飲んだ者にバーサクまたはそれに準じた効果を与える酒。
元ネタはローマ神話に出てくるワインの神様のこと。ラテン語のバックスを英語読みしたもの。
更に起源を遡ればディオニューソスというギリシア神話に出てくるお酒の神様がバッカスの元ネタ。
- この神様をあがめる過激(酒乱?)な巫女さん達をマイナデスという。
- 現実にもこの名を冠したアルコール入りのチョコレートがある。
- やはりブランデーかな?(製法としては異なるが、成分的にはワインを蒸留(凝縮)したものがブランデー。)
- 酒の神から転じて酒豪の代名詞となっているからか、FFシリーズにおいても「狂戦士状態に陥るほど強力な酒」という扱いになっている…のだがバッカスには神話でのある逸話から「実は下戸なのでは」という説もあったりする。
ゲームの仕様上、装備変更やデスペルでバーサクの効果を打ち消せるのだが、このアイテムを使って発生させた場合は装備変更やデスペルで酔いが覚める、という訳がわからない状況となる。
FF2
攻撃力を上げ、回避率を下げる酒。
バーサクがあれば殆ど使わないであろう。
FC版とPS版での使用時の表記は「さけ6」となっている。
- 回避率は実感では下がってるようには感じない。
宝箱には入っておらず、時期限定の敵のゴートスが落とすのみ。
なにげにレアアイテム。
- だがしかしこの頃にはアイテムの所持制限がかなりタイトになってくるため拾った先で使われる可能性が高い。GBA版以降だと安心してコレクションできるのだが。
- なお、WSC版以降なら、神経衰弱(エクストラモード)で8ミスした時にも入手可能なので、コレクターならそれでひとつ手にいれておけばいい。
- ゴートスはこれよりはるかに有用な武器リッパーナイフを唯一落とすので、神経衰弱に頼らずともそちら狙いで狩り続けていたら自然と入手できている場合も多い。
一応、回避率が下がること以外はバーサクの本と同じなので、使って使えないことはない。
なので、高レベルのバーサクがなくかつ回避率が下がっても良いなら、PS版以前でもある程度はストックしておいても損はない。
FF2(GBA版以降)
GBA版以降のSORでは、ゴートスとドロップテーブルが同じ敵がいないので、登場しない。
まぁ、こっちにはもっと強力なバーサクをかけられる武器があるので、別に困らないのだが。
FF2(PSP版以降)
PSP版以降は秘紋の迷宮の「理想郷」フロアでも入手可能になった。
FF3
使うと攻撃回数が上がるアイテム。
序盤で使うと、「スカ、スカ」な攻撃が「ズドドドド」に変わるのが爽快。
片手当たり3回上がる。
白魔法のヘイストと違って多段ヒット判定はないが、
ミス判定もないので確実に片手当たり3回上げてくれる。
トックルの村で1個拾える。
まどうしハインやガルーダを通常ジョブで強引に殴り倒すのに使える。
ガルーダ撃破後はヘイストが買えるようになるので、使うならこのどちらかのボス戦になるだろう。
あるいは高火力でゴリ押ししてくる難敵サラマンダー相手に使うか。
- 個人的にはハイン相手だと物理攻撃で3桁ダメージを与えられるようになるので爽快かつ楽。
ヘイストが手に入る前には1個しか手に入らない。ヘイスト入手後にはそこそこ手に入る。
ヘイスト入手前に手に入る個数がもうちょっと多ければ面白かったかも。 - アイテムドロップの問題のため、モンスターからは入手できない。個数限定アイテム。
アイテム変化で入手する場合にはかみがみのいかりを変化させていくのが有効。 - アイテムの中では非常に有用(攻撃アイテムの特徴の「知性0でのダメージ量」にならないので)。
それを知らずに直後のメデューサ戦で使ってしまい後悔するのもFC版プレイヤーの誰もが一度は通る道。
使用した対象に白魔法のヘイストを3回ヒットさせる効果。
本来ヘイストは精神の値で命中率が、精神とレベルと熟練度で試行回数がそれぞれ増加するのだが、アイテムであるため命中成功回数が予め決まっているのとヘイストの特性により魔法回避の判定が行われないことから3回固定となる。
なお、ダメージを与えるアイテムの場合も同様に攻撃回数は予め決定されているが、魔法回避の判定が行われることや、知性がダメージ量に影響していることから、バッカスの酒と異なり使用者によって成果に違いが出る。
FF3(DS・PSP・3D REMAKE版)
3DR版ではFC版と異なり、攻撃回数ではなく対象の素早さを1.2倍にする効果に変更された(ヘイストも同様)。
ドロップ品で手に入るようになった。
浮遊大陸の海、ギサールがある外側の海で出るモンスターはどれも落とすため、熟練度稼ぎついでに狙うといい。
ハインは風水師で、ガルーダはアイテム攻撃でと抜け道ができた。
最初に手に入る1個は、強ボスになったメデューサか、殴り合いに終始することになるゴールドル戦で使うといい。
FF4
使うと単体にバーサクの効果。ラスダンでは「たたかう」以外に能がないセシルに主に使われる。
魔法のバーサクと違い必中なのが利点。
