キャラクター/【レイチェル】

Last-modified: 2024-04-12 (金) 21:01:07

FF6

コーリンゲンにいるロックの昔の恋人。作中では故人。
父親の死後に周囲からコソ泥扱いされていたロックのことを、彼女だけはトレジャーハンターと呼んでいた。


回想ではロックとは結婚を考えるほどの仲だったようだが、彼女の父親からは認められておらず、
コソ泥ではないことを証明しようとして危険な洞窟に挑んだ彼についていく。
洞窟内では橋が崩れだし、レイチェルはロックを助けようと庇って転落事故に遭ってしまう。その結果、彼女は一命は取りとめたものの記憶喪失となる。
このことでロックは彼女の父親の逆鱗に触れ「出て行け! お前のせいで娘は記憶喪失になったんだぞ!」と怒鳴られ、家から摘み出される事となった。


更に話し合いを嘆願するロックを、記憶が戻らない彼女自身も拒絶する。
「出て行って! あなたが誰かは知らないけれど、あなたが来ると、家族みんなが辛い顔をするの!」
呆然と家の前で佇むロックに、村の男性が話す。
「お前さんはレイチェルのそばにいない方がいいんだよ。あの子はまた新しい人生を見つけるさ。お前がいたらそれさえもできやしないんだぜ。」
 
ロックは止む無くコーリンゲンから離れるが、その1年後に再訪した時は、彼女は帝国の襲撃に遭い死亡していた。
死ぬ直前に記憶が戻り、ロックのことを思い出し、彼の名を呼んで、彼が村を訪れたら愛していると伝えてほしいと言って息を引き取ったらしい。
この出来事が長くロックを後悔させることになる。


ゲーム開始時はロックの依頼でジーサンがたまたま発明した薬によって遺体を保存されていて、
ロックはガストラの持つ秘宝(フェニックスの魔石)でレイチェルを蘇らせようとしている。
遺体保存のことを知らない村人からは幽霊だと思われているようだ。「反魂の術」のファイナルファンタジー版と言えるキャラクターだろう。


世界崩壊後にロックが魔石を発見するが、石にヒビが入っていたため復活はごく短い時間だけであった。
そのわずかな時間の間でもロックに感謝の気持ちを述べ、後悔と自責の念を捨てて、今のロックの心の中にいる人(きっとセリス)と幸せになって欲しいことを伝えて、昇天した。
自身に残された最後の奇跡の力でフェニックスの魔石まで蘇らせてくれる。
ロックは彼女の最期の言葉に吹っ切れ、セリスと向き合い、宿敵を討つ決意を新たにする。


ロックを助けて橋から落下してしまったレイチェル。崩壊する瓦礫の塔から落下しそうになったセリスを助けたロック。
この対比がいい。今度こそロックは大切な女性の手を掴めたんだって思う。


しかし本当に生き返れるなら、一部のキャラクターは世界平和のためとか言ってる場合ではなくなるかも。
魔石の取り合いにならなかったのか、と考える自分は心が汚れてるのだろうか…
カイエンの夢の中でのこととかを考えるとつい…。

  • レイチェルはよく自分の恋人にセリスと幸せになれって言えたもんだ。彼女は優しすぎたってことか。

それにしても、なんで彼女だけ魔列車に乗って天に召されなかったのかな?永遠の謎でもある。

  • 現世への未練が原因ではなかろうか。上記の一番伝えたかった言葉がロックを未練で縛ったと気付き、彼女自身も未練を抱いて死に切れなくなった。最後の一時的な蘇生で互いに未練を捨てる時が来て、ようやく昇天できたのだろう。

SFC版当時は兄がやっているのを見て、目をつぶったグラフィックがタラコ唇に見えていた…
もちろんGBA版をやる時にはちゃんと把握できたが、今でも、プレイ動画で「ヒゲ」なんていう人がいる。

  • ドット絵が色々と変な風に見える(例:髭がある・顔が異様に大きいなど)と評判(?)。

変に見える原因としてありそうなのが他キャラに比べ目が下よりに描かれていること、このため目を「口元にある黒いライン→髭」や目と認識しても「この位置なのだから顔の末端はさらに下→大顔」と錯覚しやすいのだと思われる。

