FF5から登場した魔道士。
それまで黒・白に分類されていた時間や空間に関係する魔法を体系化した「時空魔法」を操る。
多くの作品で、月や星をイメージした三角帽子とローブを纏っており、独特でメルヘンチックな外見がトレードマーク。
関連項目:ジョブ/【時空魔戦士】、チョコボシリーズ/【時魔道士】
FF5
水のクリスタルの欠片から得られるジョブの一つ。時空魔法を操る。
時空魔法は補助系が多く、おのずと時魔道士の役割は補助に回ることになる。短剣・ロッド・杖を装備可能。
時空魔法による補助は効果が絶大な上、代替がほとんど効かず終盤まで重要なので、早いうちにジョブレベルを上げてしまいたい。テレポ・レビテトなどはダンジョン攻略でも極めて便利。
マスターに必要なABPも低め(比較として白魔580、黒魔730)だが、習得するアビリティは「ロッド装備」。
マスターに必要な累計ABP:530。
時魔道士のアビリティ一覧→時魔道士
FF5の時空魔法はどれも魔力に依存しない。
サークレットor金の髪飾りの二択では迷わず後者を選択できる。
純粋な攻撃魔法はルゴルの村でコメットを買うまで無い。
ボス戦はともかく、雑魚戦では暇を持て余すことになりがちなので、他のアビリティをつけてフォローしよう。
実は、時魔道士の魔力はそれほど低いわけではない。
プラス補正が24あり、風水士と同率で全ジョブ中4位の魔力で、魔道士系で一番低い赤魔とは16も開きがある。
青魔より1高く、白魔より1低いだけ。黒魔よりは7低い。
つまり、青魔法を時魔に使わせれば、魔力依存の魔法は僅かだが威力が上がるのだ。
召喚・黒・白の上位3位に専門分野で敵わないのは仕方ないが、それは時魔道士の本来の仕事ではない。役割分担をしっかり考え、補助をメインにしつつ、上手く組み合わせて他のアビリティも強化すれば補助に留まらず、手が空いた時に物理アタッカー以外なら充分にこなしてくれるだろう。
素早さは26と薬師、風水士レベルのものだが、他の魔法系ジョブ(白魔~召喚士が25~23)に比べ優遇されている。
魔力に特化してないサポート職故の恩恵といったところか。魔道士系の中で真っ先にヘイストをかけられるのはありがたい。
体力は21で実は赤魔の18に次いで低い。
魔道士系で体力が高いのは1に青魔の27で、2に白魔の24。24はすっぴんの初期値と同じ。
さりげなく杖を装備可能。中盤では癒しの杖を持つことで支援の鬼と化す。
ロッドと杖の使い分けにより、どの魔力系アビリティとも基本的に相性が良い。
白魔や予言士と違い短剣が装備可能なので、マインゴーシュで回避したり、エアナイフでエアロガやかまいたち、シルドラなど風属性魔法の強化も可能。
- 普段は「動物」「地形」を使い、状況によって時空魔法・癒しの杖で回復と、相当に多彩な芸達者になれる。
一方で「地形」や「召喚」「青魔法」を重視するなら、ウィザードロッド装備で属性強化がほぼ全てに作用する。 - エクスデス城以降は裁きの杖でディスペルも担当できる。賢者の杖でレイズやアンデッド対策も可能。
リターンやクイックのインパクトが強すぎるが、第一世界からも出番はある。
例えばビブロスの「糸(スロウ効果)」はヘイストで上書き可能。
また、召喚アイテムのラムウを複数入手したい場合はストップで動きを止めて倒す必要がある。
- 使いこなすと戦術の幅が広がるので、ジョブ入手後すぐに時空L6まで覚えてもいいかも知れない。
あまり細かい事を考えなくてもヘイスガやメテオは普通に強力。
コメットは攻撃力幅が大きく、あまりダメージが安定しないが、連射である程度ごまかす事が可能。
時空魔法の大きな特徴は、魔法のレベルが上がるにつれて、対象が単体から全体化していくこと。
なのでヘイスガ登場直前となるバリアの塔辺りまでは、時魔道士を2人育てておくと、ヘイストやスロウを手早く配れて強力に機能する。
アビリティ枠は2手目以降のメインコマンドとして考えて、ひとまず青魔法や地形、第二世界まで進んだら召喚+大地の衣やうたうに弓矢装備などを選ぶと、一丁前の後列戦力になる。
このうち地形以外は装備を整えながら、終盤まで使い倒しても良いアビリティ。
武器もひとりに癒しの杖、もうひとりにダンシングダガーあたりを持たせると消費MPとの釣り合いがとれる。
