FF7
クラ:俺……春になったら村を出てミッドガルへ行くよ
ティ:……男の子たちってみ~んな村を出てっちゃうね
クラ:俺はみんなとはちがう。ただ仕事をさがすだけじゃない
クラ:俺、ソルジャーになりたいんだ
クラ:セフィロスみたいな最高のソルジャーに
ティ:セフィロス……英雄セフィロス、か
ティ:ソルジャーになるのって難しいんでしょ?
クラ:……しばらくのあいだ村にはもどれないな、きっと
クラ:……うん?
ティ:大活躍したら新聞にものるかな?
クラ:がんばるよ
ティ:ねっ約束しない?
ティ:あのね、クラウドが有名になってその時、私が困ってたら……
ティ:クラウド、私を助けに来てね
クラ:はぁ?
ティ:私がピンチのときにヒーローがあらわれて助けてくれるの
ティ:一度くらい経験したいじゃない?
クラ:はぁ?
ティ:いいじゃないのよ~!約束しなさい~!
クラ:わかった……約束するよ
ティファがピンチのときにクラウドが助けにくるという約束をする。
この約束をした2年後にティファは本当に死にそうな目にあったが、
クラウドはなんとか駆けつけることができたようだ。
が、そのことがわかるのはだいぶ後のことである。
クラウドとティファは同郷だが、小さい頃いっしょに遊んだりしたことは全然なかったらしい。
ティファにとって、クラウドとの思い出といったら7年前に給水塔でこの約束をしたことだけである。
- ティファは村での人気者で競争率が高かった。一方クラウドは地味で目立たない存在だった。
- ザンガンは魔晄炉にクラウドより遅く突入したので、クラウドがセフィロスを倒していないと
鉢合わせする事になる。セフィロスと正面から戦えばザンガンは殺されるか瀕死になって
弟子のティファと共にセフィロスコピーの実験体にされていたと考えていい。 - ソルジャー=ヒーローにならなくてもティファのピンチに駆けつけたという壮大な伏線。
たとえ世間が何と言おうとティファにとってのヒーローはクラウドなのだ。 - 特に仲良くなかった二人がこの会話と約束をしたきっかけって何だったんだろう?
クラウドが橋の事故で怪我させた事を謝る為にティファを呼び出した、とかだろうか。
ちなみにDDFFのクラウドレポートのタイトルはズバリ「約束は形を変えて」。
世界と立場が変われども、ティファのピンチに駆け付けるクラウドはヒーローなのだ。
- 『ティファのピンチ』というトリガーを引いてしまったらセフィロスであろうが神々であろうがクラウドを止める事はできないのである。
- 何故ここでポエム?
FF7R
リメイク版でもセリフや動作は微妙に異なるがしっかり再現されている。
- ただし、原作ではティファに言われてから思い出したのに対し、リメイク版では自らこのシーンを思い出している。
BCFF7
二人が給水塔にいるシーンの一枚絵が出てくる。
携帯アプリの容量や発表当時の年代からして、画質は言わずもがな…。
とはいえ中々感慨深いものがある。
クラウドが敵にやられると「あいつとの約束守れなかった」と言う。