システム/【共同戦線】

Last-modified: 2022-07-15 (金) 00:23:13

FFT(PSP版)

FFTのPSPリメイク版「FFT獅子戦争」の追加要素。
PSPのアドホック通信を使用し、他のプレイヤーと共同で様々なミッションにチャレンジするというもの。
一度クリアしたら終了ではなく、何回でも同じミッションを再プレイできる。


ミッションをどのような状態でクリアしたかによって、5段階で評価がつけられる。
簡単に言えば、少ないユニット数で戦い、戦闘不能にならずにクリアすれば、高評価がもらえる。
この5段階評価は報酬アイテムの入手個数に関わっており、たとえば評価4ならアイテムを4個入手できることになる。


ミッションをクリアすると報酬にアイテムをもらえる。
基本的に難しいミッションであるほど豪華なアイテムがラインナップに並んでいる。

入手できるアイテムはランダム(中身の見えない宝箱を選んで開けていくという演出)なので、欲しいものが必ず手に入るわけではない。

特に、本作に追加された新規アイテムのほとんどは共同戦線やコロシアムの報酬でしか入手できないため、コレクターは目当てのアイテムが揃うまで何度もプレイすることになる。


共同戦線の仕様

  • アビリティ「算術」は使用できない。
  • 出撃できるメンバーは自分側から3人・通信相手側から3人の合計6人まで。
  • 味方キャラは戦闘不能になってもクリスタル化しない。
  • 共同戦線中に失われたアイテム(消費したアイテム、壊された装備、投げた武器など)は全て元通りとなる。
  • その一方で、敵ユニットから盗んだりキャッチしたアイテム、ラーニングやクリスタル化によって取得したアビリティ、獲得JPなど、有利な戦果はクリア後も引き継がれるようになっている。

共同戦線の受付は、酒場からできる。
ミッションは全部で14種類あり、本編ストーリーの進行に応じて追加される。
なかには、クリア後でないと出現しないミッションもある。


共同戦線では、味方側であるアルマやオヴェリアと戦うことになったり、倒したはずのルカヴィたちと再戦できたりと、本編ではありえないバトルが発生する(しかも何度でも挑戦できる)。
要するに「共同戦線」は本編とは無関係に独立したストーリーであり、本編との整合性も無視されている。
FF12IZJS版の「トライアル」などと同じである。


「鍛えまくってもそれに見合った強敵がいない」というオリジナル版からあった物足りなさを解消するような高難度のミッションが登場する。
特に「ブレイブストーリー」は脅威の10連戦である。

  • この「連戦」では、戦闘と戦闘の合間に編成画面が開けず、減ったHPやMPも引き継いだまま勝ち抜かなければならないため、過酷な戦いとなる。

この「共同戦線」は、通信環境(=PSPとソフトがもう1セット)がなければ全く遊べない。つまり通信環境がない人は、共同戦線の景品である追加装備の数々も手に入らない。
ミッションの内容自体は、別に他のプレイヤーとの共同で進める仕掛けとかがあるわけではないので、1人プレイ用のモードを作らなかったのはよく分からないのだが…。

  • この時期のスクエニはDS版FF3のモグネットの件といい、
    どうも「ほかのプレイヤーと通信しないと出てこない要素」を入れたがる傾向があった。

FFT(スマホ版)

スマホ版ではコロシアムともども削除された。
PSP版の追加装備は、ゲームクリア後に毛皮骨肉店にいけば購入できるようになった。

  • 追加装備を入手するために何回も共同戦線やコロシアムを繰り返す必要があったことを考えると、追加装備が毛皮骨肉店で簡単に買えるようになったのはアイテムコレクションの面からは良い変更とも言える。
    しかし強力な追加装備を手に入れても共同戦線もコロシアムもないのでは、使う機会が…。

共同戦線そのものを丸ごと削除するのではなく、1人プレイで遊べるように作り直すという措置はとれなかったのだろうか?
通信機能が存在しないのなら他のプレイヤーと対戦するコロシアムは削除するしかなかったかもしれないが、
共同戦線の方はたとえ1人プレイ用であっても成立できる内容なので、移植して欲しかった。