FF6
ケフカを倒した事で崩壊する瓦礫の塔から主人公達が脱出する、という物。
魔法が使えなくなったのが仇となり、自力で脱出することに。
後日談は語られていない。
それぞれのテーマBGMのアレンジ(蘇る緑)と共に、
キャラの名前とそのキャラのイメージみたいな物が表示されて、その脱出風景という形。
ギャグ要員はモグ、ゴゴ、ウーマロ、ガウ、カイエンでそれ以外はシリアスな内容。
ペアで描かれるのがエドガー&マッシュ、ロック&セリスだが、
本作では後半仲間を揃えきる必要が無い為に、片方がいないと内容が変わる。
- ↑ストラゴスがいないときのリルムもギャグ要員だな。
- 脱出時にセリスが「ロックのバンダナ」を落とし、拾おうとして転落しそうになる。
ロックがいる場合はロックが、いない場合はセッツァーがセリスを助ける。
彼女にとってバンダナは形見のようなものだが、
本人がいるのにバンダナのために命を懸ける姿には痺れた。
セリス、エドガー、セッツァーは強制加入で、やろうと思えばこの3人でエンディングを見られるがものすごい寂しいのでオススメできない。
例えばエドガーのように、ペアエンディングでも無いのに他のキャラが出る事もある。
- ティナだけは仲間にしてなくてもエンディングに登場する。
飛空艇に残してきた仲間たちは、エンディング冒頭に「助けに来たよ!」と言って現れる。
このシーンは仲間14人が画面に勢ぞろいする唯一のイベントでもある。
- なおガウとリルムはなぜか瀕死ポーズを取り、27歳の3人は揃って身構えている。何か理由でもあるのか?
- ティナを中心に、他の仲間たちは線対称に立っている…が、ウーマロだけ対称になる相手がいない。しかも彼は、ラストバトルに連れてきたかどうかで立ち位置が変化する。
- 充分に育てたデータだと、3人で攻略し、その後「助けに来たよ!」と来る11人トンボ返りで脱出という「お前ら何しに来たんだ」エンドはやった人多いと思う。
- 飛空挺にウーマロだけ残してエンディングを迎えると、あまり流暢に喋らなかったウーマロが「助けに来たよ!」と普通に喋ってくる。
シャドウを魔大陸で見捨てるとエンディングがかなり悲惨な事に。
生きていてもかなり悲しいエンディングとなる訳だが。
- むしろシャドウ生存EDのほうが悲しいと思う。
脱出時の各キャラの進行順は以下の通り。
カイエン → セッツァー → エドガー&マッシュ → モグ → ウーマロ → ゴゴ →
ガウ → ロック&セリス → ティナ → リルム → シャドウ → ストラゴス
なお、仲間の構成次第で演出が変化するのは以下の通り。
・マッシュを仲間にしていない場合のエドガー
・ロックを仲間にしていない場合のセリス
・ストラゴスを仲間にしていない場合のリルム
やたら出番のあるキャラは、セリス、エドガー、セッツァーの三人。
つまり、強制加入の面々のみ出番が多いわけである。
人がいるいないでエンディングのパターンを増やすのが面倒だったんだろうな、きっと。
ティナも必ずいるはずなのだが、出番は自身のシーンとロック&セリスのシーンのみ。
- ティナは「行くのよ、皆力を合わせて!」「残された力で皆を導く!」と叫ぶが、殆どのパートに登場しないせいで「お前何もしてないだろ」となる。
- 脱出の際に活躍が確認できないのはティナ、モグ、シャドウのみ。
- 幻獣の存在が消えかかっているはずなのに、ティナは常にトランスのまま。
- ウーマロはモグを仲間にしないと加入できないのだから、彼のパートにモグも出してあげても良かったのでは?
上の理由より、ティナがいないまま終わるパターンも、当初は想定していたのではないかと考えられなくもない。
ラストバトルそのものには、ティナが復帰しないまま突入できることでもある。
あくまでただの妄想であって、確証のできる話ではないのだが。
最後にティナは髪留めを解いたが、あれは何を意味するのか…?
- 普通の女の子になります、的な感じかな? 幻獣の力もなくなったし…
- 戦いが終わった解放感と、普通の人間として生きる再スタートの決意のあらわれかもしれない。
- この場面以外で、ゲーム中にティナの髪がほどかれるのは、トランスをした時のみである。
- かの格闘ゲームの金字塔『ストリートファイターII』の有名キャラクター春麗は、エンディングで親の仇を壊滅させた事でお団子に纏めていた髪をほどき普通の女の子になろうと宣言する。ティナの演出はこれのオマージュの可能性がある。ちなみにFF6は1994年発売でストIIはアーケードが1991年稼働、SFC移植が1992年。
余談だが、FF6の翌年に出た聖剣伝説3でも主人公の一人リースが同じように髪をほどくシーンがあった(オープニングではすぐに結び直し、エンディングで再びほどいた姿を見せる)。ティナにしろリースにしろ、敵対組織が親の仇というのも春麗と共通する。
仲間にしていなかったキャラクターは画面左上に顔グラフィックが出て(通称【遺影】)、
背景にそのキャラクターにちなんだ場所が流れる。
仲間にいないキャラ | 流れる場所 | 備考 |
---|---|---|
カイエン | ドマ城 | |
セッツァー | (強制参加) | |
エドガー&マッシュ | (強制参加) | マッシュがいなくても顔は流れない |
モグ | ナルシェ北の岬 | 二匹とも同じ場所 |
ウーマロ | 名前は??????になる | |
ゴゴ | ゴゴの洞窟 | 名前は??????になる |
ガウ | 三日月山の洞窟 | |
ロック&セリス | (強制参加) | ロックがいなくても顔は流れない |
ティナ | (強制参加) | |
リルム | サマサの村 | 三人とも同じ場所 |
シャドウ | ||
ストラゴス |
- ティナ、ロック、セリス、セッツァーの四人は関連した場所が無いからだよ…多分
- ロックはコーリンゲンだろう。
- 何気に最後の三人の並びがシャドウの過去の伏線。
- ちなみにガウは仲間にしていても獣ヶ原に放牧中なら遺影が流れる。
最後ファルコン号に乗り込む際、ゴゴとウーマロがいないことにも注目して欲しい。
ゴゴはイベントの時に溝に落ちたのは確認できるけど、ウーマロは……?
