セリフ/【イヤだ　死にたくない】

関連？：セリフ/【うわー　しにたくねーよー】

FF零式

午前十一時三十九分
　
イザナ：オレもお前も――
＿＿＿死ぬのかな
＿＿＿マキナ
＿＿＿元気でな
＿＿＿レム
＿＿＿もう一度　会いたいな
＿＿＿チチリ――
＿＿＿お前が一緒で
＿＿＿良かった
　
エース＆クイーン：（無言）
　
イザナ：イヤだ
＿＿＿怖い
＿＿＿イヤだ　死にたくない

死を目前にしたイザナの台詞。
最初は自分の死を受け入れていたが、死が近づくにつれ、泣きだして叫んだ。
そしてチチリが慰めるように一鳴きした直後、ともに最期を迎えた。
戦場における全ての兵士の本音だろう。

• 零式の「死者の記憶が消える」という世界観を考えると、この言葉は非常に深い意味を持つように思う。
  この一言はもちろん死ぬことへの恐怖や忌避感から発したものであることは疑いないが、
  「死んで忘れられてしまいたくない」という意味にも取れる。

ゲーム開始から十分程度でこのムービーが流れ出すため、
初見ではマキナやレムとイザナがどういう関係なのか以前に2人がまだ登場していない。
それでも戦場に散る兵士の虚しさが伝わってくる。
事情を知った2周目以降だと泣きたくなってくる。

OPのクイーンなどを見ればわかるように、どこか「死」に対して自分とは関係ない、他人事に思っていた0組。
「死の恐怖をしらずに」いた彼らが、EDで自分たちがその立場になったことで取り乱し、恐怖を感じている。
OPのイザナの死と、EDの0組の死の対比されており、次の周回に進むことで、プレイヤーにも開幕直後のレムやマキナのセリフやイザナの様子がとても印象的に残る。見事だと思う。