ただしバーサク耐性のある防具を装備していると効果が無いので注意。
デモンズウォールなどには効果的。男性陣にヘイストとセットでどうぞ。
- オーディン戦にも。
- 攻撃力が上がるだけでなくコマンド入力も不要となる。
FF4のATBシステムは他作品に比べてコマンド入力時のゲージの進み方が早くなっているため
それが不要になるだけで手数が目に見えて増える。
セシルは勿論、手裏剣が揃ってない頃のエッジにも有用。
更にジャンプがそれ程有用な場面でなければカインにも飲ませてしまって構わない。- 手数が増えるのはSFC版・PS版に限られる。
理由は、コマンド入力しない行動が優先される仕様のため、バーサク状態にすると優先して行動できる。
WSC・E3版だとこれが逆になるので行動頻度が激減し、逆にピンチを招きかねない。
E4版ではコマンド入力する/しないに関わらず、どっちも優先されなくなった…が、
バーサクはそもそも行動頻度がデフォルトで減るため、使いづらいことに変わりはない。
(SFC・PS版では行動優先が単にそれを補って余りあるだけである)
- 手数が増えるのはSFC版・PS版に限られる。
- 攻撃力が上がるだけでなくコマンド入力も不要となる。
人を酔わせて酒乱化させているだけなので現実的なアイテム。
- 使いすぎると急性アルコール中毒で死亡するならもっとリアルだったな。誰得仕様だが。
- 混乱の効果があればもっと現実的だけどな。
- 敵に飲ませまくるという使い方があるじゃないか 。
戦闘中、このアイテムを選択したキャラが飲むらしく、別のキャラには使用できない。
非売品だが、オーガ、バーサオーガ、モルボルが落とす。
また各地の壺を調べるとけっこう手に入る。
売値は100ギル。
64階層バグ利用してヤンを最終メンバーにしたいなら、ヤンにも有効だ。猫の爪二刀流版アヴェンジャーの完成だ。状況次第で「ためる」と使い分けよう。
FF4イージータイプ
登場していない。
FF4(GBA版)
追加モンスターのモルボルグレートも落とす。
FF4(DS版)
幻獣の町で3800ギルで売られるようになり、非売品では無くなった。
- 買えるようになったと言っても、売値は従来通り100ギルのままなので悪しからず。
FF4TA
FF5
この作品では薬師の調合でのみ使う事ができる。
→特技/【バッカスの酒】
FF12
味方1人を狂戦士状態にする。
しかし成功率は50%。
各地のショップで120ギルで購入できるほか、交易品「強めの酒」(地竜の皮×2)で3個手に入る。
本作ではニホパラオアと併用することでバーサク治療にも使用可能。
- それって酒を呑んで正気に戻るってやつだな…。最早何が何だかわからないぞ。
- 迎え酒?
- 「効果逆転のアクセサリ」の時点で突っ込んだら負けだぞ…?
自分達に使用して火力UPするモンスターもいる。
魔法のバーサクは基本命中率60%なので、重装備の攻撃役が自分に使うならバッカスの酒と大差ない。
狂戦士がとにかく強力な上に加ダメチャージ強化でMP供給も促進されるため、飲む機会はかなり多い。
魔法バーサクと違い、シェル状態でも命中率が落ちない。
範囲魔法が強力な相手なら、シェルして酒で狂戦士化が安定しやすい。
- 詠唱時間0の即時発動という点もバッカスの酒の特徴。
FF12IZJS
狂戦士状態を発生させる確率が50%から100%になり、実用性が高まった。
バーサーカーが追加されたことで、有事の際に融通の利かない手動付加の価値は下がっている。
バーサーカーならデスペルしなくても装備を外すだけで狂戦士を解除できる。
FF14
クエスト用アイテム。メインクエストにて探し求めることとなる。
バッカスグレープを用いて作られる最高級のワイン。
しかし第七霊災ですべて喪失してしまった。
FFT
アイテムとしては登場しないが、儲け話に「バッカスリキュール」として出てくる。
貿易都市ドーターにあるバッカス酒造の主力商品で、イヴァリース全国で人気があるお酒。
- BraveStory 「対決! 妖魔リリス!」
バッカス酒造の主力商品は、バッカシードという木の実から作られた「バッカスリキュール」だ。
当社が集中して襲われた原因も、この実の強烈な甘匂にある。
山賊団と思われていたモンスターのグループは、妖魔リリスを筆頭に度々その匂いにつられて襲っていたのだ。
我々の活躍により妖魔リリスを撃退。これでイヴァリース中においしいお酒が届くことだろう。
聖剣伝説
一時的に力がアップする。
TFF
表記は「バッカスのさけ」。
BMSでステージ開始時に使用され、パーティ全員のちからを15%増加させる。
TFFCC
装備アイテムとしての効果は前作同様。
クエストメドレーのマップ上でも使用可能になった。
次のステージ開始時に効果が発動し、パーティ全員のちから15%増加。
FFEX
一定時間、敵から攻撃を受けてもひるまなくなる。
FFRK
「バッカスの酒【II】」。FF2共鳴のレア4のアクセサリとして登場。
効果は攻撃力+20。