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FF8 
概要 
FF8の主人公。ラグナとレインの間に生まれた息子。
17歳にして仕事は傭兵。未来に伝説のSeeDとして名を残す。
ガンブレードの使い手で、特殊技は武器の特性を生かした連続剣。
シンボルは『SLEEPING LION HEART』で、キーホルダーの商品名にもなっている。
シルバーアクセサリー好きで、ライオンの意匠のある指輪がお気に入り。
また、ティンバー・マニアックス社のバトルシリーズをよく読んでるようだ。
ちょっと無口で、冷めた性格だが、やがて情熱的な面も見せるようになる。
幼い頃はエルオーネを姉と慕い、いつもべったりしていた。シスコンの疑いがある。
サイファーにライバル視されており、子供の頃からよく絡まれていた。
キャラデザインのインスピレーションは、若くして亡くなったハリウッドの美形俳優リヴァー・フェニックスだが、
日本のロックバンドGLAYのボーカル・TERUに似ているという声も多い。
- 外見的にも内面的にも、これこそがまさに元祖「お兄系」の走りとも言える。
シドに「これは君の運命です。魔女討伐の先陣に立つことはきみのさだめなのです」と言われた時、
「俺の人生が最初から決まってたみたいに言わないでくれ!!」と叫んで激しく憤っていたが、
そういう運命に導いたのは他ならぬ自分であり、彼自身が蒔いた種のせいだったりする。
- 任務などには一切抵抗を見せない彼がここまで激昂したのは、自身の在り方の迷いと、自身の人生の向き合い方を真剣に考え始めたからだろう。
- 何でスコールがまいた種なの?スコールが魔女を生み出したの?
- 過去のイデアにSeeDの事を教え、「悪しき魔女を討つのは未来のスコール」っていう明確な未来像を見せた。それがクレイマー夫妻によるガーデン及びSeeD設立のきっかけになった。
バラムガーデン設立の本音が『スコールに英才教育を施す処』と考えればシドが魔法のランプやバトル計を渡す、ガーデンの指揮官に任命する等、過ぎるほどの特別扱いにも納得がいく。
- 過去のイデアにSeeDの事を教え、「悪しき魔女を討つのは未来のスコール」っていう明確な未来像を見せた。それがクレイマー夫妻によるガーデン及びSeeD設立のきっかけになった。
単純にカッコつけていたわけではない。過去の出来事から他人に頼らず、また頼られないよう壁を作っていただけである。
(両親からの愛情を受けずに育ち、孤児院時代の拠り所であったエルオーネが失踪。彼の心を歪めてしまった)
- さらにG.F.の副作用によりその記憶さえ曖昧になり、漠然とした喪失感と恐怖感だけが強く残ってしまう。
結果として上記にあるように他者と関わることを避けたまま本編を迎える。 - そこらへんの事情がわかった時すごく人間味を感じ、好きになった。
- そんな彼が意識の無いリノアに自分の本当の姿を語りかけるシーンは、漸く等身大の人物になった重要なシーンであり、一気に親近感が沸いた人物も多いのではないか。
野島氏によれば、自分の好きなことに関してはよくしゃべるという設定が当初あったらしい。
カードやシルバーアクセサリーについて熱烈に語る姿はちょっと想像しにくいが、
上手く使えば、面白そうなイベントを作れそうなだけに、廃棄したのは惜しいような気がする。
- カードとシルバーをこよなく愛し、父は一国の主。過去に旅立った事もあるし、幼なじみの女の子もいる。
様々な魔物を召喚することも出来るし、初期と後では性格も大分違う(丸くなった)。ついでに最初は昔のことをすっかり忘れてた。 - FF8の男性陣は全員ファッションとかにこだわり強そうだけど。むしろセルフィやキスティスの方が執着無くてスコールがキレそう。
- CGではクールなイケメンに見えるが、野村のイラストや3Dポリゴンだとややおっさんくさい顔つきになってしまう。
- ファミ通のやり込み投稿に「スコールの変顔集」として、オッサン顔になったゲーム内の3Dポリゴンだけをひたすら集めたやり込みが投稿され、掲載されるという異例の事態を招いた。
女性の気持ちに疎く、余りにも鈍感過ぎるところがある。
