セリフ/【バカ】

Last-modified: 2022-07-01 (金) 00:41:39

主に相手を罵倒する際の言葉だがFFにおいては
『どうして素直になれないんだよ』的な意味で使われる事が多いようだ。

  • 始皇帝の秦を腐らせて滅亡に導いた宦官・超高の逸話に由来する。
    同じく始皇帝の阿房宮に由来するとされる阿呆とで、
    「『愛すべき』といったニュアンスはどちらに多いか」は地方によって異なる。

FF4

エッジ「さ、ガキはいい子でお留守番だ」
リディア「バカッ!」


リディア(成長後)が、魔導船を下りるようセシルに言われるイベントのセリフ。
エッジにガキ扱いされたリディアはキッと彼をにらみながら言い捨てる。
DS版ではボイス付き。

FF8

キスティス
「スコールは止めなかった?」

スコール
「リノアが自分で決めたんだ。
俺にどんな権利がある?」

キスティス
「もう! やめてよ!
 権利ですって!? なんの話をしているの?」
「宇宙にまで行ってリノアを助けたのは
 なんのためだったの?
「もう会えなくなるかもしれないのに
 エスタに引き渡すため?」
「ちがうでしょ?」
「リノアといっしょに
 いたいからじゃなかったの?」
バカ

ゼル
「ホントだぜ」


スコールが、リノアをエスタ国立魔女記念館に譲り渡した直後、
いきさつを知ったキスティスがスコールの目を覚ますために言い放った平手打ち同然の言葉。
これに対しスコールは、本当に横面をひっぱたかれたようにショックを受け、
(……バカって言われた)「……かもな」とつぶやき、リノア奪回の決意をする。
告白も兼ねて悩みをスコールに相談したところを拒絶され、
スコールがリノアのほうに心を奪われたせいで失恋が決定したキスティスだったが、
ここで恋の仇敵だったスコールの彼女を救いだそうと真剣になっていることが分かる。
スコールにもその気持ちが通じたのだろうか。

  • ってか、この時点では、キスティスはもう幼馴染関係のことを思い出してるから、
    恋愛感情じゃないと気付いてたはず。

スコール「あんたたちは断ることはできない。もし断れば俺は……」
オダイン「オダインを人質にするでおじゃるか。バカでおじゃる」
スコール「バカでも何でもいいから、エルオーネに会わせろ」

  • 「バカ」と一言ではないがスコールはこの前にもバカと呼ばれている。
    もっとも意味合いも受け止め方も全く違うわけだが。

FF10

ジェクト「ケリつけっか
ティーダ「オヤジ」
ジェクト「おお?」
ティーダ「……ばか
ジェクト「はははは……それでいいさ」

『シン』の体内の最奧にて、ついに父親と再会するティーダだったが、残された時間はわずかだった。
程なく『シン』になってしまう自分を見透かしてか、早く戦いに持っていこうとするジェクトに対し、
それを知りつつも気持ちを抑えきれないティーダが漏らした言葉。
父子の時間すら許さぬ運命の中で精一杯出した言葉といえる。

  • 北米版だと、I hate you. だった気がする。
  • バックに流れるBGMは名曲「ザナルカンドにて」。
    あまりにも悲しい親子の再会、そしてその場で交わされるほんの僅かな親子の会話に涙するプレイヤーも多かったとか。
    • BGMは「ザナルカンドにて」じゃなくて、それをアレンジした「明かされた真実」の方。
  • 父親に反発する様な台詞ばかりだったティーダが言葉に詰まり振りしぼる様な台詞を吐き、
    それに応えるジェクトも軽い口調から自らの行く末を受け入れたかのようなとても穏やかな言葉で返す。
    間違いなく、この作品で屈指の名シーンである。

FF12

少し違うが、空中要塞バハムート内にて、
アーシェが「あなたが死んだら 私は―/You mustn't die! Please Balthier. Come back. 」と発言。
フランが「二枚目は大変ね バルフレア/I'd say you're in more of a supporting role. 」とバルフレアに声をかける。
バルフレアが、(少し照れてるのか?)「ばーか/Fran, please. 」と返答している。

  • ちなみに、Supporting role は助演という意味。
    ここでは、脇役や2人目の主人公(本当の主人公はヴァン)という意味合いで使用されているのだと思う。
    主演はLeading role
    • シナリオの文脈的に脇役というよりも支持(応援)されているねという訳の方が適切じゃないかな?

王宮に潜入したヴァンが捕まって投獄される場面で、
心配のあまり駆け寄って帝国兵に制止されているパンネロに、ヴァンが冗談を言ってカラ元気を見せ、
パンネロが「ばか!」と返すやりとりがある。
単純に馬鹿なことをしたヴァンに馬鹿と言っていて、一般的な意味にかなり近い。

  • パンネロはしっかり者で面倒見がいいが、その分かなりの心配性である。
    ここでは罵るというより叱る・責めるという意味合いが強い。

DFF

Shade Impulse「失われた真理」のジェクト戦後、操作キャラをティーダにしていると、

(中略)
ジェクト「また泣くか?」
ティーダ「ばか……
ジェクト「(笑って)それでこそジェクト様のガキだ!もう二度と呼び出すんじゃねーぞ」

というやりとりがある。

DDFF

ティファが満身創痍のカインにポーションをぶっかけたときに言ってくれる。
前後のやりとりも含めてなかなかの名シーンだと思う

  • ティファ自身が不安を吐露しているので、口論と八つ当たりとで水をぶっかけたようにも見える。
    一応カインに喝をいれつつも、同時に回復する優しさを見せる行為ではあるのだが。