FF7
FF7の転換期にして超怖いシーン。作中で2回ある。
クラウドがセフィロス(ジェノバ)に対して相手が喉から手が出るほど欲しがっている黒マテリアを、
奪われるわけではなく手渡しでプレゼントしてしまうというイベント。
ルーファウス曰く、セフィロスを追うつもりが逆にセフィロスに利用されてしまった。
- 「敵の手から守るために自分達が先に手に入れよう」としたものは必ず逆に奪われてしまう世の中のお約束を体現したシーン。
【一回目】
古代種の神殿にて黒マテリアを入手した直後、セフィロス(に擬態したジェノバ)の発言によって操られ、自ら渡してしまう。
この時エアリスがいたのだがクラウドは彼女をぶん殴ってしまい、
そしてあのセリフと共に自我を崩壊しかける。
その後宥められて何とか静まったが、結局ゴンガガで寝こむハメになった。
そしてその間にエアリスはセフィロスを止める為に忘らるる都へ行き・・・
- あれって操られてたのか?
【二回目】
竜巻の迷宮にてジェノバを倒し黒マテリアを奪還したクラウド達はレッドXIIIもしくはバレットにマテリアを預ける。
その後クラウドはセフィロスに5年前の記憶違いを利用され、精神崩壊してしまう。
(没版では、黒マテリアを手にした時点でセフィロスの人格が乗り移り
セフィロスのいるマテリアに剣を斬りつけ、黒マテリアを埋め込み、自分の目的を語っている)
この時ティファにさえ信じてもらえなくなったクラウドの絶望は計り知れないだろう。
そして完全なるセフィロスコピーとなったクラウドは、眠るセフィロスに黒マテリアを渡してしまう。
この時に大空洞の地層からウェポンが復活したり空にメテオが浮かびあがったりする。
- この時の眠るセフィロスは竹谷氏監修のもとに作られたオブジェとして
再現されスクエニショップに眠っている。誰も上を通らないそうだ。- シーンはここだが、造形としてはACのCGがモデルだろう。
ガラスケース越しとは言え、踏んだら呪われそうなくらい、迫力あるリアルな出来である。
- シーンはここだが、造形としてはACのCGがモデルだろう。
- このイベントの直前に、宝条の口からリユニオンとセフィロス・コピーについての考察が述べられる。首のないジェノバが何故神羅ビルに保管されていたのかもここで明かされる。
直後のイベントのインパクトに隠れがちだが、これまでのストーリーの伏線が次々に紐解かれていく、非常に大きなターニングポイントでもある。
半裸半裸とネタにされるセフィロスだがなぜ半裸なのかはこの時のムービーの半裸姿に秘密がある。
眠るセフィロスの神秘さを出したくて半裸にしたのだろうが、律儀に最終決戦でも
服が無くなってるという流れをそのまま踏襲してしまったから半裸姿なのだろう。
セフィロスもまさかエアガイツやディシディアなど永きに渡ってネタにされるとは思わなかったろうに…。
- この時は身体を再構築している途中(下半身は無い)なので、服がないのも納得できるが、
最終決戦でも半裸な理由は不明。 - グラフィックの都合とはいえ、最終決戦前のイベントで登場した時には黒コートを着ているので、なおさら脱いだ感が漂う…。