- 彼はフラグクラッシャーなので、両手に花状態になることはおそらくありえない。
没にされたイベントによれば、デートに誘われたり、告白されたこともあるようだが、
彼はそれらを疎く感じており、また相手の頼みで一緒にいたことはあっても、
その相手を一女性として意識することは全くなく、会話も交わさない。- さすがに「だったら壁にでも話してろよ」ではなぁ…
- 曲がり角でかわいい転校生とぶつかる→特に進展せず
美人教師に夜中に呼び出される→壁にでも(ry
何気に後輩たちからも慕われている→そもそも気付いてない
自分で立てたフラグ「俺の側から離れるな」→忘れてた
改めて考えると、このスコールを射止めたリノアはかなりの強者である。
- 更に言うなら序盤~中盤のスコールは、
「恋愛」なんていう本当に踏み込んだ関わり合いは一番嫌いそうである。- 踏み込まれることも踏み込むことも、当時のスコールからすれば恐ろしいものであった。
選択肢で愛想のない返答をするか真面目に返答するか選べる所も多いので、プレイヤー次第では序盤のうちから割と真人間を演じる事もできる。
なぜか「似合わない」(リノア)だの「らしくない」(セルフィ)だの否定されるが…。
何故か自室に鍵をかけておらず、不用心なところがある。このため、寝ているところをリノアやアーヴァインに踏み込まれている。
- 更に言うとキスティスが真夜中に乗り込んで来てカードを挑まれたりもする。
- 「寮生は家族(同然)」の精神に基づき、個室の施錠ができない寮則の学校は多い。その分無断侵入などに対する罰則は厳しく、プライバシーの尊重も為されている。しかしスコールの場合は「干渉されたくないが、ハブられたくもない」といった心情の表れに思える。
FFでも屈指のクールでニヒルなキャラだが、
他のパーティメンバーや周囲のサブキャラクターが楽天家揃いのため色々とため息つきな役回りが多い。
無愛想な強面でガーデン内では有名人。気楽にあいさつをしてくる学生も多い。
- 内向的な性格のためか、孤児院からそのままガーデンに入ったため(当時5歳)12年間ガーデンで暮らしている。
- トラビアガーデンで、スコール自身が「俺は……こんな性格だから、誰も引き取ってくれなかったんだと思う」と発言している。
この手の主人公には珍しく、二人称に「お前」ではなく「あんた」を用いる。サイファーのような近しい人物に限らず、
敵、親しくない頃のエルオーネやリノア、果てはエスタ大統領に対してもあんた呼ばわりしている。
- 愛想はないが、相手が敵だろうと腹の立つ奴だろうと基本的に分別をつけた言動をするため暴言や失言も少なく、全主人公の中でもセシルの次ぐらいに礼儀正しい主人公。
- ただしリノアには、一度だけ二人称で「お前」と呼ぶシーンがある。
(魔女アデルを倒した後に始まる時間圧縮で、アルティミシアのいる時代へ向かう途中のシーン辺り)
設定 
年齢:17歳(KHでは24歳~26歳)
職業:最初はSeeD候補生、途中からSeeD
身長:177cm
体重:不明
生年月日:8月23日 乙女座
血液型:AB型(オリジナル版)→B型(リメイク版)
出身地:ウィンヒル(レインがスコールを出産したのがウィンヒルだったので)
武器:ガンブレード
特殊技:連続剣
注:斜字は非公式設定
レオンハートという姓はあるものの、ゼルやキスティス、アーヴァインに比べると強調される場面はない。
スコールを本人と確認するような、ほとんど面識のないガーデン教師も名で呼ぶ。
スコール(とリノア)はプレイヤーに命名権があるからか、姓はあってないような物なのかも。
- 最強武器も彼の名字を英語にしたもの。
バラムガーデンの生徒Noは41269。
血液型が、オリジナル版からリメイク版で変更されるという稀有なキャラ。
何故変更されたかの理由は不明だが、おそらく父親の血液型に合わせたのかも…。
シナリオ 
常に他人と距離を置き、無口で無愛想な上に非社交的と、とっつきにくいキャラクターだったが、
例の催眠の効果が現れたのかDisc3で豹変。多くのプレイヤーを驚愕させた。
色々な意味でFFの主人公キャラクターは、ひと筋縄でいかないと再確認させられた。
- ↑豹変のきっかけはリノアの催眠というよりは、キスティスの発言なんじゃない?
