セリフ/【そうさ・・・君の言うとおり僕は弱虫さ!だからずっとこうしてアンナのそばにいるんだ!もう何もかもどうでもいいんだ!】

Last-modified: 2023-01-17 (火) 20:40:15

FF4

リディア弱虫と言われた時にギルバートが返したセリフ。
7歳に弱虫と言われそれを認める24歳。この後彼は20歳の暗黒騎士にぶたれるのであった。

ギルバート「ア アンナァ・・・・シクシク・・・・」
リディア「弱虫! お兄ちゃんは男でしょ! 大人でしょ!
なのに・・・・! あたしだって・・・・」
セシル「リディア・・・・」
ギルバート 「そうさ・・・・君の言う通り僕は弱虫さ!
だから ずっとこうしてアンナの傍にいるんだ!
もう何もかもどうでもいいんだ!」
セシルにはたかれるギルバート
セシル「悲しいのは君だけじゃないんだぞ!
そんなことをしていてもアンナも喜びはしない!
それに いまの僕らには 君の助けが必要なんだ!」
ギルバート「僕が君たちを助ける?」
セシル「僕はセシル。
カイポで高熱病に倒れている仲間を助けるため砂漠の光がどうしても必要なんだ。
それには・・・・君の助けがいる!」
ギルバート「僕が助ける・・・・」
セシル「そうだ。ローザのために・・・・頼む!」
ギルバート「ローザという人は君の大事な人らしいね・・・・
愛する人を・・・・失ってはいけない。
砂漠の光は東の洞窟にすむアントリオンが産卵の時に出す分泌物からできる。
洞窟には浅瀬を渡らなければいけない。
ダムシアンにあるホバー船なら浅瀬もこえられる。
カイポにも浅瀬をこえて行けるはずだ。
さあ急ごう!」
王族ギルバートが仲間になった!
ギルバート「さよなら・・・・アンナ!」


DS版の予告編にも使われているギルバートのシンボル的セリフ。彼が世間にヘタレ認定された瞬間。

  • Mr.ヘタレの面目躍如たるセリフ。これだけ堂々と自分がヘタレだと公言できるのはヘタレキャラ星の数あれど彼だけでは?

彼がはじめて勇気を振り絞るのはサハギンとのタイマン。
感動的なイベントに見えるがサハギンはFF4でも最弱クラスのモンスター。
こんなの1匹に勇気を振り絞らなければいけないとは、本当に弱虫だ。

  • 単純に実力が足らなくて弱いのは、別に弱虫と関係ないんじゃないか。
    味方の戦士が簡単に倒せるモンスターでも、一般人には立派な脅威だろうし。
  • 以前どっかのFF雑誌で「サハギン1匹に勇気を振り絞った男」としてネタにされてた。
  • FF4の世界ではサハギンは最弱クラスではないのだが……むしろSFCFF4の時点では種族最強である。二種類しかいない上に弱いのには変わりないけど

彼のへタレさを考慮に入れたとしても、
恋人を失って絶望してる初対面の人間に対して、自分の恋人を助けるというこれまた個人的な理由で殴りかかり協力を要求するセシルも無茶な気がする。
セシル自身、望まぬとはいえ彼の国と恋人を奪った勢力の片棒を担ぎ、罪もない人々を手に掛けてきたわけでもあるし。

