ストーリー/【ゴルべーザとの戦い】

Last-modified: 2023-08-07 (月) 22:20:26

FF4

FF4の転機でもあるイベント、作中で2回ある。

1回目

ゾットの塔にてクリスタルとローザの交換をしに行った時、テラが一騎討ちで戦う。
ここではイベント戦闘で様々な魔法を放つがゴルべーザには全く効かず、ついにテラは己の命を燃やしてメテオを放ちゴルベーザを倒す。
だがトドメを刺すには至らず打倒ゴルべーザをセシル達に託しテラは絶命する、
だがゴルべーザを弱らせたおかげで一時的にカインの洗脳は解けた。

  • テラ最後の見せ場として、しっかりと9999ダメージを与えられるようにするため、
    この時のゴルベーザはメテオが持つ聖属性に対して4倍弱点になっている。

SFC版では、データを改造してメテオ以外でゴルベーザを無理矢理倒すと、
経験値が2手に入るらしい。


テラの活躍によりカインへの洗脳が(一応)解ける。しかし「用済み」と言われて捨てられる(?)カインだが、何か役に立ってたっけ?風のクリスタルはゴルベーザ自ら奪いに来るし(しかもファブールでのカインの働きは「失態」扱い)、土のクリスタル入手作戦を考えたとは言え、その為にカインを陣営に引き入れたわけでもないだろうし、メッセンジャーの役割くらい誰でも出来そうだし・・・。

  • 戦略的にはともかく、戦術的な意味合いではセシルを困惑させる手段としては有功だったように思えます。最後の最後の一手にするつもりだったのかもしれませんが。
    • そして、封印の洞窟で遂に戦略的な意味合いでもカインを手駒にしたことがセシルを出し抜くことになる。これは結果オーライなのか、実はカインをいつでも裏切らせることができて敢えて泳がせていたのかは判断が分かれるところ。
  • 地上のクリスタルを全て手に入れたから「用済み」になったのかも。カインは特に役に立ってないけど(笑)。
    • そもそもセシルとカインがミストではぐれたのも偶然なので特にセシルを困らせるためにカインを洗脳したわけではないような気もするが。バロン王をすり替え、近衛兵隊長ベイガンを魔物に改造し、シドには新型飛空艇を作らせていた辺り、たまたま手に入ったカインもバロン王国八軍団の将軍の一人として手駒にしようとしただけでは。
      側近扱いにしていたっぽい辺り、手駒がモンスターだけでは色々と不便があったのかもしれない。
      (小説版だとカインを手駒にしたのはゴルベーザの孤独感からだったりするが)

上記のような整合性の兼ね合いからか、盛大に話がアレンジされている小説版では、
ゴルベーザはクリスタルの奪取以外にカインを闇の世界へ追い落とすことも目的のひとつにしており、
「用済み」発言もその先のローザ救出イベントに向けた罠だったようである。(小説版ではこのシーンは恋人同士の感動の再会ではなくなっている)
セシルを出汁に使ってカインとゴルベーザの微妙な心理戦が繰り広げられていて、なんとなく主人公蚊帳の外…。

2回目

ドワーフの城のクリスタルルームにてカルコブリーナ撃破後にゴルベーザが出現、
8つのクリスタルをあつめバブイルの塔を復活させ月への道を開くという目的を明かす。
最初は黒竜を召喚し、黒い牙で追い込んでいくが成長したリディアミストドラゴンで黒竜を打ち消される。
バトルとしてはここでリディアが加入し本格的に開始される、
なおセシル以外全員黒い牙で戦闘不能状態になっているだろうから要注意。
最終的には勝って油断していたパーティーを尻眼にゴルべーザはクリスタルを奪ってしまう。


厄介なカルコブリーナからの連戦、挙句パーティは回復役まで戦闘不能状態で手数によるアドバンテージが無効。ボスとの戦闘前にはパーティをベストコンディションにするのがお約束のRPGとは思えない状況下での戦闘である。

  • セシルがゴルベーザに殺されかけるのは3回(ファブールゾットドワーフ城)あるが、どれも連戦をくぐり抜けて疲労困憊瀕死状態のときに現れる。鬼か。
    • 操っている奴がアレなのでゴルベーザも卑怯な事しかしてこないのよなww
    • 直接は戦わないがその後のバブイルの塔でも脱出直前に自分のいない間に好き勝手やってくれたなといわんばかりに追撃をかけてくる。
      しかもセシル側はヤンが自らの身を挺して暴走する巨大砲を阻止した矢先の出来事でありその後の追撃でシドも追っ手を食い止めるために犠牲になるというかなりの痛手を負わされる形となる。
  • タイミングが上手く合えば、カインはジャンプで戦闘不能を免れる。成功すればかなり楽になるだろう。
    炎(と聖)が弱点なので、フレイムソードが威力を発揮する。

