FF9
ジタン:あれ?スタイナーはどうした?
(スタイナーが階段から歩いて降りてくる)
ジタン:おっさん!もたもたしないでくれよ!
スタイナー:自分は果たしてこの場所にいても良いものであろうか?
ジタン:どうしたんだよ?スタイナーのおっさん!
スタイナー:忠誠を誓ってきたブラネ様に刃を向けたベアトリクスと… 自らの仲間を殺されながらも、共闘して姫様を守ろうとしてくれているフライヤ…… ブラネ様が本気で怒った以上、彼女達の命を取りかねん!
(スタイナー、ジタン達に歩み寄る)
スタイナー:ジタン、お主に頼みがある!
ジタン:な、何だい、改まって……
スタイナー:アレクサンドリアを無事脱出し、姫様をトット先生のもとへ送り届けてはくれぬか? トット先生なら、この荒んだアレクサンドリアを救うための良い手立てを考えてくれるはずだ……
ジタン:分かったぜ!その心意気、オレが引き受けた!
ビビ:ボクも頑張ってみる。
スタイナー:ジタン殿、ビビ殿頼りにしているぞ!(引き返しながら)姫様、さらばです!
ゾーンとソーンが作り出した魔物をフライヤとベアトリクスが引きつけている隙にアレクサンドリア脱出を図るジタン達一行。
その途中でふと歩みを止めたスタイナー。当然食ってかかるジタンだが、スタイナーは自分の胸中を打ち明け、
ジタンとビビにダガーを託し、フライヤとベアトリクスの助太刀のために一行から離脱する。
その際に放たれるスタイナーの名言。
これまで盗賊の一員という理由でジタンを呼び捨てか貴様呼ばわりし、
何かにつけて責任を押し付けていたスタイナーが、遂にジタンを「共に姫を守る者」として認めた瞬間であった。
また、姫を城に帰すことしか頭になかったスタイナーが、初めて「自分の守るべきもの」と「戦う理由」を
自分の意思で決め、大切な人を信頼できる仲間に託した名シーンである。
- ジタンを姫を守る志を同じくする者と認め「ジタン殿」と呼ぶのがグッとくるが、その少し前にソーン&ゾーンがいた部屋から助け出したダガーを休ませる際にジタンが「いままで生きててきて初めて分かったよ 怒りや憎しみが限界を超えると感情がわき起こらなくなるってことをな!!」「涙さえ流れやしない……」と言った後に初めて「ジタン……」と名前で呼ぶのも良い。この時に初めて姫を心から守りたいというジタンの本気の意志がスタイナーに伝わったように見える。
- この場面まで戦闘終了後のスタイナーは棒立ちのままだったけど、自分の意思で行動するようになってから戦闘終了後に勝利のポーズを取るようになるという細かい演出がグッときて好き。
ジタン殿 ビビ殿頼りに しているぞ by スタイナー
- ↑(笑)
展開的には非常に熱いのだが、ここでスタイナーが抜けた事でDISC2最終盤になるまで前衛キャラがジタンだけになるのが非常に痛い。ジタンがぬすむばかりしていると攻撃はほぼビビ頼みになりMP不足に悩まされることになる