  • へたれこんでるギルバートを奮い立たせる為に一発殴ったんだと思う。あのままだとギルバートが泣いたまま一生立ち直れなさそうだったから・・・。
  • 「僕は臆病な暗黒騎士さ」って言ってたから、どこか自分と重なって見えたからなのかもしれない…て自分は思っていた。
    • セシルも旅の途中に何度かを失うが(一部生き返ったりするが)、悲しみを表に出すことはない。その辺りは真逆の2人である。
    • セシルも眼前で恋人と両親と一緒に育ってきた人々を殺害されて絶望せずに行動できるかどうか?
      ギルバートの境遇はセシルに置き換えればローザ、カイン、シド、バロン王辺りを目の前で殺害されたようなもんだろう。
      • 家出した娘にやっとの思いで会えた父ちゃんは前向きに敵討ちに燃え、両親に非業の死を遂げられた忍者は宿敵と絆を芽生えさせ、飛空艇団の仲間をみんな失った王子さまは必死に成長しようとしているこの世界で今さら何をいわんや。
  • 絶望しているギルバートを殴って元気づけるというスタッフの意図は分からなくもないが、初対面であるためどうも唐突な印象も拭えない。
    • 特に直後何事もなかったかのように「僕はセシル」と自己紹介し始めるのも……
      FF4はシナリオの長さに比してキャラやイベントの数が非常に多いため、このように展開が唐突でやや苦しいと思われるシーンがいくつか見られる。
    • 元々FC版を想定して作ってたのを急遽SFC版に変更したぐらいだし、
      どれくらいの容量のイベントや台詞を盛り込めるかも手探りだった所が大きいと思う。
    • ボツになった「FC版FF4」と実際に発売されたこのFF4は並行して開発されてた別タイトル。たしかに手探りだったろうけど「FC向けに開発してたものをSFCに持ってきた」わけではないよ。
  • 悲しむ時間すら与えてもらえないギルバートは気の毒だが、王族たるもの悲しむ時間があったら働くべきかもしんない。高熱病の特効薬が王族しか入れない場所にある以上、それを民に施すのも務めのひとつだろうし。
    • だが正直な話、ギルバートがセシル達を助けてやる義理はない、国を追われているとはいえたったさっき国を爆撃した国家の元騎士なのだし。
      ただ無思慮で無鉄砲な恋愛脳ヒロインを助け出す為になぜギルバートが動かなければならん。
    • ダムシアンの王族ならば、本当は生き残っているダムシアン国民の救援こそ最優先にするべきだっただろうね。
      自国民ですらない見ず知らずの旅人を助けるよりも優先すべきことは他にある状況だった。
  • そうそう、だからセシルもいちいちムキにならずに放置すればよかったのだ。どうせ仲間にしてもほとんど戦力にならないし、加入期間も短いし。
  • セシルとしては
    「大切な人を失って悲しい君の気持ちはわかる。
    このリディアも家族を失った。それも僕のせいで。
    そして、君の国を空爆したのも僕が所属していたバロン軍だ。
    悲しみのさなかにいる君に、いきなりこんな頼みごとをするのは
    思いやりがないのはわかっているが、
    病気の仲間を助けるために、協力してもらえないだろうか。
    軍を抜けたとはいえ、バロンの人間である僕の頼みなんて聞きたくないかもしれない。
    でも、病気で一刻を争う時なんだ。たのむ…」
    くらいの態度で接するのが普通じゃないだろうか。
    リディアもセシルも「わたしだって」「悲しいのはきみだけじゃないんだぞ」と
    辛いのはおまえだけじゃない理論をギルバートに投げかけ、
    たった今衝撃の事件に遭遇して悲しみの渦中にいる相手の気持ちに寄り添わないのは酷薄にすら見える。
    • 長文になってることからも分かる通り、そんなものをゲームに入れてもくどくなるだけである。
      そもそもセシルはまだともかく7歳児のリディアにまで「大人の対応」を求めるのはどうなんだろうか……?

小説版だと、瀕死の重傷を負ったアンナが「私にすがり付いて泣けばあなたは助かる(=情けない男とみなされれば殺す必要もないから)」と言われ、その後に勇気を振り絞って黒い甲冑男に「名乗れ」と声をかけるのだが・・・。


DFFセシルの敗北ボイスに「僕は、臆病者だ…!」と言うのがあり、「臆病な暗黒騎士さ!」が元ネタだと思うのだが、どうしてもここのギルバートを思い出してしまう…。


弱虫なのはだが、本来のギルバートは思慮深く優しい人物。このときはあまりにもショッキングな出来事の直後ゆえにやぶれかぶれになっていたのだろう。もう少し時間が経って落ち着いていたらこんなセリフは出てこなかった・・・かもしれない。


「臆病な暗黒騎士」よりも精神がもろいギルバートではあった。が、自分をぶん殴った男と見ず知らずの女のためにホバー船を無償で提供してくれ、その後の戦闘も付いてきてくれた(かえって足手まといとか言ってはいけない)辺り、ただの弱虫ではないであろう。

  • 「臆病な暗黒騎士」より精神がもろいギルバートと言われるが、
    暗黒騎士セシルと彼の初期ステータスを比較すると、ギルバートの方が精神が高かったりする。
    • セシルはセシルで『暗黒騎士であるが為に精神が蝕まれている』みたいな設定があるので。

FF4(DS版)

ボイス付きで再現されている。
ただしセシルの平手打ちはそれに驚くリディアのシーンがあるため直接見ることはできない。
(SEは再現されている)