  • スマホ版ではわかりやすく描きなおされている
    SFC、スマホドット絵比較
    rei.png
    髪の色を筆頭に全体的に色彩が明るくなっている
    どことなくセリスに似てる気がしないでもない
  • 胸?(腹かもしれないが)に手を置いているというほかのキャラには無い構図を取っているのだが、それより目立つ緑色の物体が腕に見えている人もいるのでは。スマホ版のおかげで襟だとわかったのだが。

彼女がフェニックスの力で本当に生き返れた場合、ロックは彼女とセリスのどちらを選んだのか気になる…。


皮肉なことだが、フェニックスの魔石が砕けていたことは結果的に良かったとも言える。
レイチェルと最後の別れの時間を与えられ、新たな恋に踏み切る許しも得られたのだから。
もしも完全な蘇生が出来ていたら、ロックは(セリスに気持ちが移っていたとしても)責任感から
中途半端な気持ちでレイチェルと添い遂げていたかもしれない…。


回想に出てきた彼女の父親もいなくなっている事から少なくとも家族皆殺しにあっていると思われる。

  • 実はレイチェルの父親はリターナーの重要人物でそれが帝国にばれて、
    帝国はリターナーや帝国に従わない人々へのみせしめにコーリンゲン自体は無傷にレイチェル一家だけを殺した…とか?
    • その重要人物が他ならぬロックだとしたら…重すぎるな(帝国からすればその時点で離別していた事情なんて知ったこっちゃないだろうし)

フェニックスの魔石修復後、最終的にレイチェルは体ごと天に召され、完全にこの世から消滅する…。

  • このレイチェルに関わらず、「命」に関わるエピソードというものは「重い」。
    感動するものの、気が滅入ることもしばしば…。
    ただやはり「生命の重さを大切に据えている作品」というものは「名作」として後世に残る気がする。
    例え他に凄惨な場面などがあったとしても。

よく考えてみると、帝国に殺されてからフェニックスの魔石で蘇るまで、ずっと眠り続けていた彼女が、なぜ「ロックの心の中にいる人」を知っていたのかが疑問に浮かぶ。
霊となってずっとロックを見守り続けていたのだろうか。


彼女が死ぬ直前に記憶が戻り、ロックの名を呼んだことが「ロック・コール」の由来か?


「人間の遺体を薬を使い死亡当時のまま保存する」というのはもの凄い技術に思えるし実際FFの世界ではそうなのだろうが、現実世界でもイタリアのとある修道院に2歳に満たず亡くなったという少女の遺体がホルマリンやパラフィンなどの薬品を駆使し、ほぼ当時のまま現存している。
魔法が殆ど絶滅した代わりに科学技術がかなり発達しているという設定のFF6の世界では、遺体の保存は(その気になれば)案外容易に出来たのかもしれない。


名前は旧約聖書の『創世記』の登場人物「ラケル」の英語圏の女性名から。ファンタジーでは珍しくないネーミング。
意味は子羊、雌羊、純粋なもの、がある。3つ目が当てはまるだろう。
確かに純粋すぎる人物である。


関連項目:音楽/【永遠に、レイチェル】

FF2(PSP版)

追加ダンジョンに「レイチェルよ、永遠に 享年16歳」と書かれた墓がある。
FF6のレイチェルを意識しているみたいだが、だとするとロック(25歳)は16歳の少女を恋人にしたロリコンになってしまう。
まぁ、実際には彼女がなくなった時にはもう少し若かっただろうし、何よりに後に似たような年齢のセリスと良い仲になっているのである意味問題はないと思うが。

FFT

汎用キャラの女性ユニット。

さえ装備すれば、『カウンター』を防げるかもね…。

FFTA2

グリアの汎用キャラの名前候補の一つ。
FFTと違ってオンラインヘルプは無いが、ルッソ不在時のクエストのリーダーにしたりすればしゃべってくれる。

FFRK

ロックのオーバーフロー超必殺技「コーリンゲンの奇跡」使用時の演出でFF6のレイチェルが登場する。