ヘイスガ登場以降は2人いると持て余すかと思いきや、リターン役を複数置くことによって、ゾンビーパウダーやサークルの恐怖を事実上なかったことにできる。
更に上記の通り杖が装備できるため、時空魔法とは別にケアルラ・レイズ・バーサク・ディスペルを無消費で使えることになる。
これらの特性とテレポの存在がパーティの生還率を大いに上げてくれるため、例えば飛空艇入手直後から次元の狭間探索を狙っていく場合などは、スペック以上にキーパーソンとして活躍してくれることだろう。
刀装備+正宗+クイックで最速行動を維持すれば、オメガも神竜も余裕を持ってこちらのペースに持ち込める。
衣装は例によってレナはミニスカ。クルルは袖がダボダボ。
バッツなんかは一気にドットがショタ化する。
帽子の柄が全員違い、イラストではバッツは無地のオレンジ、レナは星と三日月、ガラフ・ファリス・クルルは側面にギザギザが入り、ファリスはグリーン系でクルルは紺色と赤。
- シーフ等もそうだが、ファリスだけ色合いが全然違うところに制作サイドのこだわりが見られる。
モデルは恐らく、FF5発売のちょうど90年前に制作された映画『月世界旅行』の冒頭に登場する天文学者の正装。
当時、黒魔法=攻撃、白魔法=回復という位置づけがあった中で
「時」に関する魔法を取り出して、一つの系統にしたということに驚いた人は多いだろう。
まさにATBのシステム故にうまれたジョブと言えるだろう。
- 4までのFFで、白黒共に時間や空間に関係する魔法が1つ系統として確立出来る程多かった裏付けであることも思い知らされる。
海外版での表記は共通してTime Mage。
NTT出版戦闘解析編42PではTIME SORCERER表記。
FF5(iOS/Android版)
時魔道士マスター時のアビリティ「ロッド装備」が大幅に強化され、他のアビリティとの同時装着が可能となった。
- マスターすることで、アビリティ枠を消費せずに新たなメリットを得られる、という意味では、
「戦闘時に1本だけ(忍者は2本)ロッド/杖/槌矛を自由に操れる」ジョブ特性、と考えても良い。
普通のジョブ特性と違うのは、すっぴん・ものまね士(および時魔自身と赤魔道士)だけでなく、全ジョブに付与できるということ。 - アビリティ枠と武器の効果を、あらゆるジョブで両立できるようになる。
ジョブチェンジできるようになったら、これを目指して率先してABPを溜めても良いだろう。
旧スマホ版の4人ジョブマスター時アチーブメントコメントは「時空の覇者」。
- 元ネタはSa・Ga3のサブタイトル。
FF5(ピクセルリマスター版)
ロッド装備とほかアビリティとの同時装着は不可能に戻ったため、旧スマホ版以外同様、早期マスターの旨味は小さい。
ただしロッドの装備が可能なジョブ全てに言える事だが、ロッドのアイテム使用(ロッド折り)が大幅に強化されている。
「元々全体攻撃を持たない」「終盤はクイックによる連続発動が可能」である時魔道士はロッド折りとの相性が良い。
FF11
一時期追加ジョブとして検討されていたらしいが、時魔道士の魔法は既に他のジョブに割り振ってしまっていたため導入は見送られた。
下のFFTの項目にも書いてあるがFFTの時魔道士スタイルは結構人気が高いので、導入見送りを残念がるプレイヤーもいた模様。
- この一時期とういうのは特に「時間を超えて冒険者(プレイヤー)が活躍を見せる」追加ディスクのアルタナの神兵時期に話題になった。
FF12RW
登場する敵リーダーの内、モーグリが就いているジョブ。「時を自在に操りサポート 敵に回すと手強い実力者」
タイプは間接で、補助関係の魔法を得意としている。
基本的にアーシェも同じような特技を覚える。
サポートアビリティは「トングツイスター?」。
FFT
FFTにおける魔道士系ジョブの1つ。
アクションアビリティは「時魔法」。
黒魔道士Lv3でジョブチェンジ出来るようになる。
このジョブのLvを3に上げると召喚士にチェンジ可能になる。
また、ジョブLv4にする事が算術士へのチェンジ条件の1つである。
ヘイスト、スロウ、ストップなどに代表される時間(FFTにおいてはCT)に干渉する魔法を行使することで戦局を有利に進めることができる。
が、時魔道士の真価は
この3つにある。
FFTでのデルタアタックを実現すべくがんばってはみたものの終ぞうまくいったためしがない。
