召喚獣を使役して戦う、召喚士と同系統のジョブ。
ナンバリングでは召喚士の設定が登場以降はなりを潜めてしまっている。
余談となるが、某作品では「召喚獣を憑依させて自分の力を底上げする」
というジョブとして見事に差別化されている。
- その作品でのジョブコマンドは「召喚合体」。FF3の魔界幻士のパロディとしては上手だと思う。
- 続編では召喚魔法の一部として受け継がれている。
FF3 
土のクリスタルから称号を受け取るとジョブチェンジできるようになる。
幻術師の上位で、白・黒召喚よりも強力な合体召喚ができる(エスケプの様に弱体化した物もあるが)。
欠点は、同時期にジョブチェンジが可能になる導師・魔人と比べてMPや体力が低いこと。
だが、低クラスの合体召喚でも敵全体に大ダメージを与えられるのは大きい。
後のシリーズの召喚士の元となったジョブである。
- 合体召喚のMP1回分のコストパフォーマンスは魔人の黒魔法をはるかに上回る。クラス2~4の氷・雷・炎属性の合体召喚でも弱点を突かない場合のダメージ量でも大抵のザコ敵を蹴散らせる(しかも全体掛けしてもダメージが減らない)ため、極端な低レベルでもないかぎりガス欠の心配はないと思っていい。
- 合体エスケプ(チョコボキック)は熟練度が低い場合には確かに弱いが、熟練度が高くなればなんとあのフレア(黒魔法LV8)すら超える破格のダメージを叩き出せるようになるので普通に有用。
唯一白/黒→合体で弱体化しているといえるのはオーディーン(カタスト)のみ。 - 殲滅力が高すぎて熟練度経験値が稼ぎにくい。上げたいときはアイスンを吸収してくれるアイスフライ相手に経験値を稼ごう。
炎吸収の敵もいることはいるが、ファイアフライはもう会えないしほのおのまじんは危険すぎる。
導師がネコミミフードで非常に人気がある反面、こちらは見た目がふくよかな中年のおばさんっぽい。
FC版では下位ジョブの幻術師の使いづらさ
(但し、白黒召喚の効果を考えて使えば全くの約立たずとは決して言い切れない)
からパーティーに組み込むのをためらったプレイヤーも多かった模様。
が、後述の理由で合体召喚の威力が恐ろしく高いことに気付けば存分に主力として使っていける。
- 少なく見積もっても「全体掛けしても威力が減衰しないバイオ」程度かそれ以上のダメージの全体攻撃が土のクリスタルのジョブ入手直後から撃ちまくれるようになる。
特に雑魚の出現数が多いFC版なら砲台役として合体召喚を撃たせ、撃ち漏らしは前衛に片付けてもらうという戦術が有効。レベル上げのお供にもどうぞ。
合体召喚は熟練度の影響を大きく受けるので、熟練度1の賢者になるとダメージが少なくなることがある。
攻撃魔法の専門家にするのなら魔界幻士のままというのも悪くないが、
体力が低いので空手家などを経由して鍛えておかないと一人だけHPが落ちこぼれてしまう。
ただでさえ体力の低い幻術師から魔界幻士へチェンジするというのは良くない。
FF3の召喚魔法には、バリアチェンジを無視すると言う特性がある。
しかし、これを実践できる相手は1体しかいない。
実は非常に力が高いジョブ。
レベル99における数値は75であり、これは魔剣士・竜騎士・バイキングなどの前衛ジョブと同等。
もちろん、どれだけ高かろうと活用する術も必要もないのだが。
- 力だけでなく素早さもトップクラス。こちらはシーフと同等。
魔道士系のくせに精神・知性よりも力・素早さの方が高い…どういうことなの。- 後発シリーズの召喚士は基本的に鈍足なので、大違いだ。
- ロッド系しか装備できないので力と素早さはほぼ宝の持ち腐れ。
そもそも体力の低さゆえに前列に置くのは危険(というか無意味に等しい)
