8-286 の変更点

286 名前: フラグはどこから生まれるか分かりません [sage] 投稿日: 2008/02/19(火) 23:21:25 ID:hD8Qo8sa
 ~兄弟家、朝~ 

シグルド 「やあおはようみんな、気持ちのいい朝だな」 
ミカヤ  「おはようシグルド」 
エリウッド「おはよう、兄さん」 
リン   「ヘクトルはまだ寝てるのね……ったく、しょうがない奴……」 
エフラム 「……」 
イドゥン 「……」 
マルス  「やあ、でもホント、いい天気ですね」 
エリンシア「そうねえ。洗濯物がよく乾きそうだわ」 
ロイ   「今日は放課後サッカーして遊ぼうと思ってたんだよね。晴れてよかったなあ」 
セリカ  「ねえアルム、学校が終わったらちょっと出かけない?」 
アルム  「ああ、いいねえ」 
シグルド 「ははは、お前たち、ほどほどにしないと兄さんキレちゃうぞぉ?」 
エフラム 「……」 
イドゥン 「……」 
ヘクトル 「ふあーあ……眠ぃな、ったく」 
セリス  「もう、ちゃんと起きなきゃダメだよ、兄さん」 
エイリーク「おはようございます、ヘクトル兄上」 
ヘクトル 「おう……チッ、そろいもそろって健康な連中だぜ……」 
リン   「あんたも見習いなさいっての」 
エフラム 「……」 
イドゥン 「……」 
エリンシア「さあさみんな、そろそろ朝ごはんにしましょうね」 
アイク  「早くしてくれ、腹が減った」 
ロイ   「あはは、アイク兄さんは今日も腹ぺこだね!」 
リン   「ほら、早く座りなさいよヘクトル」 
ヘクトル 「わーったよ」 
シグルド 「よし、みんな座ったな? それではいただき」 
リーフ  「あの……ちょっと待って」 
エイリーク「……? どうしたのですか、リーフ?」 
マルス  「急に変な顔して」 
リーフ  「いや……みんな、多分あえて突っ込みを避けてるんだと思うけど……」 
エフラム 「……」 
イドゥン 「……」 
ロイ   「……やっぱ、言わなきゃダメ?」 
リン   「……なんか、面倒なことになりそうで……」 
マルス  「ま、言いだしっぺなんだからリーフが聞いてよね?」 
リーフ  「クゥッ……! この人でなし……っ! 
      ……あのー、イドゥンさん?」 
イドゥン 「……なんでしょう」 
リーフ  「いや、あの……なんで、朝っぱらから我が家に来てるんですか?」 
エリンシア「気付いたらいらっしゃったのよねえ」 
ミカヤ  「どこから入ったのかしら……」 
リーフ  「で、ついでに……どうして、エフラム兄さんを穴が開くほどじーっと見つめてらっしゃるんですか?」 
エフラム 「……正直、凄く落ち着かん」 
イドゥン 「分かりました……説明します。昨日……」 

287 名前: フラグはどこから生まれるか分かりません [sage] 投稿日: 2008/02/19(火) 23:22:27 ID:hD8Qo8sa
 ~前日、竜王家~ 

イドゥン 「……ヤアン」 
ヤアン  「む……なんだ?」 
イドゥン 「ミルラとチキとファは……?」 
ヤアン  「さっき、玄関先で見かけたが……どうした?」 
イドゥン 「妹達と遊ぶのは姉の義務……」 
ヤアン  「……クククッ……自分から妹の世話を焼きたがるとは。なかなかいい傾向だな」 

イドゥン 「……いた。ミルラ」 
ミルラ  「? なんですか、イドゥンお姉ちゃん」 
イドゥン 「遊んであげるわ……おいでおいで」 
ミルラ  「え……ええと、わたしたち……」 
イドゥン 「……? どうしたの?」 
チキ  「あのね、これからエフラムのお兄ちゃんの家に遊びに行くの!」 
ファ  「行くのーっ!」 
イドゥン 「……昨日もそうだったわね」 
ミルラ  「はい……あの、約束があるので……」 
イドゥン 「……気をつけていってらっしゃい」 
チキ   「うん! いってきまーすっ!」 
ファ   「きまーすっ!」 
イドゥン 「……」 
ユリア  「あら、イドゥンお姉さま、どうなさったのですか?」 
イドゥン 「……最近、ミルラたちが遊んでくれないわ……」 
ユリア  「……それは、なにか逆なのでは……?」 
イドゥン 「……さみしい……」 
ユリア  (ああ、いつも無表情なイドゥンお姉さまが、心なしかしょんぼりしてらっしゃる!) 
イドゥン 「……ミルラたちは、エフラムという人が好きなのね……」 
ユリア  「ええ、そうですね。ずいぶん懐いているようですし……」 
イドゥン 「……では、わたしもその人のようになって妹達に好かれなければなりません……」 
ユリア  「え? あ、あの、イドゥンお姉さま?」 
イドゥン 「……行ってきます……」 