- ↑トラビアガーデンでアーヴァインの語りを聞いて幼い日の記憶を取り戻したところからスコールは大きく変わっている。キスティスのその発言ではタイミングが明らかにおかしいし、あれは覚悟の足りないスコールに喝を入れたセリフ。
- さらにいうならこの「豹変」、周りの状況も加味する必要がある。
あの時「魔女を倒しました。みんなよかったですね、めでたしめでたしです」、
そんな風にみなからいわれているのだとスコールは認識したのであろう。
だから彼はどうしてもいわなくてはいけなかったのだ、「でもリノアが」、と。
- さらにいうならこの「豹変」、周りの状況も加味する必要がある。
とは言え、エルオーネを失ったトラウマから冷たいキャラを演じているだけで、
Disc2の内からアーヴァインに「ふるえてないみたいだな」とジョークをかますなど、実は人間味のあるキャラクター。
バカップルなのは、基本的に独占欲が強いから。依存対象をエルオーネからリノアに移したといえる。
大切なものを守るというところやカリスマ性はラグナと似ている。
『FINAL FANTASY ファイナルファンタジー大全集 Vol.2 COMPLETE WORKS VII through X』によれば、Disc1の最後に行われる魔女イデア暗殺作戦の頃には、リノアに対して一介の依頼人に対する義務感以上の感情が芽生え始めていたらしい。
- 多分あの『始まりの部屋』の時点でフラグが立った、という設定なのだろう。多分。もし本当だとしたらフラグが回収されたのは相当後のDisc3だが……。
Disc2までは一貫して、「他人を気遣ってもしょうがない、自分のことは自分で解決するしかない」というスタンスを取り続けていたが、Disc3冒頭で倒れたリノアの安否よりアルティミシアについての情報を優先する仲間たちに激昂するという、それまでの彼からはおよそ想像もつかない豹変っぷりを見せる。
だがこれは決して唐突な変化というわけではなく、トラビアガーデンでの「石の家」の回想を経て「なぜ自分が一人で解決することにこだわるのか」を思い出し、その必要がないことに思い至ったからである。
トラビアガーデンでの回想後は、リノアに自分たちの戦う理由を語り、「それでもいいなら一緒にいてくれ」と頼んだり、ガルバディアガーデンとの決戦において傷ついたガーデンの生徒を気遣い、「みんなの力を貸してくれ」と頼むなど、「一人で解決する」ことにはまったくこだわらなくなっている。
Disc3冒頭での豹変は、「仲間とともに戦う」ことを受け入れたばかりの彼なりの不器用な思いやりの表出であったと言えるだろう。
- スコールとリノアの関係はSeeD就任時のダンスから始まる。その時点で、「無視」「踊れないと嘘をつく」「挙句の果てにはわざと失敗する」という反応はこの時点でのスコールとして自然なもので、リノアを特別視していないことが伺える。
それが途中から突然本気のダンスを披露するところからスコールのリノアへの「特別扱い」はスタートしており、次のティンバーでは握手などのリノアのスキンシップに普通に対応している。一見普通だが、ゼルやキスティスと比較するとリノアだけえらくいい対応なのが分かる。
放送作戦時には「不満をはっきり口にして述べる」という特別扱いの極致が見られる。ここからリノアとスコールの少しギクシャクした関係が続くが、スコールの気性を考えればこれも一定の好意を下敷きにしていると言ってよいだろう。(軽蔑している相手にはスコールは沈黙を投げつける)
この「分析しないと見えてこない、恐らくスコール本人にも自覚がない、好意のような何かと察せられるもの」が、Disc1でのスコールへのリノアでの感情。
でDisc2ではDisc1終盤にシュメルケから救われたリノアがスコールに惚れたことでリノア側の態度が大きく変わっており、ガーデン攻防戦ではシュメルケ戦に引き続いてのナイトとしてカッコ良くリノアを救出し、その後の会話でいいムードになる等するが、スコール側の態度はハタ目にはDisc1と同じ「好意のような何かと察せられるもの」の状態。(相変わらず、リノアにだけはスカシぶった態度をかなぐり捨てて感情でぶつかるという逆説的な好意はF.H.等で見られる)
そしてDisc2の終わりで「サイファーとリノアがキスをしてサイファーがドラマチックに目覚める」という(ふうに見える)イベントが発生。
恐らくここでいろんなことを考えてしまって不安にかられたせいで、スコールは「好意のような何かと察せられるもの」を自覚し始めたのだろう。
あの時もっと素直に話していれば、あの時ケンカなんてしなければ、遅すぎる自覚でスコールはいろんなことを一度に考えて混乱してしまったと察せられる。
この混乱を「唐突」という人もいるが、同じく「感情的にケンカするという逆説的な好意のようなもの」を見せていた相手であるサイファーが「死んだ」と聞いた時にもリノアの時ほどじゃないが同種の混乱を見せている。
実像 
冷淡なキャラクターに見えるが、
- カードジャンキー(アルティマニアでネタにされている)
- へそくり奪取
- 試験問題で何を答えたか尋ねられた時の返答
- 子供への悪ふざけ
- 世界お花畑計画