つくづく勿体無いジョブである。- 一応攻撃回数が多くなることで、後列からでも全ての棒による石化を狙いやすいという利点に繋がる。
打たれ弱いジョブなのでこの点はありがたい。
- 一応攻撃回数が多くなることで、後列からでも全ての棒による石化を狙いやすいという利点に繋がる。
クリア後のスタッフロールでは左右から各ジョブが現れて場を盛り上げるのだが
たまねぎ剣士とこのジョブだけはなぜか登場しない。
- 魔人や導師と違いMPが絶望的に低いため、どうしても賢者の下位互換になってしまう。
賢者より圧倒的に素早いというアドバンテージはあるが、MPの少なさを考えると嬉しくない。
おまけに全ジョブ中でも最低に近い虚弱体質……
愛があっても使い続けるのは辛い。 - MPが低いのは魔人あたりとのバランスを考えた結果だと思われる。
クラス2魔法の段階でメテオを超えうる破壊力を持つことを考えれば、
すばやさもあいまって雑魚掃討にはうってつけのジョブだろう。
あくまで賢者が強すぎるだけなのだ。- その「合体アイスンでメテオ超えの威力を出す」のには物凄く熟練度を上げなきゃならないのよね…
(合体アイスンは威力32、メテオは威力180) - せっかくの合体バハムルを見る機会がないのは残念だけど、もともと連発するような魔法じゃないもんね。
- その「合体アイスンでメテオ超えの威力を出す」のには物凄く熟練度を上げなきゃならないのよね…
- 合体召喚のリバイアとバハムルは最速でドーガ・ウネ戦から投入できる。あの二人の餞には最高ランクの召喚魔法を用意して対峙するのも悪くない。
ステータスを見る限りでは、先手を取って敵を壊滅させることで身を護る
超攻撃的ジョブであるように見える。
FF3では敵が完全ランダムで行動に割り込みをかけてくるらしいので、どれほどの意味があるかは不明。
実は幻術師と比較して羽根付き帽子が装備できないという欠点がある。
このジョブを入手した時点ではまだリボンを未入手なので、あろうことか革の帽子で我慢するしかない。
- 普通に装備できるが。ちなみにFC版。
- 幻術師も魔界幻士も装備できるぞ。できないのは学者の帽子。
レベル42でやっとバハムルを1回唱えることができるようになる。ジョブチェンジした時点でクラス8が0回のプレイヤーもいたのではないだろうか?
結局使えるようになる前に賢者になることも…
- そして、2周目以降でバハムルを撃てるレベルまで上げて雑魚相手に試し撃ちして威力と使いどころの難しさに仰天したプレイヤーもいるかも。回数の少なさゆえに賢者になれるまでは正真正銘のリーサルウェポンである。
ジョブチェンジに必要なキャパシティは、以下の値からチェンジ先のジョブの熟練度-1の値を引いたものになる。ただし、計算結果がマイナスの場合は0になる。
たまねぎ剣士:60
戦士:68
モンク:60
白魔道師:60
黒魔道師:52
赤魔道師:68
狩人:76
ナイト:76
シーフ:52
学者:60
風水師:36
竜騎士:84
バイキング:60
空手家:84
魔剣士:36
幻術師:40
吟遊詩人:60
魔人:28
導師:60
賢者:60
忍者:60
全体的に高く、一番安い魔人でも28。意外にも賢者と忍者が同値。
FF3(DS・PSP・3D REMAKE版) 
一度の戦闘で出るモンスターの最大数が減ったため、
全体魔法の優位性が殆ど無くなり相対的に弱体化した。
ただし賢者が合体召喚が出来なくなったため、合体召喚のできる唯一のジョブである。
まあ正直、DS版では性能云々以前に、召喚魔法の出番自体があるかどうかなんだが・・・
- ボス戦はともかく雑魚相手ならまだ出番はある…と言いたいところだが、入手時期が遅過ぎる。
魔界幻士のジョブ入手時期ともなるとザコも単体で出てくることも多く、活躍するのは精々エウレカくらいか?