ものまね士ほど面倒ではないだろうが。
どこぞにリフレクフレアでルカヴィを屠ってるような動画でもないものか。
- リフレクグラビガによるキュクレイン瞬殺と魔法返しメテオによるべリアスwith取り巻き殲滅、瀕死クイックによるずっと俺のターンならあったぞ。
【視聴覚室】
余談だが、その見た目は一部の人々に高い人気がある。
こちらの時魔道士は一度だけコスプレランキングにランク入りしたことがある。
正しい発音かどうか不明だが「へイスト」と言う台詞を残していった。
- 後にミスラがランクインしていたようだ。
FFTにおけるヘイストは非常に有用。
まず味方を平坦な場所に集め、ヘイストをかけてから戦闘を始めるプレイヤーも多いと思われる。
もっとも、あの騎士剣を使い始めてしまうとアビリティとしての時魔はお役御免になってしまうかもしれないが……。
グラビデ系とスロウはルカヴィ戦で非常に有用。
全てのルカヴィに効く(効いてしまう)。
が、メテオはFFTでもっとも使えない魔法と言ってもいいだろう……
Speed、圧巻の5。覚える頃には唱えている間に2回行動も可能な速度である。まだ下もあるが。
ストップは決まれば非常に強力だが成功率が低くあまり使えない。
スロウの方が成功率が高いので、序盤はヘイストとスロウでサポートに徹しよう。
- Speedがかなり重要なこのゲームでは、ヘイスト(CTの蓄積速度が1.5倍になる)と
スロウ(CTの蓄積速度が半減する)の効果はかなり大きく、味方がヘイスト状態で敵がスロウだと
それだけで圧倒的優位に立てる。ただしこれらで干渉できるのはアクティブターンの方だけなので
実行時間のあるアビリティや魔法より即時発動の攻撃手段との方が相性が良い。
アビリティは優秀なものの、Job自体のスペックは特に見るところがなく成長率もイマイチ。
あまりに長所が無いため、算術のセット先とするには一見厳しいように思える。
しかし、ヘイストを算術でかけるわけにもいかないことを考えると
戦闘開始直後に普通にヘイストを詠唱⇒以降は算術でサポート
という動きを一人で出来るこの組み合わせは悪くない。
アイテムを盗みたい時に相手をドンアク状態にしたりすると相手が逃げていく。
そんなときのドンムブも地味に便利。
ただし、2章でムスタディオが加入するとお株を奪われる。
- しかし、そんなムスタも終盤にはお株を奪われる
女時魔道士はかわいい。だが、敵で出てくると敵のスピードを上げたり、味方をドンムブにしたりとウザい。
つまりウザかわいい。踊らせるのもかわいい。
自分にヘイストをかけることも多いので動きがセカセカしている印象が強い。小動物的かわいさ。
- かわいいのだがどうしてもあの髪のぷらぷらが気になってしまう
このジョブの欠点は、攻撃魔法も回復魔法も乏しいため、ヘイスト以外の具体的な役割が無くチーム内で手持ち無沙汰になりやすいこと。
陰陽師と異なり接近戦ができないため、敵に攻めこまれるとひたすら逃げることしかできない。
- 魔力が反映される杖を装備できるため、接近戦が「できない」というわけではない。
が、棒と違ってカウンターが怖いのでやっぱり逃げた方がよい。
このジョブがストーリ上のバトルで敵として現れる場合は、なぜか女性ばかりである。
ミルウーダやガフガリオンといった強力なリーダーがいるマップだと
ヘイストで加速されて思わぬ苦戦を強いられることが多いが、
いなければさほど怖い存在ではない。
ただ地味にMA値が黒魔とほぼ同じという高さであるため、サブアビに黒や召喚が入っていると、
突然すさまじい火力をはじき出すようになるので注意。
- ストーリー中盤の地下書庫二階で戦う神殿騎士団配下、終盤のローファルやクレティアンの部隊の時魔道士はいずれも男性。女性ばかりと言うほどでもない。
余談だが神殿騎士団配下の一般ユニットはメリアドールの部隊とウィーグラフの部隊を除いてほぼすべて男性。
あとの例外はルザリアでザルモゥが引き連れてくる女モンクくらいか。
FFTA
モーグリ族、ン・モゥ族の上級ジョブ。
チェンジには黒魔道士の技5つが必要だが、下位の黒魔法は3つまとめて覚えるのでさほど手間はかからない。
ジョブコマンドはFFTと同じく「時魔法」。
ヘイスト・クイックなどは今回も有用だが、メテオが錬金術士に移ったのが痛い。
