FF13
第10章より、ファング姐さんの男前なセリフ。
セラやレインズらの思いを汲み、「シ骸になっちまうとしても」コクーンを守る、
という決意を改めて固めるスノウ。
そんな彼に仲間たちも賛同する。
彼女を除いては――
ファング:「認めねーよ お前らが意志を貫くってなら私もだ!」 「コクーンなんて滅んでもいい ルシを憎んでる人間が何人死のうが関係ねえ」 「仲間がシ骸になるよりマシだ」 (中略) 「シ骸になったら おしまいなんだよ!私が……」 「助けたいのは――!」
劇中を通して、恐らく一番シ骸化を恐れているのはファングである。
そして、その恐れはもっぱら仲間たち(特にヴァニラ)がそうなることに対するものである。
- 正確には、自分がシ骸になることはないだけに、仲間がそうなって自分が取り残されるのを極度に恐れている。
しかし、だからと言って、この言葉を言葉通りに受け取ることはできない。
召喚獣バハムートが出てきたことが、彼女の心境を何よりも表している
(今作において、召喚獣は、主が迷いや苦悩を露呈したときに現れる)。
結果、バハムートの攻撃から自分を守る仲間たちを見て、彼女は使命と戦う道を選ぶことになる。
そして、最後には彼女はその身をもって、コクーンの崩壊を防いだのである。