セリフ/【バカ騒ぎして遊びほうけていたガキが】

Last-modified: 2022-02-20 (日) 18:27:13

FF15

父親が死んだとき―バカ騒ぎして遊びほうけていたガキが
恋人が死んだとき―疲れきって横でのびてたマヌケが
10年程度でオレを超えたと思うなよ
オレがどれだけの中で生きてきたと思ってる


最終決戦時のアーデンのセリフ。
真の王」として覚醒したノクトとルシス王家への憎悪に満ちた一言。
アーデンはジグナタス要塞でもノクトの力を「借りものばかり」と評している(事実そうなのだが)。
一人では大した力も持たないのに「選ばれし王」となったノクトを、「弾かれた王」としては認められなかったのだろうか。

  • 人の為に身を捧げたのに、クリスタルに王と認めてもらえず味方はイフリートだけだった自らと比べ、王としての自覚もなく遊び呆けているのに、クリスタルにもバハムートにも認められ身を呈して守ってくれる仲間のいるノクトへの嫉妬のセリフなのかも知れない。
  • 自ら命を絶ち、死の世界までアーデンを追ってきたノクトに、アーデンは初めてお辞儀をする。
    この時はじめてアーデンはノクトの力と成長を認め、敬意を示したのかもしれない。
    • ルシス王家を潰してくれた事に対する礼かも。自らの存在が抹殺されても、本懐を遂げられた事になるのだから。
  • エピソードアーデンのエクストラバトルでノクト達に勝利した際にこのセリフを言う。
    こちらでは力量をわきまえずに自分に立ち向かってきた者達への嘲りの言葉となっている。

各地で一行の旅を助けていたアーデンだが、内心はバカにしていたのだろう。
プロンプトも、助けてくれる時のアーデンの目はこちらを非難するような目だと発言している。

  • 非難の目を向けられてる気がすると言うのは確かイグニスも言っている。

ラスボスの発言だが、内容はいかにもな正論。ノクトは特に反論しない。
最後の行が無ければ、いかにも主人公的なキャラクターが言いそうなセリフである。

  • しかし、レギスの死に加担したのも、ルーナを手に掛けたのも、他でもないアーデン自身である。事の発端となったルシス王家の人間とはいえ、ノクトからすれば八つ当たりも良いところだろう。
  • 先祖がやったことの償いを求めて自分や大切な人たちの命を狙われるのだからひどい話である。アーデンが如何に歪んでしまっているのかがよく分かる台詞。

序盤のストーリーや関連作品でプレイヤーにあえてそう印象付けた上で、プレイヤーの気持ちを代弁させている。
最も身に覚えのありすぎるプレイヤーは多いかもしれない。

  • 元凶であるアーデンが言ってもプレイヤーの気持ちの代弁にはならないだろう。アーデンに対しては「お前が言うな」と言いたい。
    • なにがお前が言うななのか全くわからない。リヴァイアサンのせいで伸びた二つ目はともかく1つ目と3つ目は何一つノクトに言い返せる理由はないんだけど?
    • レギスを殺したグラウカ将軍はアーデンの手先だし、停戦協定でルシスを裏切ったのも恐らくアーデンの進言だろうし、シガイを放って街を無茶苦茶にしたのもアーデンの策だし、ルーナを殺して世界を夜に沈めたのもアーデンだし。プレイヤーからすればここまで許し難い悪事を働いているアーデンが言ったところで同意はしづらい台詞ではある。
      それでも何も言い返さない所が、個人の復讐に生きるアーデンと世界を救う使命に死んでゆくノクトとの良い対比になっていると感じた。
  • ルシスを陥れレギスを殺害した帝国の宰相で、尚且つルナフレーナを刺し殺した張本人が言っても説得力は無い。愛する者たちの死を防げなかった無力感を与えることで、ノクティスを動揺させるのが目的なのだと思われる。
    • でもまあ、バカ騒ぎしてたのも横でのびきってたのも事実ではあるからなw
      「王都が陥落して親父も死んでるのにお前ら何してんだ」ってのはプレイヤーからも言われてるし。
    • いや、それをやった張本人が言うからこそ説得力があるんだと思うけど。
  • 発売前のPVやKGFF15エンディング後のシーンを見て、1行目の不安な印象を持つ人は実際に多かった(恐らくは本編での成長を描く為の意図的なスパイス)。
    そういう意味では確かに代弁。
  • プレイ前の印象をエンディング直前のラスボスが代弁とは無茶苦茶もいいところ。
    • 別に無茶苦茶という訳でもない。本編前の人が抱いた感想をアーデンが代弁する事で、エンディング直前まで来た人との温度差を巧く表現できている。
  • 確かにプレイヤーから見える突っ込みどころではあるが、何にせよこのシーンに直面している時点のプレイヤーの心境は代弁していないはずだ。
    切迫したストーリー状況でもそれはそれとしてプレイできるミニゲームの存在、というある種のメタ要素を逆手に取った挑発というのがしっくりくる。

ポケットエディション

会話の内容が追加されたことで相当長くなっており、嘲りの言葉をノクトに真正面から返されたアーデンが悪態をつく、という流れに。
ロイヤルパックでも聞けない独自要素だったりする。


アーデン
いまさら夜が明けたって

朽ちた世界が見えるだけさ

人々は絶望するだろうね
ノクティス
それでも あいつらは生きていける
アーデン
彼らは おまえを 守ってくれやしないよ?
ノクティス
ああ オレが守る側だからな
アーデン
聖石にかつがれ 命まで奪われて

愚かだね おまえたちは
ノクティス
充分だろ?

それで闇を払えるならさ
アーデン
ハハ おまえたち全員まとめて――

闇に引きずり込んでやる
ノクティス
闇とおまえを切り離してやるよ

そっち側には 誰もいないだろ
アーデン
何?
ノクティス
闇はおまえの味方じゃない

そこにいる限り おまえは一人だ

早く帰ってこいよ

心優しき王様だったんだろ
アーデン
オレを諭したつもりか

慕われる王を気取ってるのか?

父親が死んだとき――

バカ騒ぎして遊びほうけていたガキが

恋人が死んだとき――

疲れきって横でのびてたマヌケが

ずいぶん生意気な口を利くね

10年程度で オレを超えたと思うなよ

オレがどれだけ

闇の中で生きてきたと思ってる