アビリティ/【おもいだす】

Last-modified: 2023-12-03 (日) 11:02:32

FF4

テラの固有コマンド。
老体ゆえほとんどの魔法を忘れてしまったテラが、なんとか強力な魔法を思い出そうとする。
成功すると黒魔法のバイオブレイクデストルネドのどれかが発動する。
このアビリティの最大の難点は、成功率がやたら低いこと。
失敗した場合、何もしないかファイアなど低レベルの魔法が発動する。
MPはきっちり消費するので、成功してもMPが足らなかったら不発になってしまう。
思い出すといっても、唱えられるのはそのとき限りで、唱えられる魔法のリストに加わるわけではない。
すべての魔法を思い出す試練の山のイベント以降はこのコマンドはなくなる。


しかし其れまで「思い出せた」はずのデスだけは、何故だか使えなくなっている。
別に使いたいわけでもないが、不思議な現象だ。
記憶の中にはない未知の呪文を即興で唱えていたのだろうか?


本来単体攻撃のトルネドが全体化するという微小なメリットがあることはある。

  • デスも全体化する。コマンド選択時に敵全員にカーソルが合っているため。
  • 「デス」や「トルネド」が全体化するというよりは、「おもいだす」が敵全員に有効なのが原因。何が発動しようが関係ないと思われる。

記憶のメカニズムは「記銘(物事を記録する)」「保持(記録した情報を保存する)」「想起(保存した情報を思い出す)」の3つからなる。
いわゆる高齢者の「物忘れ」は、主に脳の病変による「認知症」と、加齢により当然に発生する「健忘」がある。
認知症の場合3つのメカニズム全てに障害が発生(思い出せないだけではなく、新しく記録できず、記録済みの情報を保持することもできない)する事が多いが、テラの場合は想起に失敗することがあるだけで、別に記銘や保持の部分に問題は発生していない。
要はテラは別に「ボケてない」ということである。年相応の思い出しにくさが生じているだけで。


人間は、過去の辛い記憶(一般に精神的外傷と呼ばれる)を、意識の奥底に封じ込めることが多い。
賢者テラも、若いころはその才能のままに強力な魔法を身につけていた。
ところがそれが災いし、会得した魔法により多くの人を傷つけてしまう。
辺境の地でひっそりと暮らすようになったテラは、老いとともに昔覚えた強力な魔法を忘れてしまった。
必死で思い出し、運よく唱えられても、戦闘終了とともに忘れてしまう。
基本的な魔法以外忘れてしまったのは、過去の精神的外傷が、少なからず尾を引いているせいなのかもしれない。
(ファミ通1992年10月23日号『FF新聞』より)

FF4イージータイプ

その成功率の低さのせいか、イージータイプでは削除されている。

FF4(DS版)

上と同じだが、デカントアビリティとしても登場する。
ゾットの塔のイベントでテラが力尽きた後に出現する光るものを、カインに話しかける前に調べると入手できる。
デカントレベル1なので必ず出て来るが、この機会を逃すと手に入らないので注意。
成功時に発動する魔法は上記の黒魔法ではなくバブルブレイブフェイスなど。


イベントで全ての記憶が戻るが、思い出す魔法にバブルやブレイブは含まれていない。
何を思い出していたんだろうか。

  • 思い出そうとして従来にない魔法の組み合わせとかでたまたま発動という感じではなかろうか。
    言うなれば科学などで新しい定説などを生み出すようなものか。そういう点では賢者という能力とも言えるかもしれない。
  • ガーランド「多くの者は、自らが生を受けてから、現在に至るまでの体験に…」
    ってセリフがあるから、もしかしたら…

認知症には記憶の欠如の他、情緒不安定、記憶の改ざん・改変といった症状もあるから…。

  • 改変された記憶にある魔法の呪文が合っているというのもすごい。

これもほかのキャラに覚えさせられるが、ガリヤンなどの脳筋が魔法を『思い出す』のはシュール極まりない。

  • 彼らだって「魔法竜騎士」や「マジックモンク」を目指していた時期があったかもしれないじゃないかw
    • マジックモンク…アルケミスと呪文でも使うのだろうか。あと、一撃で敵を倒したり。
  • とは言え、その使えなさから離脱キャラ用と考えると、ヤンが妥当。ガリは離脱しまくるが、最終メンバーだし、シドはそもそもMPが無い、フースーヤは渡すところまで温存するのが難しい ヤンやシドの離脱タイミングでは捨てられるアビリティが限られる

リディア以外のラスメンに黒魔法を使わせる唯一の手段。
しかし信頼性にかける・知性が低いとあまり意味ない・発動した魔法に関わらず発動に3ターン要する(最下級魔法が発動したら、少なくとも必要ターン数面で損をする)・バブルやブレイブ、フェイスはふたりがけでも使える、と不遇。
敵の攻撃が激しく一手の無駄も許されない終盤でこれを使うような余裕はほとんどないだろう。
デカントレベルのためにシド・ヤン・フースーヤあたりに習得させるのが常套。


レベル71以降でのステータス上昇値は、MP+5・知性+1。
悪くはないが、はやくちくろまほう等でも十分代用が効くといった点から特筆すべき所もない。
せいぜい周回プレイで余ったやつを戦士系キャラの育成用に使うぐらいだろうか(最強育成に特別必須でもないが)。


敵(?)では開発室に出現するおどりこーが使用する場合がある。

TFF

シャントットシドリディアが覚えるアビリティ。CP8。
前の2人はレベル35で、リディアはレベル25で覚える。
他のキャラクターも「おもいだすの書」を使えば覚えられる。
曲が半分まで到達すると、自動で発動。魔法タイプアビリティのどれかを使う。
ただし制限は受けるようで、FMSでファイアなどの攻撃魔法は発動しない模様。


これの威力はアビリティ使用者の魔力に比例する。
ので、魔力がそこそこあるのに魔法アビリティを覚えないバッツやヴァンなどに覚えさせるのもアリ。

TFFCC

条件発動系の特殊アビリティ。必要CP8。
曲が半分まで進むと発動し、魔法タイプアビリティの中のどれかの効果が発生する。


今作では強力な魔法アビリティも増えたため、間接的に有用性が増した。
ただし味方もダメージを受けるジハードも追加されたため、不意に大ダメージを喰らう恐れが生まれたことには注意。


修得するのは前作で覚えたリディア(50)、シャントット(15)と、ビビ(20)、ガーネット(25)、エーコ(20)、ティナ(20)を加えた6人。
FF9のサブキャラ勢が揃ってこれを修得する。逆に、シドは覚えなくなった。
ただし「おもいだすの書」を使えば、後天的に誰でも修得は可能。

PFF・PFFNE

テラプレミアムスキル
チャージ速度は高速、対応メメントはALL。
黒魔法と白魔法を同時に2つ思い出し、知恵・祈りメメントにセットする。効果は2ターン。
スキルを使うと装備していた魔法が即座に入れ替わり使えるようになるため、ALLではあるが知恵・祈り以外で使うメリットはほぼ無い。
思い出した魔法のエフェクトはFF4のものになる。


テラのプレミアムスキルは長らく実装されず、「テラがおもいだす時はサービス終了する時」などという冗談が囁かれていた。
しかし PFFが5周年を迎える間際、大事なお知らせ(サービス終了)ののち本当に実装された。

FFRK

テラの初期必殺技。表記は「思い出す」。