- 根に持つタイプであることがわかる発言(その1/その2)
- バラム・ガーデンの案内(訓練施設・保健室その1/その2)
- 名もなき王の墓やウィンヒルで幽霊らしきものを見ている。
- F.H.で食堂のおばさんの息子に会った時の思考
- ツッコまれた時の大人げなさ
- マイクを差し出された時の失態
- 「悪かったな、って言わないで」と言われた時の反応
- ガルバディアガーデンとの交戦時に食堂のパンを守れと大真面目に命令
- ことある毎にふて寝
など、実は突っ込むネタに困らない素敵キャラだったりする。
- のびのびと普通に育っていたらさぞ良いボケキャラになってくれたであろう…
必死に精神的に独り立ちしたクールで没交渉なキャラを演じていた筈だったのが、
いつの間にか周囲のパワーに流されてドタバタを演じるハメになり、さらに未来の自分のせいとはいえ、
学園長達の思惑で勇者扱いさせられ、挙げ句の果てに帰れる保証一切無しの状況で
人間大砲で宇宙まで吹っ飛ばされたりと作中一番の被害者というか貧乏くじなキャラかもしれない。
やたらしっかりした5歳児や子供っぽい20歳の旅人など年齢不相応な内面のキャラクターが多いFFシリーズの中では、多彩に揺れ動く内面を持った年齢相応なキャラクターと言える。
エルオーネに対して「あんた」「エルオーネ」「おねえちゃん」と様々な呼び方で呼んでいるため、クールなのか冷淡なのか、はたまたネタキャラなのかいまいちハッキリしない。他人の呼び方をその場の感情に任せて変えている節がある。
余談 
トロ・ステーション第771回で、リノアとのバカップルについてクロから、
「あそこまで行くと むしろ清々しいけど……」とまで言われてしまう。
- モテる奴は俺の敵という理由で、クロから嫌われていたが、原作でモテてる描写は無い
(キスティスは勘違いの恋だし、女の子からモテてたとされる描写は没イベントのみ)。
むしろモテてたのは、3人の女性(レイン・ジュリア・名前不明の女性)のハートを奪ったラグナだろう。- 非モテにとっては彼女がいる時点でモテ男なのですよ!
- つまりリア充爆発しr(ry
- 非モテにとっては彼女がいる時点でモテ男なのですよ!
- 原作のDisc3では、リノアのためなら世界を敵に回してでも守り切る覚悟をするまでに至ってる。
クロはその点に着目して発言してたのかもしれない。
17歳と紹介されている彼だが、ゲームスタート時は16歳だった可能性がある。
メモリアルアルバムによれば、今年で17になるSeeD候補生と書かれており、
その年の8月23日に17歳になる筈だが、Disc1で実施されたSeeD試験が、
バラムガーデンのスケジュールでは春に行われる予定になっていたため、
予定通りに実施されていた場合は、まだ誕生日を迎えていないことになる。
- 「まだ17歳なのに老け顔」から「まだ16歳なのに老け顔」にランクアップした!
- メモリアルアルバムって結構誤植
(ひどいものではセルフィとキスティスのセリフが取り違えられている)あるから、
そこらへんは気にしたら負け。
- メモリアルアルバムって結構誤植
他のメインキャラクターよりマシな部類らしいのだが、海外の人からは変な名前だと思われてるようだ。
- FFは天気からやたら名前とるしな…。しかもKHでまんまライオン名乗ったしね。
額の傷は、「描いてみて何か特徴がなかった」という理由で入れられた。
- 意図したものかは不明だが、彼の姓「レオンハート」の「ハート」は「hurt」と綴ると「傷」という意味もあったりする。偶然にしてもなかなか面白い。
アーヴァインと並んで暑苦しい服装。
単純な布地の量ではロングコートのアーヴァインにかなわないが、襟のファーの存在が大きいようである。
リノアやセルフィとはえらい差である(キスティスとゼルは双方の中間ぐらい)。
初期のデザインは長髪で、女性的な出で立ちだったらしい。
また性格付けでは、クラウドとの差別化に苦労した模様。
- DFFをプレイすると、
(DFFと本編の性格はまた違うとは言え)性格の差別化がしっかり出来ていることが分かる。
さすがの仕事である。
野村によれば、女性ファンから「好きなんです」と言われることが多いらしい。
これについて野村は「クラウドではないのか?と思いますが…」とこぼしている。
- スコールの方が母性本能を擽る感じはある。
ほっておけない感じが年上のお姉様に人気なのでは。
カード 
レベル10、上A右4下6左9、無属性のプレイヤーカード。
カード変化でスリースターズ×3を精製できる。
ラグナが所持している。エスタの大統領官邸やラグナロクで勝負できる。
ある意味この人と同じような感じだが、別にレアカードを要求してきたりはしない。
最強カードの一角であるのは間違いないのだが、グラシャラボラスやフェニックスと並んで入手は最終盤になるので、順当にカードを集めてきた場合、使用機会があまりないかもしれない。
因みにサイファーのカードの裏返し。対等の存在である事を示している。
関連項目 
→……べつに
→過去形
→アーヴァイン? 悪いな、おぼえてない
→ありがとう、おねえちゃん
→臭い……息を……はきかけ、る、な
→聞きたかったら……生き残れ
→なんだよ、説教か?