 ~回想終了~ 

イドゥン 「……そして、一晩かけてこの家にたどり着きました」 
ロイ   「どおりでボロボロだと……」 
リン   「なるほど……つまり、エフラム兄さんを参考にして、どうしたら妹達に好かれるか知りたい、と」 
イドゥン (こくん) 
マルス  (……ロイ。ひょっとして、この人天然なのかい?) 
ロイ   (うん、まあ、そういう傾向はあると思う) 
イドゥン 「……よろしくお願いします」 
エフラム 「参ったな……」 
イドゥン (じーっ……) 
エフラム 「いや、そんな見られても……そもそも、俺は別に特別なことをやってるわけでは」 
イドゥン 「……こちらの誠意が足りないのですね」 
エフラム 「は? いや、そういうわけでは……」 
イドゥン 「……こういうときは、礼儀正しく……」 

 と、三つ指突いて頭を下げるイドゥン。 

イドゥン 「……ふつつかものですが……」 
エフラム 「お、おい!? それはなんかいろいろ間違ってるぞ!?」 

288 名前: フラグはどこから生まれるか分かりません [sage] 投稿日: 2008/02/19(火) 23:23:18 ID:hD8Qo8sa
ミカヤ  「(ピキーン!)エリンシア!」 
エリンシア「(ピキーン!)お姉さま!」 
ミカヤ  「年下過ぎる女の子たちとばかり仲良しなエフラムに!」 
エリンシア「とうとうまともな出会いが!」 
二人   「これは是非とも行くところまで行ってもらわなければ!」 
エフラム 「ちょ、ちょっと待て! これのどこがまともな出会いだ!?」 
イドゥン 「……受け入れてもらえたようでよかった……」 
エフラム 「受け入れてない!」 
イドゥン 「……ふられたわ……」 
ロイ   「ああ、イドゥンさんがしょんぼりしてる!」 
マルス  「ひどいよエフラム兄さん、いくら相手がロリっ娘じゃないからって!」 
エフラム 「そういう問題じゃない!」 
イドゥン 「……」 
エフラム 「……はぁーっ……分かった、好きなだけ俺の生活を観察するがいいさ…… 
       見たところで何が分かるわけでもないと思うが……」 
イドゥン 「……ありがとう……これでいいお姉ちゃんになれます……」 
ロイ   (なれないと思うけどなあ……) 


 ~数日後、竜王家~ 

ミルラ  「ううぅー……」 
ユリア  「ミルラ、お願いだから落ち着いてちょうだい」 
ミルラ  「でも……イドゥンお姉ちゃんが行方不明です。エフラムも一緒だって噂があります。怪しいです怪しいです……」 
ユリア  「困ったわ……セリスさまにお尋ねしても、どこに行ったかは分からないと仰っていたし……」 
ユリウス 「案外行くところまで行っちゃってるんじゃ……ちょ、ユリア、ナーガは勘弁……アッー!」 
ミルラ  「おおおお、お姉ちゃんもエフラムが好きだったのですか! 大変です大変です、思わぬところに強力なライバルが……!」 
ユリア  「お願いだから落ち着いてちょうだい……」 
イドゥン 「……ただいま」 
ミルラ  「イドゥンお姉ちゃん!」 
イドゥン 「……ミルラ……今日も可愛いわ……おいでおいで」 
ミルラ  「うう……お姉ちゃん、エフラムとどこまで行ったのですか!?」 
ユリウス 「うお、直球!」 
ユリア  「あの引っ込み思案だったミルラが……! やはり、恋は人を強くするのですね……」 
イドゥン 「……どこまで?」 
ミルラ  「はい、どこまで行ったのですか!」 
イドゥン 「……竜殿」 
ミルラ  「……はい?」 
イドゥン 「ちょうどいいわ。ミルラ、一緒に行きましょう」 
ミルラ  「は、はい? ええとあの、どこに……?」 
イドゥン 「修行」 
ミルラ  「はいーっ!?」 

ミルラ  「……」 
イドゥン 「……おかしいわ……エフラムさんと同じことをやったのに、ミルラが口を利いてくれなくなってしまった……」 
ユリウス 「……そりゃ、三日三晩紋章町中を修行に連れまわしてればなあ……」 
イドゥン 「何か間違えたのかしら……いいお姉ちゃんへの道は遠いわ……」 

イドゥン 「……というわけで、また参考にさせてもらいたく……」 
エフラム 「またか!?」 
イドゥン 「……ふつつかものですが……」 
エフラム 「それはもういい!」 
エリンシア「ようこそいらっしゃいました!」 
ミカヤ  「この修行バカでよろしかったら、いつでもいくらでも連れまわしちゃってください!」 
エフラム 「おい!?」 
イドゥン 「……受け入れてもらえたようでよかったわ……」 
エフラム 「……勘弁してくれ……」