セリフ/【リノア……俺にはもうチャンスはないのかな】

Last-modified: 2021-04-18 (日) 16:55:03

FF8

(初めて会ったのはSeeDになった夜。
再会は……ティンバーだったな)
(最初は言い合いばかり。
でも、だんだん変わってきた)
(ふと気づくとあんたは俺のほうを見ていた
目が合うと微笑んだ)
(おだやかな気持ちになった)
(リノア……俺には
もうチャンスはないのかな)


Disc3の冒頭、イデアの家でのスコールの心中。
他の面々がアルティミシアのことを語っている最中、彼はリノアのことを考え続け、セルフィに「ぜんぜん聞いてな~い!」と怒られた。

  • ちなみにこのモノローグの最中、画面は真っ黒のまま。その中央にスコールのモノローグが表示され、その周りで他の面々がアルティミシアについて相談している時のセリフが同時進行する。誰がどのセリフを言っているのかはある程度しか分からない。
    また、セルフィに叱られた後、「ようするにエルオーネをアルティミシアに渡さなければいいんだろ」とスコールが言う。相談の内容自体は理解していても心情的にはそれどころではないのだろう。

この前には「リノアは死んでしまったのですか!?」と言うシドに対して「ちがう!!」と叫び、
この後には「僕たちだってリノアのことは気になってるんだよ~」と言うアーヴァインに対して「だったらもう少しくらい!」と叫ぶ。
ちなみにどちらも腕を大きく振りながら、である。
(本人は「だんだん変わってきた」と言うが)Disc2まではリノア含めて他人に対しては無関心・反発といった面を表に出していた
スコールがこのように考えているとは正直なところ意外だ。
失ってみてリノアの大切さに気付いたのか、はたまた巧妙に自分の心情を押し隠してきたのか。

  • Disc2のコンサートイベント成功時にて、
    スコール(他人に頼ると…いつかつらい思いをするんだ。(中略)立ち直るの、大変なんだぞ。(中略)仲間なんて…いなくていい。ちがうのか?)
    上記を心の声で言っているが、リノアではなく自分に対しての言葉なら彼らの励ましによって少しずつ自分の考えが変わり始めていく様に見えてくる。
    また、Disc2のトラビアガーデンのアーヴァインの幼馴染告白後に幼馴染とは関係無いリノアに対して「俺たちと一緒にいてくれ」と自分の声で話す当たり、この時点で変わっていたのかもしれない。
  • スコールは幼少時代にエルオーネと引き離されたことがトラウマになっていて、「身近な人が消える」ことに敏感になっている。そのせいで今ままで人と密接に関わることを避けていたのだから。だからリノア昏睡であれだけ動揺していたのは、単純な恋愛感情だけではない気がする。ゼルがピンチになった時にも速攻で駆け付けたし。

Disc2の最後は、倒れたサイファーにリノアがキス→サイファーが目覚める→リノア昏睡状態に(と、スコールと初見のプレイヤーには見える)という流れでリノアが昏睡状態に陥っている。
Disc1のラストでリノアと一緒にサイファーと戦って以来忘れていたであろう「サイファーとリノアが昔つきあっていた」という事実を突きつけられたスコールから出るのがこのセリフ。
実はあれはアルティミシアだったと知ったプレイヤーは忘れがちだが、脱出ポッドのジャンクションで真実を知るまで彼は盛大な勘違いをしていた可能性がある。
「俺にはチャンスはないのかな」とは「やっぱりサイファーがいいのか?」という可能性も。


関連項目