攻撃せずに身を守ることに集中し、敵からの被ダメージを通常よりも抑えるコマンド。
RPGでは当たり前のように存在すると思われているコマンドであるが、
FC版1・2にはなんとこのコマンドが無かった。初出はFF3である。
FFでは物理ダメージは軽減するが魔法系はできない、あるいは軽減量が低いというケースが多い。
また作品によっていろいろ仕様が異なる。
FF11のオートアタックシステムを引き継いでいるFF12には防御コマンドがない。
盗みに成功するまで待機している間など、意図的に「何もしない」場合にお世話になるアビリティ。
コマンド送りをする場合でも、ダメージを減らすため最初に防御しておくのが望ましい。
関連(防御関連の特殊コマンド):アビリティ/【まもり】、アビリティ/【まもる】、特技/【守る】
FF1・FF2(PSP版) 
幾度となくリメイクが行われている2作だが、「ぼうぎょ」コマンド実装はPSP版が初。
FF1はともかくFF2では何かしら行動したほうがいいと思われる。
両手盾で戦うなり、回復魔法を使うなり。そもそもあのバランスではあまり必要ない気がするが。
- PS版まで、特にFC版では何かすると悪影響が出るから欲しいコマンドであった。
我慢したターンは物理ダメージが半減。魔法攻撃などには効果無し。
FF1の場合、時の迷宮の能力交換やクロノディアの封印の影響を受けないコマンドでもある。
- FF2のものは珍しいことに魔法攻撃も軽減できる。しかし今作ではローテーション行動する敵がいないため、特定の魔法攻撃の被害を狙って軽減する、という使い方はできない。
せいぜい手の空いたキャラが防御して、そのキャラに単体魔法攻撃が行けばラッキー、という程度のことしかできない。システム的に噛み合っておらず、かなり残念なコマンドである。- いや、物理だろうが魔法だろうが全部半減できるんだから残念などということはなく充分有用である。
次の一撃もらったらヤバいというキャラがいるならこれを選んでおくだけで安心感が違う。
単体攻撃が防御していないキャラに当たったら損した気分になるのは確かだが、そもそも防御が必要=食らったらヤバいということなので保険としてこのコマンドの重要性は高い。
- いや、物理だろうが魔法だろうが全部半減できるんだから残念などということはなく充分有用である。
FF2(ピクセルリマスター版) 
- FF2PRの場合、両手盾でもたたかうを選択すると素手で殴ってしまうため、単純にターンを飛ばしたい場合ぼうぎょを選択するしかない。
- 特殊攻撃をしてこない敵に対し「全員防御でオートモード起動→残り1体になるまで放置」で回避回数を鍛えるのに使える。
- 盾装備時限定で、このコマンドを使用すると盾のレベルが上がれば良いのに。
と思うのは甘えですか?
FF3 
コマンドが4つしか表示できない都合上、
特別な攻撃コマンドを持たない戦士系ジョブにしか「ぼうぎょ」コマンドが無い。
ひ弱な魔道師系ジョブにこそ防御が欲しい所ではあるが、
被ダメージを抑えたい場合は後列に回す他ない。
- 魔法使用回数を温存するときでも魔道師は防御できないので、杖や本でガンガン殴っていた。
本作のみだが、行動順がきて防御アクションをして初めて防御した事になる。
つまり、防御アクションより前に敵に攻撃されると通常どおりダメージをくらうという仕様。
FC版FF3は先攻・後攻が安定しないことも多いため、余計に頼りない。
- 防御効果そのものは非常に大きく、先手さえ取れれば物理ダメージを1まで抑えられることもある。ナイトによる瀕死+かばう戦法に防御が加わると、古代遺跡や暗黒の洞窟などの脳筋モンスターだらけのダンジョンの難易度が大幅に下がってしまうので、そうさせないための仕様、というのは考えすぎだろうか。(次々作では【まもり】が導入されてしまったが。)
ジョブによっては動作が全然防御してるように見えない。バンザイしてたり。
FF3(DS・PSP・3D REMAKE版) 
通常時より物理攻撃の被ダメージを半減する。
DS版では必ずターンの最初に防御行動を取るようになった。
ジョブ経験値もしっかり入るので熟練度上げのために繰り返し防御を行うこともある。
