キャラクター/【トット】

Last-modified: 2022-05-28 (土) 23:33:38

FF9

アレクサンドリアの学者。専攻はガイア研究。年齢は52歳。
外見はフクロウに近い。大きなくちばしに丸メガネを乗せ、学者らしいローブに、黒いシルクハットを被っている。

ガーネット・ティル・アレクサンドロス17世の家庭教師を務めていたが、
1年前にクジャに唆されたブラネ女王によって突然解雇される。
現在はトレノで、ビショップ家のお抱え学者として個人宅を建ててもらい、そこで研究を続けている模様。
子供達の発言からすると「貴族は下を独裁し高い所に貧困層を置いて動けなくする」という。この事からトットが住む場所を考えると…、街でも一番高い灯台に暮らしているトットには訳がありそうだ。現実社会にも上手い事かかっている。意味深い。

  • 月を観測しているシーンがあったので単に月を観測しやすいからでは

今のガーネットが本物の王女ではなく、
アレクサンドリア港に漂着した小舟の中で生き延びていた角の生えた少女の成長した姿で、
その少女が発見される少し前に亡くなったガーネット姫と容姿が瓜二つだったために、
角が切除され、王女の代わりとして育てられていたという秘密を知る数少ない人物。

  • ブラネに解雇された詳しい理由は作中や設定集では明かされることはないが、今のガーネットは本物のガーネット姫ではないという機密を知っていたがために城から追い出されたのではないかと思われる。
    クジャに唆されてブラネが現ガーネット姫に宿る召喚獣を求め始めたからには育ての娘の正体が召喚士一族であることは少なからず知っているはずで、ガイア中で恐らく一番召喚士一族の真実に迫っているトットはブラネの思惑に気付く可能性に最も近く、トレノの貴族に個人宅付きで雇ってもらえるようなツテもあるので非常に危険度が高いと見られたからではないかと考えられなくはない。
  • 召喚士一族の生き残り・エーコに出会った時にガーネット(ダガー)にかつて角が生えていたのを思い出し、彼女以外に同じ外見的特徴をした人物に初めて出会うことに気付く。
    エーコの出身が非実在の伝説の村と認識していたマダイン・サリであることも同時に知り、ということはガーネット(ダガー)も実はそこから流れ着いて来た=召喚士の末裔と勘付く可能性を匂わせていたが、その後は彼とガーネット(ダガー)と会話するシーンは挿入されず、トレノに着いて再びアレクサンドリアに戻ってからは再登場することはなくなる。
    500年前に祖国アレクサンドリアに災いを引き起こした一族の末裔が最終的にその王家の最高位に就くという、スタイナーでもベアトリクスでも知り得ない衝撃的な接点に気付ける可能性のある貴重な人物であるため、面白くなりそうなところでフェードアウトしてしまったのが非常に惜しまれる。
  • それだけでなく、Disc2でジタン達と別れたダガー一行がガルガン・ルーを通りアレクサンドリアの地下に到達した際には、ダガーがトット先生経由でスタイナーでも知り得ない地下の秘密を言いかける。
    具体的には「この地下は昔のアレクサンドリア王が敵国からの侵攻を防ぐために設けられた場所」と解説しかけたところでスタイナーに会話を遮られ終わってしまうのだが、アレクサンドリアの地下と言ったら召喚獣を抽出する儀式用の部屋に繋がる場所でもある。(マップ名表記は「礼拝堂」となっている)
    アレクサンドリアには嘗て500年前にアレクサンダーが関わった厄災により、召喚の媒体となった宝珠を4つに分けて封印した歴史がある。恐らくそれに関係して抽出儀式用の部屋が存在するのだろうが、その部屋の背景には何故かテラ側のエンブレムが存在する。
    トット先生の出番がもっとあれば、ここら辺の歴史背景も語られていたのかもしれない。
    また、ゾーンとソーンの「宮廷道化師」が如何なる地位なのかも気になるところ。

カードゲームにも興味あるようであり、カードゲーム大会開催の時にカードが足りないと、
自分のカードをジタン達に分けてくれる。


見た目が偉そうとエーコに言われてしまうが、実際は気さくでジタンたちを何度も手助けしてくれる好人物。
隣国のシド、オルベルタたちにも「トット殿なら」と一目置かれている模様。

  • エーコとしては「頭がよさそう、博識っぽい」といったニュアンスで言ったんじゃないかな?
    だから手紙を書くのを手伝ってほしいって話になったんだと思う。
    でも6歳の語彙では頭の良い"偉い人"に見える="偉そう"という言い方になっちゃったんじゃないかと。

バクーに何度も名前を間違えられ(ピッピやチッチなど)、
その度にマーカスが正しい名前をツッコんでいる。(「トットっス」)


ブリ虫の姿になっているシド・ファブール9世を元に戻すために、
ふしぎな薬」「あやしい薬」「きれいな薬」を調合する際の比率をジタンに教えたが、
教わった通りにやっても元に戻らないどころかカエルの姿になってしまった。

  • この時、「乙女のキッス使えよ」と思ったのは俺だけではないはず
    • そんなものはFF9には無い。
    • ヒルダがシドを元に戻すシーンはキスしているようにも見えるよ。
  • ブリ虫の状態なら熟女のキッスで何とかなったんだがな。
    • 熟女のキッス…そうか、ブラnうわなにをする貴様らやめろ

白金の針をくれたり、ガルガントに乗せてくれたり、ブリ虫の大公をカエルにしてくれたり(?)と、
結構いろいろ助けてくれるキャラなんだけど、エンディングにはまったく登場しない。ピッpいやトット先生無念。

  • マーカス「オミットっス」

文明の栄華を極め切った(そして衰退が始まった)テラの民は星や宇宙の成り立ちまで既に解明し切っていた。
そんな彼ら、「テラ」に属する者以外では、物語に登場するNPCキャラの中で最も星と召喚の謎に迫っている。
Disc2でトレノに初めて到着しガーネット(ダガー)と再会した時に始まる回想の論説は、探究心が強くありながら同時に王家に携わる者として宝珠と呼ばれる国宝の形に疑念を抱く彼だからこその見解が見て取れる。
本当にさり気ない台詞で唐突に始まりサラッと流されるが、設定をよくよく思い返して先述の論説を読むとかなり世界の成り立ちの真理に近付いている。

ここをクリックして台詞内容を表示

「500年以上昔の古文書を解読するに、ふたつの単語をしばしば見つけることができる……
「ひとつは、『宝珠』…… そしてもうひとつが『召喚士一族』……
「……それが、500年前を境に、ぴたりと古文書から姿を消す……
「考古学者フレデリック・アーシュの研究において『宝珠』とは、代々アレクサンドリア王位継承者に与えられるペンダントのことであろうとされている……
「しかしあのペンダントの形状は、『珠』と呼ぶべきものであろうか……
「また『召喚獣』と『石』の関係性に関しても興味深い研究がなされており……
※ここで一旦幼ガーネット(ダガー)に話を遮られる
「そうか、星には力があり、生命がある、という学説が『石』と『召喚』を結び付けるイメージの起源となり……

まさかこう唱える本人を含むガイアの全ての生命は、またひとつの『石』から生まれ出てきていることなど彼は知る由など無く物語はそのまま幕を閉じるのであった
ラスボスもファンの通説に則り『石』から『召喚』されてると見ると実はかなり世界の真実の核心を突いている……かもしれない

  • この学説がFF9のシステムとして存在する「魔石力」のネーミングの起源になっているのかもしれない。

FF1(GBA版以降)

赤魔術士デフォルト名のひとつになっている。