FF5
時魔道士のアビリティで、他のジョブ(主に戦士系)でもロッドと杖の装備ができるというもの。
必要習得ABP250(必要総ABP530)。習得した時点で時魔道士マスターを意味する。
他の〇〇装備系アビリティと違い、能力値にボーナスが全く付かない。
ロッド装備の実用性はそう高くないだろうが、同系統の槍装備や鎧装備よりは使用機会もある。
- ロッドばかりでなく、杖も装備可能となる点がミソ。
幾ら魔道士系ジョブでも必ずしも杖とロッドの両方を装備できるものではない(例えば黒魔道士は杖の方が装備できず、逆に白魔道士はロッドの方が装備できない)。
このアビリティ一つで炎・氷・雷のロッド・ポイズンロッドや光の杖などをアイテム使用して属性攻撃したり、
癒しの杖や賢者の杖で回復や蘇生ができるということ。
他のアビリティでも代用可能だろうが、コマンドアビリティ制限などの場合には使えるかもしれない。 - 杖とアイコンの同じ槌矛も装備可能。
といっても槌矛はロッドや杖と違って物理攻撃用の武器に過ぎないので、わざわざこのアビリティを着けてまで装備する価値はない。
槌矛と特性が同じ且つより強力な斧系武器を使う方がいいだろう。 - ロッドと杖を両方装備できるのは時魔道士、赤魔道士、ものまね士の3種のみ。特殊効果のバラエティに富み、認知度も高い装備群である。
せめて魔力ボーナスでもあれば、まだ活用の余地があっただろうが、魔力等のボーナスは、各種魔法のアビリティに譲っていると思われる。
- もし魔力ボーナスがあれば忍者にロッド装備が忍術を活かす最適解だったがうまく行かない物である。
- 仮に魔力ボーナスがあったなら、魔力ボーナス+属性強化ロッドによる火遁・雷神のブースト、裁きの杖と賢者の杖を二刀流して高威力聖属性魔法攻撃ができた。おまけに後者の場合だとディスペルとレイズも付いてくる。
実用例としては、縛りプレイでバーサーカーにロッド装備させるくらいか。
バーサーカーは戦うしか実行できないが、ワンダーワンドを持てば 白黒魔法を使わせることが出来るため、オールバーサーカー縛りで使える。
- 特にSFC版のバーサーカーは、いばらの冠などで魔力のオーバーフローを起こせるため、 アビリティの魔力補正がないことで逆に大きなダメージを与えられる。
- GBA版でも、カウンターで自身にデスを使って回復してくるアルケオデーモンを倒すため、 ワンダーワンドでリフレクを張り、その間に他のキャラが殴り倒すなどがある。
この場合もいばらの冠には、スリップ効果でワンダーワンド持ちを戦闘不能にし、 リフレク以外の余計な行動を取らせないという使い方がある。 - オールバーサーカーですべてをしるものと神竜を倒そうとするとき、力の杖(攻撃時に99%の確率でバーサクが掛かる)を装備させるのにも使える。
SFC版~GBA版では縛りプレイ以外ではほぼアビリティの使い道がない。
忍者に属性ロッド装備させて忍術を強化するくらいなら、召喚L5(魔力加重値『+33』)をつけたほうが色々融通利く。
リターン(ワンダーワンド使用で)を使ってバトルリセットも時空L4以上つけたほうがよい。
魔法禁止のマジックポット戦で活躍の余地がある程度である。
- すっぴんのデフォルト何でも装備を調整して、技術のいる武器は特定ジョブをマスターしないと装備できないようにすれば、時魔導士マスターの意義も生まれただろう。そうなれば、召喚士のアビリティでなくて良かったことになる。
ロッド装備は地味に杖も装備できるようになるので、癒しの杖や裁きの杖が役に立つ。 - ジョブコマンドが武器威力に依存しない上にノーコストで連発出来て杖・ロッドが装備できない風水士はウィザードロッド等による属性強化や癒しの杖、賢者の杖によるサポート等が可能で相性が良い。
白魔道士の「MP10%アップ」と並んで、ジョブマスター時に習得するアビリティの中で使い道に乏しい。
