アビリティ/【裏真言】

Last-modified: 2021-06-11 (金) 08:58:33

FFT

天冥士のジョブコマンド。対となる真言と同じく、
攻撃範囲内のマスのいずれかをランダムで最大6回(PSP版では最大10回)攻撃する。
場所さえ的中すれば魔法回避率は無視され、確実にダメージを与えることが出来る。
 
術者及び対象のFaithが低いほど威力が高くなるという特徴を持つ。
ただしフェイス状態で効果がアップし、イノセン状態で無効となる。
つまり裏真言を活かすならマラークのFaithを極力下げる必要があるのだが、
そうすると魔道士系ユニットであるにもかかわらず他の魔法は使い物にならなくなってしまう。
フェイスロッドを装備すると裏真言の威力を上げながら他の魔法の威力も上げることが可能になる。
もちろん敵の魔法にも弱くなってしまうが。
 
そこまでしても相手に命中するとは限らず、命中したとしても対象のFaithが高ければ効果は低い。
そう遠くないうちにシドベイオウーフが仲間に出来ることもあり、趣味以外で使う人は少ないだろう。
お互いFaithが0、フェイス状態、裏天魔鬼神は地属性なので大地の衣を装備……と準備を整えることで、
うまくいけばオーバーキル気味のダメージを叩き出すこともできる。ルカヴィだって一撃だ(当たれば)。
そういうのにロマンを感じる人は是非。

  • 基本的な仕様は真言と同じだがFaithの影響を受けるせいで汎用性の面で真言よりも大幅に劣る。
    しかも極端にFaithが低い敵など出てこない為、対象をフェイス状態にする等の下準備を行わない限り威力の面でも真言の劣化版になりかねない。

上記のようにフェイスロッドと相性が良いのだが、天冥士の装備可能武器はのみ。
そのため、フェイスロッドを利用するには他ジョブに裏真言をセットするしかない。
黒魔道士召喚士陰陽士のいずれかだが、
攻撃力を重視するなら黒魔道士、扱いやすさも考えるなら後者2つのいずれかがいいだろう。
この場合、敢えて裏真言を使う必要性は薄くなるが、マラーク使いにとってそれは些細なことである。
フェイスロッドを使わない場合は、風水士にするのもありかもしれない。
天冥士よりMAT補正率が高い上に補強もしやすく、風水術は低Faithでもまともに機能する。
 
天冥士のままで使いたいなら、セカンドアビリティは「アイテム」が無難だろうか。
Faithに関係なく攻撃・回復ができる「引き出す」もいいが、便利すぎて裏真言の影が薄くなるかも。
天冥士自体のMATが、魔道士系とは思えないほど低いのも気になるところ。

  • 低Faithのメリットを享受しない前提で考えるならば、Faithを普通に高めてしまい、
    毎回フェイス状態化する、という手段も取れる。
    一手間かかるがジョブなどに縛られず、さまざまな戦術に組み込める。
    フェイスロッドが稀少な獅子戦争においては特に使用価値が高いのではなかろうか。

このアビリティの元となったのは、FFTの前身ともいうべきタクティクスオウガにおいて猛威をふるった召喚魔法であろう。どちらも通常の魔法に比べ一撃の威力をスポイルした代わりに範囲内に複数回攻撃を加えるという共通点がある。
…が、タクティクスオウガにおいては攻撃回数が固定(術者のパラメータによって回数が増えていき、最大10回攻撃)かつ範囲内のユニットに全弾命中する仕様だったのに対し、FFTでは攻撃回数も攻撃対象マスもランダム。
真言・裏真言にもMPを消費しないという長所があるのだが、それを考慮してもTOの召喚魔法からは見る影もないくらい弱体化してしまった…

  • TOの召喚魔法が強過ぎた故のバランス調整なのだと思われるが、どうにもその調整が極端過ぎたせいで真言・裏真言共にこうなってしまった。
    全弾命中はそのままに攻撃回数を減らす、という方向で調整してくれればガルテナーハ兄妹も使いやすいユニットになってくれただろうに。

クリティカルを除けば当たったときのダメージさえ事前に確認できるFFTにおいて、
どのマス目に攻撃するかさえ完全ランダムという仕様を考えたスタッフは凄いと思う。


使用時のエフェクトは真言同様、梵字をモチーフとしたもの。
ただし、こちらは真言の鏡文字であり、フォントも中抜きと、『裏』の表現はなかなかオシャレ。
…しかし、最大6発が打ち終わるまでにかかる時間はけっこうなもの。
すぱぱぱぱん と軽快に炸裂してくれたらストレスも軽く、
マラーク信者も増えたのではないかな、などと思うと擁護派としては複雑である。


Faithを低くして魔道士系に突っ込むのもいい。


裏真言とトリプルサンダーどこで差がついたか。
一撃の重さ、攻撃回数の違い。

  • ハイトの差じゃないかな。
    • ちなみに裏真言の垂直は全て「3」とかなり大きい!
      段差によって発動範囲を狭くして複数回当てようと思っても、
      敵を深さ3.5以上の穴の中や高さ3.5以上の柱の上に誘い込むのは非常に難しいし、
      そもそもそんなものがあるマップは滅多にない。

詠唱がまるでバトルもの少年漫画の主人公のようにカッコいい。
そして裏真言の「破格の威力を持つがリスクが大きい技」という特徴も少年漫画の主人公っぽい。
当の主人公専用技は(非常に高性能だが)地味な補助技なのに……。

  • 「リスクが高い」ではなく「使い辛い」では?

FFT(PSP版)

PSP版「獅子戦争」ではバランス修正が行われ、最大10発発動するようになった。
更に中央に当たり易くなり、単発のダメージもアップ。
10発当たれば爽快だが、同じくバランス修正されている真言の方が安定しているだろう。
また、当たり易くなったとはいえ、当たらない時はやっぱり1発も当たらない。

  • 当たり前だが中央に当たりやすいという事は逆に他の四方のパネルには当たりづらいという事、
    つまり命中率を考えると敵が中央になるように発動せざるを得ないので、味方が敵と隣接している状況だと味方を範囲内に巻き込みやすいという事でもある。
    ラファの真言は魔法回避無視だけでなくFaithでの軽減もできないので味方への誤爆は時として甚大な被害を被るが、マラークの裏真言なら味方のFaithを高めておくことで誤爆した際の被害を少なく抑える事ができるのはメリットとも言える。

追加イベントに登場するボス・アーレスダークドラゴンはいずれもFaithが低いため、裏真言の格好の餌食となる。