FF零式
最終章でルルサス軍の侵攻を受けた魔導院に帰還した0組が通信で聞いた候補生のセリフから始まる一連の会話。
全文は以下の通り。
候補生:もうおしまいだぁ!【フィニスの刻】が来たんだ! みんなあのルルサスって奴らに殺されるんだよ! セブン:落ち着け、みんなの不安を煽るな 候補生:うるさいっ! そもそもお前たち0組が来てから何もかもおかしくなったんだ! そうさ!何が幻の0組だ! トレイ:そうやって都合の悪いことを全て人のせいにするつもりですか? 候補生:お前らのせいで朱雀は いや オリエンスはおかしくなったんだ! お前らはアギト候補生なんかじゃない!フィニスを呼び寄せた悪魔だ! トレイ:悪態をついている暇があるなら少しは建設的なことを考えたらどうです? 候補生:建設的?はっ! 候補生が束になっても勝てなくて 治癒も効かない じゃあ逃げればいいのか?どこへ!?どうやって!? 生き残るためにはどうしたらいいんだよ!? トレイ:それは… 候補生:逃げるとこなんかないんだ みんな死ぬんだ 終わるんだ セブン:まずいぞ パニックが伝染する
この候補生は姿すら出てこないモブの一人でしかないのだが、涙交じりにやり場のない怒りを0組にぶつける姿は、終わりゆく世界の中で0組の持つようなような力を持たず、ただ蹂躙されていくだけの人々の姿を代表するものだったのかもしれない。
また、「(ファントマの扱えない)候補生が束になっても勝てなくて、治癒も効かない」というのルルサスの特性を端的に表しており、噴水広場で襲ってきたルルサスにまるで敵わなかったプレイヤーにその恐ろしさをあらためて思い知らせている。
ここでの候補生役の声優さんの迫真の演技は評価が高く、悲しげなBGMと共に人々の深い絶望を0組だけでなくプレイヤーに嫌と言うほど刻み付けた。
- この後、文句言ってたこの候補生はどうなったんだろう…。周回プレイしてていつも思う…。