- 二人ともちゃんとファルコン号に乗り込んでいる。船尾に仲良く2人並んでいる。
ただし、確認できるのは最後の最後で、急発進(?)する場面のみ。- 下の視聴覚室の全員verを見たところ、最後の最後で二人ともいることが確認しました。
ただし、二人がいる辺りで画面が暗転するので気づかない人もいたのでは? - エンディング中は意図的なのか、飛空艇の最後尾の二人がいる位置へはカメラワークが一切回らない。
本当に最後の最後だけカメラが移動するため、二人が脱出できなかったと勘違いした人も結構居る模様。- ティナ、必須の3人、ロック、リルム、ストラゴス、マッシュはそれぞれ小芝居をしてくれるが、カイエンはずっと身構えたまま突っ立ってるだけ。ガウとモグはティナの「ありがとうセッツァー」のシーンからまるで画面に映らなくなり、最後の最後でゴゴ・ウーマロと一緒に久々に映る。
- 下の視聴覚室の全員verを見たところ、最後の最後で二人ともいることが確認しました。
どんな名前をつけてもエンディングが違和感なく進むように、各キャラごとのエピソードが始まる前に
"(プレイヤーがつけた名前) AS (デフォルトネーム)"
という注意書きが出てくる。
意味としてはティナを例に挙げると、
「あなたが○○○○と名付けた緑髪の少女はこのエンディングではティナ・ブランフォードという名前で扱います」
といった感じ。
- エンディングでプレイヤーの命名した名が無視されるわけではなく、ちゃんと表示される。
むしろ映画やドラマのように「○○○○=役名、デフォルトネーム=演じた役者の名前」という演出だろう。 - 名前入力をしていないキャラクターは「?????? AS ○○」となる。
通常のプレイではウーマロとゴゴを仲間にしていない場合に見ることができる。
また、モグタン将軍バグ、飛空艇バグ、52回全滅バグなどで正規の名前入力をせずに連れてきた仲間が居る場合もこれになる。
全部で132パターン
- 最少人数と最多人数とリルムありストラゴスなしの3パターンを見ればその他のパターンはだいたい想像できる。
最初はセピア調で描かれた本が映る。この本が風に煽られページがめくられていき、各キャラの紹介に入るといった冒頭部分になっている。個人的な考察であるが、FF6本編の戦いを記録にしたものがこの本ではないだろうか?
音楽タイトルの通り「蘇る緑」とのことなので、飛空艇で脱出した後は大地に緑が蘇った様子が見える。おそらくケフカが三闘神の魔力を使って世界中から集めた生命力?の様なものが、再度世界中の自然に戻っていったものと考えられる。確認できるだけでも山々、野原、森、滝等。明るい未来が待っていると受け止めることができるエンディングである。
GBA版ならクリアデータセーブ追加により、ロックorゴゴでアルテマウェポン&ラグナロクパクって量産技・ラストケフカで出るバグったコピーティナ利用した装備品増殖を利用する場合は、毎回このエンディングを見る必要がある。
装備品量産する時、散々見慣れたこのエンディング自体がトイレ休憩タイムでメシ休憩タイムになる。
ちなみに、坂口博信氏によれば、FF6開発中に娘のアヤさんが誕生したため、新生に感動してエンディングがすこし変更されたりしたらしい(出典)。
【視聴覚室】
必ず仲間になる3人と助けに来るティナ、EDが変化するリルムを加えてのED。
集めてないキャラは死んだようにしか見えない……。
どこかで見たことある組み合わせでED。
全員いるED。昔ほとんど見れなかったのに……。
モーグリ軍団によるバグエンディング(チート)
こちらは正規(?)の飛空艇バグでの低歩数クリアによるバグエンディング
52回全滅バグを利用した0歩エンディング。強制加入メンバーは流石に遺影にはならないようだ。
上記の0歩+ラスボス撃破による脱出から開始のエンディング。こちらは全員加入状態だが、ほとんどが正規の手段で加入していないせいで、ティナの姿をした0キャラというカオスすぎるエンディングに。
PS版
天野絵の新規CGムービーが追加されている。これはおまけのFF開発室でも視聴可能。