はたまたま……!」 
姉ルフレ「見栄張らないの。いつもああでしょうが」 
妹ルフレ「ね、姉さん……!」 
姉ルフレ「まったくもう。だから軍師たるもの常に気を抜かないようにっていつも言っているのに」 
クロム「いや、軍師はあんまり関係ないんじゃないか……?」 
妹ルフレ「うう……あ、ある意味裸を見られるより恥ずかしいです……」 
クロム「は、裸……」 
妹ルフレ「ちょ……な、なに想像してるんですかクロムさん!?」 
クロム「うおっ……べ、別に何も想像してないぞっ!?」 
妹ルフレ「嘘ですっ、鼻の下が伸びてましたっ!」 
クロム「ほ、本当か!?」 
姉ルフレ「ええまあ、それなりにね」 
妹ルフレ「も、もう……相変わらずムッツリなんですから」 
姉ルフレ「いやいや。自分で裸がどうとか言い出しといて、そこで怒るのは筋違いでしょ」 
妹ルフレ「あう……」 
クロム「……」 
妹ルフレ「……」 
姉ルフレ「……あー。わたし、ちょっと用事思い出したわ」 
妹ルフレ「えっ……ちょ、ね、姉さん!?」 
姉ルフレ「じゃあクロム、ちょっと失礼するわね。後はいろいろとごゆっくり」 
クロム「い、いろいろ……!?」 
妹ルフレ「変な想像しないでくださいっ!」 

 ~部屋の外~ 

ロリルフレ「……」 
姉ルフレ「……やっぱり見てたわね」 
ロリルフレ「姉さんこそ。用事なんて嘘でしょ」 
姉ルフレ「そりゃね。どうなってる?」 
ロリルフレ「無言のままだわ。ああでも、クロムなんか想像してる。顔がやらしい」 
姉ルフレ「相変わらずムッツリね……」 

クロム「……」 
妹ルフレ「……あのう」 
クロム「うおっ!? い、いや、何も想像してないぞっ!?」 
妹ルフレ「いや聞いてないですから」 
クロム「う……」 
妹ルフレ「そうじゃなくてですね……あの、幻滅しました?」 
クロム「え?」 
妹ルフレ「あの、さっきの……」 
クロム「あ、ああ……いや、確かに衝撃的ではあったが、幻滅はしてないぞ?」 
妹ルフレ「ほ、本当ですか?」 
クロム「ああ。家ならみんなあんなもんだろう。うちはリンがちょうどあんな感じだしな」 
妹ルフレ「えっ、リンさんが?」 
クロム「ああ。中学時代のジャージを未だに寝間着にしててな。胸がぱっつんぱっつんだから目のやり場に困るといつもマルスが」 
妹ルフレ「な、なんでそうやらしい方向に持っていくんですか!?」 
クロム「えっ、い、いや、違う! あ、あとはそうだ、エフラムなんかなぜか作務衣にタオル巻いて出てくるし、 
     リーフはたまに葉っぱ一枚でヘクトルなんか暑い日は素っ裸でぶらぶらさせながら」 
妹ルフレ「す、ストップ! それ以上はなんか本当にまずい気がしますよっ!?」 
クロム「お、おうっ……」 
15 :ある朝の魔人:2012/06/02(土) 00:58:14.77 ID:8kChINLc
妹ルフレ「……と、ともかく、幻滅はしていないと……」 
クロム「あ、ああ……いや、と言うか、な」 
妹ルフレ「え?」 
クロム「……いつもキリッとしてるお前の、力を抜いた姿を初めて見られてなんかこう……新鮮だったというか」 
妹ルフレ「……!」 
クロム「そ、それになんだ。将来的なアレを考えるとああいう無防備な姿に今の内から慣れておくのも悪くないと言うか」 
妹ルフレ「く、クロムさん……!」 
クロム「……ほ、本気だからな?」 
妹ルフレ「……は、はい……」 
クロム「……」 
妹ルフレ(……ああ、なんだか図らずもいい雰囲気になっちゃってるけど、 
     やっぱりさっきのは恥ずかしい……! で、出来ればクロムさんの記憶を消したいぐらいで) 

 ドタドタドタドタドタドタ、ガラーッ! 

マーク♀「おはよーございますっ!」 
マーク♂「おはよーございますっ!」 
クロム「うおっ……!?」 
妹ルフレ「ま、マーク!?」 
ファウダー「フハハハハハハ! グッドモーニングだ子供たち! 実に爽やかで爽快な朝であるっ!」 
クロム「ふぁ、ファウダー……!」 
ファウダー「む? これはこれは、婿殿ではないか! フハハハハハハ! 朝帰りならぬ朝訪問とはさすがであるな!」 
マーク♀「さすがムッツリ王子!」 
マーク♂「性欲キングですね!」 
クロム「何を言いたい放題言ってる!? というか、ファウダー……!」 
ファウダー「なんだ?」 
クロム「あんたのその格好はなんだ!? なんで上半身裸で頭にターバン巻いてるんだ!?!?」 
ファウダー「フハハハハハハ! 寝間着である!」 
クロム「マジかっ!?」 
マーク♀「ターバンはわたしたちもお揃いです!」 
マーク♂「色違いですよ!」 
クロム「聞いてないっ!」 
ファウダー「ちなみに寝床はランプ型だ! ジャファー的に考えて!」 
クロム「それも聞いてない……っ!」 

妹ルフレ「……(ポカーン)」 
姉ルフレ「……助かったわね」 
妹ルフレ「え……?」 
姉ルフレ「父さん、本当はさっき、もっと静かに降りてきたんだけどね。 
     部屋の中のあんたの表情覗き見るなりいきなりあんな音高く突撃して」 
妹ルフレ「は、はあ……?」 
ロリルフレ「クロムの記憶、これですっかり飛んじゃったんじゃない?」 
妹ルフレ「……!」 
ロリルフレ「父さんに感謝しなくちゃね?」 
妹ルフレ「うう……ふ、複雑です……」