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Microsoft Expression Encoder X
KTE開発者さまの掲示板でのやり取りです。
どうやらMSが色々制限をつけて、結果的に現状(EE4pro)でのH.264配信は難しいようです。
- WMV
- H.264圧縮が項目に出ない
- IIS Smooth Streaming
- output streaming→broadcastの選択できない
- output streaming→broadcastの選択できない
これらを認識した上で、下記駄文をどうぞ。
駄文
Expression Encoder 4 でついにH.264形式でのエンコードが実装されました。
恐らく、ライブエンコードでも使用できると思われます。
ちなみに執筆現在(2010/07/18)は英語圏のみの販売で
まだ日本での販売は開始されていません。
価格は・・・まぁ何とか手が出るレベルかと。予想価格2,3万円ほど。
ちなみにこの Expression Encoder シリーズは
Windows Media Encoder シリーズの後継品の位置づけです。
WMEはVer9で開発終了。10は絶対に出ません。
MS社のSilverlight開発環境の公開プレゼンで
直接技術者の方に確認したので間違いないです。
Expression Encoder は Silverlight を100%活かすための
Web2.0対応リッチアプリケーションとして開発がスタートしています。
私が拝聴しに行った当時(まだEE2の開発段階)では
ライブエンコーディング機能はまだまだで、「当分WME9から離れられないかな」
と思っていたのですが、EE4の方向性を見る限り、ライブエンコードにも
力を入れてくれそうです。
ちなみに、30fps以上のエンコーディング実装には難色を示していました。
ライブエンコーディングのFPSはいくつまで対応していますか?
と確認を取ってみたところ、30までとのことです。
実際に操作してみていいですか?と、少々設定項目を弄らせていただいたところ
やはり30までのようです。
しかもWME9と違い、スライダー形式の固定FPSでした。
(15/18/21/24/30があったかな・・・確か)
が、つい最近、家庭用ハンディカムビデオカメラが
各メーカー共についにフルハイビジョン(1080/60p)へ対応したため
ExpressionEncoderの60fps対応は来ると踏んでいます。
EEの販売価格帯を見る限り、法人より個人をターゲットとしている感じがあるので。
まぁ何にせよ、EE4でH.264に対応したことで
ようやく WME9 + SCFH DSF と比較できる段階に来たと思います。
H.264で画質を取るか、SCFH(WME9)のレイヤー機能を取るか。
SCFHがEEに対応してくれれば最強ですが、開発ページがあんな感じの
壮絶な侵食状態ですので、こちらはあまり期待できません。
あの状況下でツール開発が出来るとは思えない・・・
何はともあれ、いち早くEE4を導入してH.264コーデックで
ライブエンコード公開(配信)したら、自慢していいと思いますよ。
実際どの程度効果があるかは分かりませんが
H.264のコンセプトは『低ビットレートでより効率の良いエンコード、画質』なので
FEZ配信では期待できるかと。
(元々は携帯電話端末での通信再生を想定していたんでしたっけ?)
ちなみに私はEE6辺りまで様子を見ます。
まだ慌てるような時期じゃない・・・
参考
- http://blogs.msdn.com/b/windows_multimedia_jp/archive/2010/06/15/expression-encoder-4-ee4.aspx
- http://blogs.msdn.com/b/windows_multimedia_jp/archive/2010/06/25/expression-encoder-4-expression-encoder-4-pro.aspx
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- 次世代音質考察
- 次世代画質考察
- やり込み
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