アビリティの並び順では、何故か他の○○装備から随分と離れた位置にある。
何故これだけが仲間はずれにされているのか、気になるところである。
- 「よーしアビリティ案99個、完成だ」
「でもやっぱ100個丁度がいいよね」
「そうだな…どうしよう、最後の1個…」
「もう、「ロッドそうび」でよくないか…」
「いいやもうそれで。決定」
FF5(iOS/Android版)
iOS版では、本アビリティで装備したロッド、杖、槌矛が、アビリティを外した後でも装備したままにできるようになった。
この変更により、GBA版までは死にアビリティだったが大幅に使いどころが増えた。
- iOS版でもSFC版と同様に「○○装備」等のアビリティを付け替えると装備がリセットされるのだが、装備に影響しないアビリティでは装備が変更されない仕様になっている。
しかしロッド装備は「装備に影響しないアビリティ」に設定されており、装備変更が起きない。
具体的には「ロッド装備を忍者につける」→「ロッドを装備させる」→「青魔法をつける」という順番で、ロッド装備で属性強化したまま青魔法で魔力ブーストされた忍者になる。(本来は装備できない状態であり、外すと再度ロッド装備をつけるまで再装備不可能)
- この仕様はロッド装備だけアビリティの位置が違うことと関係がありそうだ。ウィザードロッドを持った予言士に黒魔法を使わせたり、召喚士に白魔法と賢者の杖を持たせたりと、遊びの幅が広がった。
ちなみに両手持ちや二刀流は「装備に影響するアビリティ」なので、バーサーカーに両手持ちモーニングスターは不可能なのでした。
魔法武器の裁きの杖なら後列・乱れ撃ちでもダメージが落ちないので「みだれうち」と合わせて後列無消費アタッカーにするのも強い。回避の高い敵の多いExダンジョンでも必中かつ魔法防御無視、さらに乱れ撃ちの1/2倍率修正を受けないため6000ダメージ程度は期待できる。
- スマホ版の魔法武器はみだれうちで魔法防御を無視する。
- 魔法防御が60と高いサタナジュニアも、スマホ版の魔法武器では普通に殴るより乱れ撃ちした方が一撃ごとに3倍ほど火力が上がる。
- 大ダメージが与えられないのは神竜のねぐらに出現する永続シェルのシールドドラゴンくらい。
スマホ版では裁きの杖の攻撃力自体も表示と違って90に強化され、属性強化も合わせて準最強武器に昇格されているので、一考の価値あり。
iOS版1.0.2、1.0.3で確認。
2020年3月23日更新の現行iOS版ver1.1.4でも健在。
この仕様を最も有効活用できるのは予言士。
全ジョブ中最高の魔力を持つもののロッドによる属性強化の恩恵に与れなかった弱点を解消できる。
「なげる」「召喚」「黒魔法」を強化しよう。
また、合成(魔力に依存しない=つまり魔力の低いジョブでも問題ない、かつ属性強化可能)の威力ブーストも一気に幅が広がる。
現verでもロッド装備自体に他の○○装備系のような魔力ブースト効果はない。
- 補正なし○○装備はロッド装備の専売特許ではなく、リボン装備、盾装備、鎧装備と、枚挙に暇がない。
「武器装備の中では」と言うならリボン装備も該当するし、「リボン装備はモノ自体にブーストがあるから」と言うならロッド装備のほうがよっぽど豊富に装備効果を持っている。
ロッド装備のまま他のアビリティを選択できる現仕様でこそ、時魔道士マスターに見合った効果といえる。
- スマホ版は本当に細かな不具合やマニアックな挙動までデバッグされているので、ソート上アビリティ位置の違いはあるものの、おそらく意図的な上方修正であって、チェック漏れやバグではない印象を受ける。
- 装備変更での再現不可、両手持ちや二刀流とも両立できない挙動を見れば、どう考えてもこの類。
「すっぴん・ものまね士以外のジョブをカスタマイズするにはアビリティ1枠を工夫するしかなく、
