ストーリー/【シーモアの過去】

Last-modified: 2024-03-30 (土) 22:53:22

FF10

エボン=ドームの思い出が漂う場所で、幼年時代のシーモアが、母親に駄々をこねている場面がみられる。
シーモアの母親は人間でもあり、アニマ祈り子であった。
アニマはシーモアの究極召喚獣でもあったが、その大きすぎた力に取り付かれたシーモアが、次に自らが『シン』となろうとしたことと、さらに母を『シン』にして苦しめたくないと言う思いもあって、究極召喚自体は発動されなかった。


しかし、この幼少シーモア…そのシーンで交わされるキャラ達の会話「今のって…シーモア?」に
拍子抜けするプレイヤーもいるとか。
この純真な少年の成長した姿があの陰湿ストーカー野郎とは、考えてみれば哀れである。


このイベントでエボン教の罪深さを改めて感じた。
ついでに、シーモアが陰湿ストーカー野郎になった理由もわかった気がした。


飛空艇入手後に行けるアニマの祈り子の間の全文(ボイスあり)

(ユウナがエボンの祈りを行い、シーモアの母が現れる)
ユウナ:シーモア老師の 母君ですね

シーモアの母:知っていて わたしの力を求めるのですか
息子を……憎んでいたのでしょう?
……よいのです
憎しみの始まりはあの子 あの子のせいなのですから
(端で泣いている子供の頃のシーモアが現れる)
そしてあの子を ゆがませてしまったのは わたしのあやまち……

(画面が子供の頃のシーモアの回想に)
グアドとヒトとの間に生まれた あの子は ずっとひとりでした
ですから ひとりでも生きてゆける 力を与えたくて……
わたしは祈り子になったのです
けれど……
あの子は力を得たあまり 逆に力にとりつかれてしまいました
わたしの力では満足できず より大きな力を求めて……
(回想終了)

ティーダ:それで『シン』かよ

シーモアの母:ええ……
おいでなさい 召喚士よ わが力を さずけましょう
暗黒の召喚獣 アニマ 
呪われた闇の力で あの子がめざした『シン』を消してください
それが あの子への せめてもの つぐないです……


他の祈り子との対面は寺院の出入りのためにマイカ消滅イベントを起こさないといけないが、ここだけはマイカ消滅イベントを起こさなくても見られる。
祈り子の間での対面のセリフからおそらく作中2回目の召喚があったときには異常に気づいていたと思われる。この時点でも殺されていたし…。

  • なお、父からもスフィアのメッセージでユウナたちにシーモアの暴走を止めるようお願いされている(こちらは反逆者の冤罪をかけた執事に証拠隠滅されたが)。親として見てられないものはあったのだろう。