けれどもレベル上げの際には便利。バハ洞なら大抵の敵はシヴァでも一撃。
ただ体力が低いのでヘタレになりやすいのが難点。
なぜかこのジョブは魔人や導師に比べてMP量が多く、
特にレベル5のハイパまでなら雑魚戦でも心置きなく連発できる。
威力もダメージ計算上フレア<バハムルだったりする。
ラスボス戦でも暗闇の雲本体と右の触手に同時にダメージを与えられるため、
結構役立つジョブではないだろうか。
- どちらかというと、魔人や導師のMPが少ないと言ったほうが正確。
魔界幻士はMPに特殊な補正がかかってないので、下位レベルほど使用回数は多くなる。 - 暗闇の雲と触手両方にダメージを与えると、
暗闇の雲の波動砲が発動して洒落にならないので触手だけを攻撃したい。
触手がいなければ、波動砲をくらっても回復が間に合う。- 隠しボスは物理防御が非常に高いかわりに魔法防御が1しかなく、
ほぼ全属性のダメージを半減するため、合体バハムートが有効なダメージ源となる。
- 隠しボスは物理防御が非常に高いかわりに魔法防御が1しかなく、
現実問題として、MPが不足することはまずない。実質的に魔人の上位互換に近い存在である。
MP量はDS版FF3の全ジョブ中最高である。
幻術師と違い、角の位置は前になっている。緑と金色が中心となったゴージャスな衣装が特徴。
レフィアの魔界幻士はドレス姿である(他3人は燕尾服)。
このジョブのルーネスもある意味格好良い。
- スタッフロールでは彼がこの容姿だったから。召喚したのはチョコボ
バハムルが尽きてもリバイアというサブウェポンが存在するため、
長期化するボス戦でも火力不足にはならない。
暗闇の雲戦、後半はリバイア撃ちまくりでした。
- ボス戦では最初にバハムル、MPがつきたらリバイア、という流れが基本だが、
暗闇の雲戦では先にリバイアを撃った方がいい。
触手(右)には全属性弱点があるのでリバイアの方が大ダメージを与えられるし、
雲本体はHPが減ると波動砲を連発するのでそこを押し切るためにバハムルを温存したい。
- とにかく知性が上がるものを装備。
あと混乱が怖いので、リボンは必須(エウレカで手に入る)。 - 合体召喚は(使えない)Lv1のチョコボ以外は「知性」依存だもんね。
精霊の腕輪はリボンと併用できるから良かった。
レベル99で精霊の腕輪装備なんていう「最強状態」の時は、
精霊の腕輪項目にあるように「精神」重視装備でイイんだけど、まぁ普通は「知性」重視装備で。
FF3(ピクセルリマスター版) 
賢者の召喚魔法が再び合体召喚となったため、
合体召喚の専売特許という訳では無くなった。
一方で賢者より素早さが高く、MPが多い(何故かクラス2だけ賢者より少なかったりするが)。
合体召喚でガンガン魔法攻撃をしていくスタイルなら魔界幻士、
回復や補助も期待するなら賢者と使い分けるといいだろう。
クリアレベル帯では知性が低く、合体召喚の真価を発揮しきれない。
同じ攻撃魔法使いの魔人との知性の差が響いている。その差はおよそ15ほど。
これだけの差があってもメガフレアの威力は魔人のフレアの威力に迫る勢い。
リバイアが魔人のメテオと同等クラスの破壊力を持っていたりと、性能自体は非常に高い。
意図的なレベル上げで知性が極まってくれば黒魔法を凌駕する威力を発揮するが、ほぼやり込みの域になる。
- 魔人の知性は賢者よりも大幅に引き上げられたが、
攻撃魔法専門ジョブの魔界幻士の知性は賢者に若干負けているのが泣き所… - ライバルと比べ、素早い上に全体攻撃のエキスパートである点、
フレアやメテオに先駆けてバハムルを手に入れる事が出来るのは利点。
但し古代の民の迷宮突入時点ではクラス8のMP量はごく僅か。エウレカ深部まで回復は出来ないのでどこで使うか悩まされる。 - レベルや熟練度を意図的に稼がず進めてきた場合、合体召喚は黒魔法とそれほど破壊力に差はなく、MPも魔人や賢者と大きくは変わらない。
しかしそこからさらにレベルを上げれば高レベルのMPが驚異的な伸びを見せ、熟練度が上がれば召喚魔法の威力もグングン伸びる。