どんなに他のジョブをマスターしようがその点は変わらない」FF5の原則ともかけ離れすぎている。
のちに仕様化した可能性はあるかも知れないが、少なくとも初手で意図的に盛り込んだということはないだろう。- やはり本来意図しない挙動であったか、下記の通りピクセルリマスター版では再修正され元通りとなった。
- 装備変更での再現不可、両手持ちや二刀流とも両立できない挙動を見れば、どう考えてもこの類。
FF5(ピクセルリマスター版)
SFC版準拠に戻り、ロッドを持ったまま別の装備を付けられなくなった。
ver1.0.6まではアビリティ欄でのソート位置が他の「○○装備」系と離れていたが、
ver1.0.7から〇〇系の一番下の位置(竪琴装備とちょこまかうごくの間)になった。
ロッド折り自体の威力が大幅に上がっていることと、装備可能であればアイテム欄からもロッド折りできる仕様に変わっているため、
ロッド装備が本来出来ない白魔道士や風水士(魔力自体は白が3位、風水士が時魔と同率4位)が三色ロッドを装備・アイテムからロッド折りで攻撃力277のガ系発動と、
ちょうど従来の忍術投げるのようなロッド折りの使い方が出来る。
補足しておくと、「同じロッドを複数持って属性強化折り」自体は、どのバージョンでも可能である。
- ただし旧スマホ版までは2本装備して片方を折るという手段になるため、二刀流が必須。
「忍者+ロッド装備」だと魔力に、「ロッド装備可の魔道士系ジョブ+二刀流」だと素早さに欠け、「忍者をマスターして魔法系アビリティをセットしたすっぴん・ものまね士」だと忍術ほどの威力ではない。
いずれにしろ大量のABPがかかるので、実現まで手間がかかるきらいもあった。 - 旧スマホ版のみ上記の通りロッド装備の挙動が特殊だったため、「忍者+ロッド装備→魔法系アビリティ」が可能だった。
しかしそれでも単体相手なら強力なものの、全体攻撃としては攻撃力半減されるせいで忍術に劣った。
ピクセルリマスター版で変わったのは、「従来の単体相当の攻撃力で全体がけできるようになった」ことと、「1本装備しつつ別の1本をアイテム欄から折れば、二刀流がなくとも属性強化できる」こと。
- 確かに上記のようにロッド装備不可且つ魔力の高いジョブならこのアビリティが活きる。
しかし実用的には下記のように「ロッド装備可の魔道士系ジョブ」のほうが、ABP0でできる点でもアビリティ枠を空けられる点でも有効だろう。
ラストフロアのムーバー狩りでロッド装備は活躍する。
従来通り杖も装備可能になるので、通常は賢者の杖を装備し、シングを必中打撃で倒す。
ムーバーが出現したら炎のロッドに持ち替え、アイテムから属性強化全体固定ファイガを放てば大ダメージが出せる。
魔力が低いジョブでも黒魔法Lv5や6の属性強化なし全体半減ファイガを撃つより減るだろう。
他にアビリティの「ロッド装備」で可能になる属性強化のロッド折りは
- ポイズンロッド装備で自身の効果による毒属性強化からのアイテム欄のポイズンロッド折りによる属性強化バイオ
- 賢者の杖装備で聖属性強化からのアイテム欄の光の杖折りによる属性強化ホーリー
- 風水士であれば装備しているのはルーンのベルでも良い
があるが、属性強化装備、及び発動する魔法そのものの入手時期等から考えれば縛りプレイ等でも無ければ
炎・氷・雷の三色ロッドが最も恩恵を受けられるだろう。
黒魔導士や召喚士等元々ロッド装備可能なジョブならアビリティの「ロッド装備」=時魔導士マスターが不要というのも大きい。
もっともその縛りプレイだとロッド折り自体が縛られている事が多い気がするが……
ver1.0.6までは槌矛系統を赤魔道士とものまね師が装備できなくなっていたため、
この2ジョブでフレイルとモーニングスターを装備するのに必要だった。
ver1.0.7から赤魔導士・ものまね師ともに槌矛を装備できるように修正された。