シーフ・学者はこのコマンドが無い。
前者は「盗む」、後者は「調べる」が代わりに表示される。
また、ナイトもこれの代わりに「まもる」を使うことになる。
選択するとしっかり構えるようになった。
FF3(ピクセルリマスター版) 
ナイト以外の全ジョブに適用された。
ターンの最初に先制して防御をするのはDS版準拠だが、防御を選択した全員まとめて構えるためテンポがよくなっている。
防御の低い仲間のピンチや熟練度上げ等に活躍する機会が増えた。
FF4 
十字キーの左を押すと「チェンジ」、そして右を押すとこのコマンドが現れるという画期的な処理方法により、
全キャラクターが問題なく防御できるようになった。
魔法攻撃のダメージは軽減できない。
この作品の物理攻撃はダメージが安定しないので、防御をしても大ダメージを受けることもある。
FF4(DS版) 
DS版FF4では、的確に使えば激化した敵の攻撃をしのぐことができ、地味ながら重要なコマンドになっている。
使い方を知らないと、マザーボムあたりで詰む。
効果自体はデカントアビリティである我慢に劣るが、待機時間無しで即座に発動するのが大きい。
- その為、オートコマンドで何もさせたくない場合には此方をセットして繰り返すのが基本。
また、これの後に「がまん」を使えば切れ目なく効果が続くのも嬉しい。
魔法ダメージも半減できる。
FF4(PSP版) 
戦闘中の操作が従来の「左でチェンジ、右で防御」から「右を押してからチェンジ・防御を選択」に変更された。
そのため旧版の経験者は大いに戸惑うことになる。
FF5 
通常時より物理攻撃の被ダメージを半減する。
ものまね師でもこれは普通に選択できるが、
「ものまね」する際にある条件になると「何もしない」ではなく「防御」になる。
MPやアイテム温存で「ものまね」を繰り返す際はちょっと注意。
ダメージ計算式的には
(敵攻撃力+乱数-防御力)x物理倍率の、物理倍率を半減させる。
効果は防御を入力してから次のターンが回る『前』まで。
コマンド入力待ち状態は防御状態にはならない。
FF5(iOS/Android版) 
従来は敵の物理倍率を半減させていたが、
スマホ版では敵の攻撃力そのものを半減させる仕様となり、強化された。
(敵攻撃力÷2+乱数-防御力)x物理倍率 となる。
後列やプロテス時は従来どおり物理倍率が半減。
- 簡単に言えば、スマホ版では防御を選択することでダメージ0に出来る機会が増えたということ。
- またこの仕様により、防御力そのものを増やせる重装備の価値が増している。
相手次第ではあるが、防御力1ポイントの差でダメージを無効化できるかどうかが変わってくる。
新たにパワーヒットも半減させる仕様となっている。
スマホ版ではカウンターや魔法バリアが発動しても防御状態が解除されないことを確認した。SFC版の縛りプレイの攻略レポートにて、カウンターが発動すると防御が解除されるとの記述があったため、スマホ版での仕様変更だと考えられる。
- 「まもり」はカウンターや魔法バリアで解除されるので、「ぼうぎょ」特有の強化。
【視聴覚室】
活用例
FF5(ピクセルリマスター版) 
従来の敵倍率を半減させる仕様に戻った。
FF6 
通常時より物理攻撃の被ダメージを半減する。
行動順を送れるようになったので、少し使いやすくなった。
次のコマンドを入力するまで防御し続ける。
FF7 
次のターンまで、通常時より物理攻撃の被ダメージを半減する。
CCFF7 
△ボタンを押すことで使用可能(ダッシュ装備時除く)。
押している間は防御姿勢をとりつづけ、その間は移動できない。
防御中は敵からのダメージが通常の1/8になるが、
背面からの攻撃・固定ダメージ技・回避不能技は軽減されないので注意。
約1,1秒につきAPを1ずつ消費するため、APが無い時は使用できない。
- 魔法攻撃も軽減できる。
敵の攻撃がくるまで攻撃、きたら防御。
これを繰り返すだけで、ストーリー中のほとんどの戦闘はなんとかなる。
FF8 
コマンドアビリティの一種。
使用者が防御状態になり、受けるダメージが物理攻撃なら0、魔法攻撃なら半減になる。
防御状態は使用者が次のコマンドアビリティを選択するまで継続する。