総じて晩成型のジョブである。通常プレイではそのポテンシャルを発揮しきれないのが惜しいところ。
敵の出現数が増えたため、雑魚戦では豊富なMPで全体攻撃を連発し、そのパワーをいかんなく発揮できる。
「全体攻撃のエキスパート」の面目躍如といったところ。
一方、古代の民の迷宮以降のボスはすべて全属性耐性を持っているため、過度なレベリングをしない限りボス戦との相性は悪くなってしまっている。
なにしろクリアレベル帯では肝心のレベル8のMPが賢者より少なく、魔人の半分程度しかないため、唯一の高威力無属性攻撃を連発しているとすぐに息切れしてしまうのである。
火力の低下を承知でリバイアやハイパに切り替えるか、エリクサーを消費して火力を維持するかは判断の分かれるところ。
- ボス戦のみ別のジョブにチェンジするという手ももちろんあるが、その場合当然ながら雑魚戦でボス戦用のジョブの熟練度を稼げないことがネックになる。熟練度の成長が早く、その影響も大きいだけに無視できないポイント。
逆にボス戦で使う予定のジョブの熟練度がカンストしているなら、この点を一切気にせずに使うことができる。- ナイトはずっと使っていれば魔界幻士になれる頃には熟練度カンストが現実的で、かつMPを使わないので乗り換え元として適任。他には取得はやや遅れるが吟遊詩人や魔剣士、空手家あたりか。
上に挙げたジョブは吟遊詩人以外は体力が高いためHPが高くなっていることが多く、魔界幻士で多少HPが伸び悩むのも気になりにくい。
- ナイトはずっと使っていれば魔界幻士になれる頃には熟練度カンストが現実的で、かつMPを使わないので乗り換え元として適任。他には取得はやや遅れるが吟遊詩人や魔剣士、空手家あたりか。
気になるのはやはり体力の低さ。最も低い学者、後輩の幻術師に次いで3番目に低く風水士と同じ。
白魔道士、黒魔道士等の初期ジョブよりも低いので嫌でもHP成長に響いてくる。
素早い全体攻撃で快適にレベリング出来る一方、術者は常にその代償を背負う事になる。
同じ召喚魔法を扱う目の上のたんこぶは別に体力は低くなく、
ライバルに至っては他の魔道士よりも体力が高い。頑張れ魔界幻士!
アイスフライ相手に合体アイスンを放ったところ、吸収されなかった。
「バリアチェンジを無視」……ということなのか、単純にアイスフライの吸収属性と合体アイスンの属性が違うのか?
FF11 
ジョブとしては存在していないが、ウィンダス連邦のNPCガリリが、自らのことを指してこう呼ぶ。
「カンパニエバトル」と呼ばれる特殊戦闘において、幻術で炎の巨人を呼び出して戦う。
FF12 
ハントカタログで読める噂話の中に「魔界幻士エリディア」がいる。
噂話の内容は、神が世界を創造したときに遣わした13番目の使者について。
この内容と魔界幻士との関連性は不明。
まあ、設定上はあるというだけだが。
- この世界には召喚士がいないので、召喚士系はこう呼ばれるのだろう。
- 十三番目の使者に言及していること、同じ魔界幻士であった可能性があること、名前が似ていることなどからFFTのエリディプスとの関連が気になるところ。
FFT 
表記は「魔界幻師」。
内部データにのみ存在するジョブ。
説明は「幻獣を操り、現世を支配せんとする謎のジョブ」。
実際に見るにはPARなどの改造ツールが必要。
魔界幻師のジョブコマンド「幻獣」は、ミドガルズオルム(無)、バハムート(無)、オーディン(無)、
リバイアサン(水)、サラマンダー(火)の5つのアビリティを所持。
自らを「謎のジョブ」と名乗る割には召喚師の弱体化バージョンとも思えるが、
中身は広範囲・強力な召喚獣ばかりを集めた魔法系ジョブである。
数ある内部データのジョブの中では唯一固有ジョブコマンドを所持しているので、まともに戦うことが出来る。
神殿騎士の誰かかエリディブスが就く予定だったのだろうか?
- おそらくはエリディプスがまずはこのジョブの人間の姿で戦い、
その後でルカヴィ化する予定だったのだろう。