リディア再加入後はゴルベーザが高威力の魔法を連発してくる上、最大HPの低いリディアが狙い撃ちされ易い傾向にあり、さっそうと駆け付けときながら返り討ちにあうなんて情けないことになりがち(特にバイオの一撃で撃沈させられやすい)。
人数が少ないとそれだけ集中的に狙われる事になるので戦闘開始後は速やかに他の仲間の回復に専念し、体勢を整え直してから反撃しよう。
魔法の全体がけだと詠唱時間がとられる上に1人当たりの回復量が減るので、回復はハイポーション必須。

  • さながらドラゴンボール映画のピッコロの如し。
  • 体勢を立て直しさえすれば後はだいぶ楽になる。カインのジャンプとリディアの召喚を中心に攻め、ヤンはためるで援護攻撃してセシルはローザと共に回復役に回るとよい。

SFC版だとクリスタルを奪うときのグラフィックが大変怖い。

  • あれはDS版では時田氏曰く「ゴルべーザは人間だから」と変更入った。

ここでの兄さんのセリフは名言揃い、これぞボスの風格でしょう。
ん?失言?何の事だ?
『受け取れい!これが私からの最後の贈り物だ!』
『はっはっは これがお前たちの力か…しばらく、おとなしくしていてもらおう!』
『動けぬ体に、残された瞳で』
『真の恐怖を味わうがいい!』
『参れ!黒竜!』

総合

絶体絶命、主人公の大ピンチというその時、死んだと思っていた仲間が見た目も実力も大幅にバージョンアップして助けに現れるという実に燃える展開である。のだが、プレイヤー視点では「なんであと30秒早く来てくれなかったんだ」とつい愚痴の一つも言いたくなる。特にDS版。

  • しかし、この場面は感動で文字通り体が震えたな。助けに現れたキャラクターの名前見た瞬間「ぅぉ・・・!」って声が出ちゃったしなwFF4どころかFFシリーズでも屈指の名シーンだと思う。
  • ついでにテラ戦でも「セシル達も見てないで加勢しろよ!」と言いたくなる。
    おまけにシドとヤンは根尽きたテラよりも軽く吹っ飛ばされただけのセシルの方へ先に駆け寄るとかね…
    • さらにテラ戦では気絶したカインも放置状態である。セシルが殺されかける緊迫シーンやテラが息を引き取る感動シーンの背後にカインが倒れてると思うと…。
    • ↑×2、爺様の意地をかけた戦いだからあえて手を出さなかったのだと思われる。
      • テラも試練の山で「パラディンの力とメテオがあれば…」とか協力を仰ぐような事言ってたぞ。
        せめて「強力な魔法の撃ちあいで迂闊に近づけない」みたいな演出でもあればよかったのに。
      • ↑セシルたちにとっては世界を救う「みんなの戦い」だが、テラにとっては復讐のための「自分の戦い」。自分自身の問題に他人を巻き込むのは最終的には不本意だったのではなかろうか。ちなみに「メテオとパラディンの力がを合わせれば」的なことを言ってたのはどっちかと言うと長老で、テラは「奴だけは私が倒す!」と一貫して言っている。DS版では試練の山では確かにそう考えているが、最後の方はギルバートのこともあり、ひたすらメテオの一念。
      • そもそもローザを人質に取られている状態では無茶もできん。
    • ダムシアンで「助けはいらん、ゴルベーザは私一人でやる!」って言ってるから、初志貫徹したんじゃないか?
    • 祖国を襲撃されたり、育ての親を殺されたりしたセシルたちにも、ゴルベーザを憎むテラの気持ちはわかってたはず。だからこそ手出しできなかったんだろう。

バブイルの巨人でもう一度戦えるかと思いきや、洗脳が解けてしまったのでセシルとの決着は着かず仕舞い。
その鬱憤はディシディアで晴らして下さい。

  • いや、ゼロムスに晴らそうよww
  • 結局ディシディアでも「決着」はつけられないしな…。
    ほどほどに戦って「これがお前の力か」と認められる程度。

DFFの出場権を獲得した重要ボスのゴルベーザなのに、正式な戦闘は中盤に1回だけ(ゾットの塔はイベントバトルだし)。結構珍しいパターンである。

FF4TA

TAでも戦う。ただしセシルが敵。

  • 1回目は夢の中で、セシルとタイマンで戦う事になり、思いっきりフルボッコにされる。
    2回目は回想シーンで、ゾットの塔にてテラから9999ダメージのメテオを思いっきりかまされる。
    3回目も回想シーンで、ドワーフの城での戦いとなる。

小説版だとドワーフ城での戦いはヤン目線になる。心のセリフが「お帰り、リディア」。

DFF

FF4本編で決着をつけられなかった彼らだが、DFFではタイマンで戦う事になる。

  • 敵側ではあるが、正気に戻っているため性質的にコスモス側に近く、ストーリーでもバトルでも色々と助言される事が多い。