G.F.ブラザーズとG.F.サボテンダーがAP100で修得できる。
対オメガウェポン戦では必須とも言えるコマンドアビリティ。
無敵状態以外では、これがないとテラ・ブレイクにまず耐えられない。
- プロテスやマイティガードを忘れないであげてください。
- プロテスやマイティガードをやってる余裕があるかどうか。
しかし低レベルでやったせいか、耐えられないという状況にはならなかったな。
- プロテスやマイティガードをやってる余裕があるかどうか。
また低レベルプレイにおいて、レベルアップさせたルブルムドラゴンからメテオやフレアをドローする時にも、ブレス対策として装備させた方が良い。
一見すると地味な印象を受けるが、実はかなり強力なアビリティである。
「属性防御J」や「オートリフレク」と併用すれば大概のボス敵をも完封できてしまう。
またライフフォビドンの「いあいぬき」や風神の「砕」なども無効化できる。
他作品とは異なり、発動時にバリアを使用者の正面に張ってる。
モーションはドロー(ストック)と同じもので防御している間はその姿勢を保持する。
次のコマンドを入力した時点で姿勢は解除されるが、次の行動が実行されるまで防御の効果は継続している。
アルティマニアに「防御を入れなかったのは背景を見て欲しかったから」とか書いてあったはず。
FF5の「まもり」の強化版と言える。
「まもり」に比べて、魔法攻撃を半減する効果もあり、「カウンター」を発動しても状態解除されない。
FF9 
物理攻撃の命中率と被ダメージを半減する効果。
被弾率の低下と被弾時のダメージ軽減を兼ね備えた防御はシリーズでも他に類を見ないもので、期待値で25%までダメージを軽減することができる。
FF10 
△ボタンを押すと防御行動をする。動作時間は2。
プロテスで軽減できるダメージを半減し、プロテスやほかの軽減手段と重複もする。
コマンド実行をパスするような使い方もできるが、
上記の通りしっかりとターンを消費するので、従来作とは少々意味合いが違う。
パス目的の場合、動作時間1の武器(防具)交換の方が有利になる場合もある。
(ボタン連打できないのでやや面倒)
オートリジェネを発生させていると、回復フェイズが発生して
ボタン連打に支障が出る場合がある。(敵のリジェネは影響しない)
動作時間が2であるため、行動順番が変わってしまうことがある。
ボタンを押すだけで成立してしまうので、行動順の変化も確認できない
(他の動作時間2のコマンドを選んで疑似的に確認するしかない)。
行動順番を変えずにパスしたいなら「かばう」を使うといい。
- 原始的ではあるが「アイテム」にカーソルを合わせれば
すぐに防御と同じ動作時間2の行動順番を確認できる
チュートリアルバトルが多いのに誰一人防御の仕方を教えてくれない。
説明書見るまで防御の存在に気付かなかったのは私だけか?
FF14 
全ジョブ共通のPvP専用アビリティ。
使用すると5秒間あらゆるダメージを90%軽減し、スタン、ヘヴィ、バインド、沈黙、徐々に睡眠、睡眠、氷結、ノックバック、引き寄せを無効化するが、移動速度が半減する。
他のアビリティ、ウェポンスキル、魔法などを実行すると即時解除される他、一部のリミットブレイクでも貫通or解除される。
FFT 
FFTでは他の作品と違い、ダメージを軽減するのではなく防御中は物理&魔法回避率が2倍になるという効果を持つ(見切ると同効果)。
サポートアビリティ欄に防御のコマンドを付けないと使えない。
- 装備変更はメンテナンスを覚えてないキャラがブレイクされた時に装備をつける、剛剣が有効で無い敵用に武器を変えるという使い方があるのだが、防御は本当に使い道が無い。
これでJPが50も使うのは詐欺でしかない。 - 回避率アップではなくダメージそのものを減らす仕様なら、まだおとり役などの活用の仕方もあったのだろうが。
- あんまりな評価なので弁護するが、序盤に限ればそれほど使えないアビリティではない。
シーフやモンクならC-EVがガッツリ上がるので、装備が貧弱でも正面攻撃をけっこう回避してくれるのだ。
具体的にはギリギリで間合いを詰めてくる敵の初撃や、高台に陣取る弓使いの遠隔攻撃などに対処できる。
