FF8
FF8における雷神・風神の本編での最後の会話、それは親友サイファーへの説得だった。
以下、The oathをバックに会話全文。
~エルオーネをスコール達に引き渡した風神・雷神~
サイ「おいおいおい、頼むぜ風紀委員」
雷神「サイファー、やめるもんよ。なんだかわけわかんないもんよ……」
サイ「わけわからねえのはこっちだぜ。仲間だと思ってたのによ」
風神「仲間……」
「仲間だよ。いつまでも仲間だよ」
「仲間だから、あんたの力になりたいよ」
「それであんたの夢がかなうなら なんだってしてやりたいよ」
「でもね! サイファー、あんた、操られてるだけだ」
「もう、自分の夢もなんも無くして、へんなものの言いなりになってるだけだ」
「だから、元に戻ってもらいたいんだよ!」
「それ、アタシたちじゃできないからスコールにまかせるしかないんだよ!」
「くやしいよ……。スコールに頼るしかないなんて……」
「サイファー! まだ続けるの?」
サイ「(肩を竦めた後、ハイペリオンを構えて効果音までついて)今までありがとよ! 雷神風神!」
そして去っていく風神・雷神
大抵の悪役はこういう場面では、こういう裏切りを許さず即座に始末するというパターンが王道であり、風神のセリフが終わった直後プレーヤーは一瞬「このあとは雷神風神はサイファーに始末されるんだろうな」と思ったに違いない。
サイファー派と言いながらもやはり2人は今のサイファーに納得ができなかったのがよく分かるシーン。
また2人を責める事無く感謝したサイファーは敵でありながらもその友情は無くなっていなかった。
だからこそ母校を含め世界中に攻撃をけしかけたりをして、多くの人命を奪ってしまった自分がもう戻れないと理解しているのだろう。
サイファーの心理描写は殆ど無いから彼の心情を理解できない場合はやり直してでも理解して欲しい。
自信満々に振る舞っているがサイファーとてまだ未成年の子供なのだから。
一応EDで元の鞘に戻ることにはなる。
条件次第だがここから戦闘内容含めてイベントがこれでもかとてんこ盛りなので印象深い。
実はガーデン交戦時にガルバディアガーデンで風神・雷神と会うが、2人の話を聞く限り、このときもうすでにサイファーの様子が変なことに気がついていたのかもしれない。
風神がまともに喋る唯一のシーン?
- 俺はちょっと感動した。それだけ風神のサイファーに対する想いが滲み出てるってことだと思う。
- 風神がサイファーに向けてだけ真面な口調で、自分の気持ちをぶつけるために訴えかけるっていうのが涙腺に来た。単純な恋愛とか友情だけじゃない、複雑なドラマシーンでBGMも相まって凄くいい演出だった。