これにより攻撃魔法はグラビデ・グラビガのみになり、単体での火力は望めなくなった。
攻撃に参加させるなら、錬金術・賢術(ン・モゥのみ)や黒魔法をセットして火力を補いたい。
魔法攻撃力の成長率が非常に高いのが特徴。ただし、時魔単体ではそれを活かす技は覚えない。
スピードもそこそこの伸びなので、魔道士系を育てる際はこのジョブでレベルアップさせると良い。
MP成長率はやや低め。
消費MPの多い魔法が少ないモーグリならさほど問題にはならないが、
高コストの魔法が多い上にMPターボを多用するン・モゥの場合は注意が必要。
モンブランを魔法系で使用するなら、レベルアップはこのジョブで行いたい。
魔法攻撃力だけでなくスピードも伸びやすいのでなかなか優秀。
呼び出すや曲芸をつけて支援の鬼にするのも悪くない。
FFTA2
黒魔法×5でジョブチェンジ可能。
「時魔法」はグラビデなど攻撃魔法がなくなり、完全に補助系ジョブになった。
ヘイスガが使えるが、他の魔法は有用とは言いがたい。
ヘイストだけ覚え、ヘイスガを覚えられる武器が手に入るまで放置していてもいいかもしれない。
前作と比べてMPの成長率が他の魔道士系ジョブと遜色無い成長率になったが今作では開始時MP0仕様になったのでメリットが薄いのが残念。
また、魔法攻撃力の成長率が下げられており、魔導士系ジョブの中では高いとも言えない数値になってしまった。
その為、前作とは打って変わってこのジョブで長居する価値はほぼ無くなっている。
DFF
デュエルコロシアムの継続系ジョブカードとして登場。カードラックが1上がる。
継続系であるため、このカードがストックから外れると、ラックは1下がってしまう。
カードラックの1つくらい、普通に戦っていればすぐ上がるのでこれに頼ることも無い上、上記のようなリスクもあるので、ある意味状態異常と言える。
DFFUT
ラックの上昇量が5に増えた。よって取るとMAXまで上がり、外れると0になる。
罠度は更に上がったともいえるが、低ランクのトレジャーは寧ろ出やすくなるので、逆手に取ることも出来なくはない。
DDFF
ラビリンスのジョブカードとして続投。
所持している間、ラックポイント(カードラックを決める内部値)に応じたカードラック値に対して
+1補正する効果に改められた。
前作無印版の効果を踏襲してはいるが、こちらはラックポイントまでは変化しないため、
ラックポイントがカードラック5相当まで上昇しているなら時魔道師が流れても5のままである。
罠ジョブの汚名は払拭されたと言えよう。
…カード効果自体が元々優秀じゃないだろとか言わない。
PFF
黒魔道士1から派生するジョブ。ロッド装備。
デザインはFF5から。
ランク3まで育てるとジョブアビリティ「コメット」が使えるようになる。
知性は従来より高く、黒魔法が得意なので黒魔道士みたいに使える。
コメットを覚えた時魔道士は、黒魔や魔人より知性は低いものの、コメットの性能もあって十分火力が出せる。
ラ系以上の魔法を使わせると良い。
FFRK
FFTダンジョンで敵ユニットとしての時魔道士が敵として登場する。
FFEX
バッファーのジョブ。
シーフ・時魔道士解放クエストをするとジョブチェンジ可能になる。
補助魔法が得意で、時魔法で味方をサポートする。
ユニークアビリティは「クロノス」
武器はロッドと本。マスターすると杖と弓も使えるようになる。
万能弱体魔法のウィーク、移動に戦闘にと重宝するヘイストなどを他職よりローコストで扱えるためオンラインでも好んで使う人は多い。
FFEXF
バッファーが無いため分類はヒーラーで実装された。
白魔道士と比べて回復能力は弱く、補助さらには攻撃が強い。
基本的にはメディカで回復しリレイズをして味方が死なないようにサポートする。
ユニークアビリティは「クイックマジック?」
武器はマドゥ。
実質的には白魔道士のサブ職という位置付けがとても強い。
回復が弱く、攻撃があっても従来の赤魔かと言われるくらいに黒魔道士には及ばない。マドゥ装備なのもそういうことかもしれない。
ブレイブやリジェネしか欲しいものが無いという状態になっている。
パズル&ドラゴンズ
クリスタル・ディフェンダーズコラボイベントのガチャで登場している。
スキルはスロウで敵の行動を2ターン遅らせる効果。
リーダースキルはヘイスガでドロップ移動可能時間が延びる効果。