また隘路での待ち伏せも有効だろう。この場合カウンターをつけておけば攻撃も出来る。- 同じく序盤で取得しやすい装備武器ガードとの組み合わせも非常に強力。
回避率20%のロッドを持って防御すればチャプター1の時点では驚異な回避率40%に達し、ナイトを差し置いて黒魔道士が壁役として機能してしまう程。
- 同じく序盤で取得しやすい装備武器ガードとの組み合わせも非常に強力。
- 防御でも行動とみなされるためCTを消費し、次ターンが回ってきづらくなるので何も考えず選択するとむしろ損をする。
自動操作時は待機するよりも防御を優先するので、敵が覚えているとありがたいアビリティと化している。 - 分類こそサポートアビリティだが、実質的にはアクションアビリティ。
同様のアビリティに装備変更がある。
ヘルプメッセージが「~防御姿勢を『とます』。」となっており、おそらく「とります」の脱字だと思われる。
召喚士♀の防御ポーズは必見。
考えようによっては、攻撃の権利とサポートアビリティを潰す代わりにリアクションアビリティを残したまま見切るの効果を得るコマンドだと言える。
つまりリアクションアビリティのカウンターと見切るを併用できるということ。
超回避しながら自ら攻撃することなくカウンターで相手を叩き伏せる様はなかなか爽快である。
ムーブアビリティにHP回復移動があるとなお心強い。
- リアクションじゃ経験値もJPも入らんから成長も捨てている。
- まぁそこは反撃系のリアクションアビリティ全部に言えることなので。
実は見切ると併用することが可能。回避率は4倍になる。
この上昇率はすさまじく、2章で販売される魔道士のマントですら物理・魔法回避72%まで上昇する。
一つ上のエルフのマントなら物理・魔法回避100%。ストーリー中盤で完全回避ができてしまう。
ただし回避率100%だと敵が無視するようになるため、囮役としては使えない。
普段は見切るで敵を引き付け、ダメージが蓄積したら防御でしのぐ、といった戦術を使うといいだろう。
FFUSA 
FFUSAではこのコマンドが存在せず、
代わりに「かばう」のような要素を併せ持つコマンド「かわす」になっている。
→アビリティ/【かわす】
DFF 
コマンドバトルで表示されるコマンドのひとつ。
選択すると、ガードを行う。
DDFF 
RPGスタイルの一つ。ボタンは×にあたる。
ガードをするのは同じだが、技が来なければ何もしない。
基本は防御指定で敵に近寄るので、回避も防御も行う。
アビリティ「RPGスタイル+」をつけると押した直後にも防御するようになる。
光の4戦士 
「ためる」が代わりを務めている。
AP+1の効果もあるので序盤から最後まで頻繁に使う。
FFL 
FF4と同じ方式。
FF零式 
防御魔法の位置に装備できるコマンドアビリティ。
アビリティを装備していたら、×ボタンを押している間は防御態勢を取り続ける。
防御モーションをとっていると、受けるダメージを1/8に減らすうえひるまなくなる効果が発生する。
ただし防御モーションを取っている間は、1秒間当たり18.75のペースでAGを消費する。
そのためずっと防御しておられず、AGが空になると防御できなくなる。
効果は大体CCFF7と同じだが、こちらには耐える効果が付く上、背面からの攻撃も防ぐ事が可能。
またほとんど全ての攻撃を低減できるので中々優秀である。
しかし時間単位に消費するAG量は多めで、あまり長い間防御することは出来ない点には注意。
ちなみにこれは防御魔法の覧にあるが魔法ではないので、使用できる状況を選ばない。
魔法が使えない時or魔法を使用してはならない時には、とりあえずこれをセットしておこう。
FFRK 
左端から2番目のコマンド。盾のアイコン。
待機時間無しで発動し、防御中は物理、魔法共に被ダメージを半減する。
次のコマンドを入力するまで防御し続ける。
このコマンドの付け外しはできない。アイコンの上に表示されるアビリティ使用回数は∞と表示される。
バーストモード中はバーストアビリティに変化する。
レコードマテリア「ルシス王国の後継者」で、自身の最大HPの割合回復効果(極小)になる。