セリフ/【命… 夢… 希望… どこから来て どこへ行く?】

Last-modified: 2023-11-24 (金) 11:33:01

FF6

ケフカ:
命… 夢… 希望…
どこから来て どこへ行く?
そんなものは… このわたしが 破壊する!!


ラストバトルにてケフカが言い放つ言葉。
神々の像との連戦と妖星乱舞という名曲が流れる中で言い放つ。

  • 曰く、『皆さんいらっしゃると思って考えていたふさわしいセリフ』。

ケフカが世界を全て支配したに見える発言。
疑問ではなく「皮肉」で言っているのかもしれない。


ちなみにこのセリフを言う前に倒す方法がある…。
裏技・バグ/【神ケフカがしゃべり始める前に葬る】


歴代FFシリーズの中でもとりわけ狂人ぶりの目立つケフカであるが、
最終戦前後における彼のセリフは、よく聞くと含蓄があり、結構考えさせられるものがある。
滅ぶとわかっていてなぜ作る?
 死ぬとわかっていてなぜ生きようとする?
 死ねばすべて無になってしまうのに
三闘神の力を得て、すべての破壊を望むうちに、人間とは何かを悟り、
そして明言はしないものの、いつの日かみずから「破壊」されることを望んでいたのかもしれない。

  • FF9のビビもこれと同じようなことを言っている。
    最終的な結論は違えど、共に同じような悩みを抱えていたのだろう。
  • DFFケフカの項に載っていた「あんた誰?」状態の素顔もこのセリフを組み合わせるとしっくりくる。
    なんかスゴく重いセリフ…。ケフカも人体実験されるまでは人格者だったのかも?
    犬公方」、アンタ何やってんだ!
  • FF4で幻獣図書館の本に「幻獣、魔物、人間…
    どこから来て、どこへ行くのか…
    …永遠の謎である。」という記述がある。
  • 次作7でも「何のために戦うのか」という問いかけが重大なテーマとして表れる。
    • FF世界で主人公達の戦う理由が、
      クリスタルという超越した存在に裏打ちされた世界の「光と闇」「光と無」の二元論から人々の生きる証へと変化していく様が見える。
  • ちなみに崩壊前は「魔導帝国を造ろう!」とか言ったり、セリスと子作りする命令に従ったりと、創造的な行動への欲求もそれなりに見せていた。

滅びようとしている世界で大切なものを見つけたのか」と言うケフカの問いに答えても
「ウルサイ」と言われて終わりなので(真面目に答えたのが損した気分になる)、単に神様気取りで言っているのかと思った。

  • 同感。主人公陣は既にいつか必ず終わりが来ると分かっていても生きる理由を見つけているからね。
    ケフカ狂人化に理由を求めたいならこの発言に共感できるのかもしれないが…。
  • お互いがお互いの主張を持ち、それが決して相いれぬものなのだろう。
    良くある話である。現実においてもフィクションにおいても。
  • なんで最後のことしか考えないんだ?そこに至るまでの過程が大事なんだろ?それぐらいわかれ。
  • ケフカとしては、いかにもな正義の味方らしい返答(悪く言えば陳腐な返答)を想定していたのだろう。
    しかし一行の返答は実に真っ正直で個人的なものだった。
    • その内容が命や夢や希望を連想させるものであったことから、自分でも意識しないままに心のどこかを強く揺さぶられてしまい、思わず発してしまった言葉だったのではないだろうか。
      無言で崩れ落ちていく時、彼は自分が一行に投げかけたこの問いを思い起こして、ひたすら自問し続けていたのかもしれない。
  • 揺さぶられたってのは共感や感心より、ナンデ諦めも狂う事もなく生きられるの!?といった嫉妬なのかもしれない。
    ずっと帝国に歪んだ半生を送り(過程は自分自身によるものも半々だが)ケフカなりに思う部分はあったかもしれない。
    • しかしもう「破壊すること」しかできない自分なんぞ後戻りもできないし今更やり直す気分にもなれない。
      こんな世界そして自分の命に終止符を打って欲しかったのは、ほかならぬ彼だったかもしれない。

このあとアルテマウェポン皆伝の証でフルボッコにされるのは基本。

  • 応用編が↑×3
  • 8回攻撃のーものまねのーなんてノリがナイツオブラウンドを生んだりしてないのか。

ポール・ゴーギャンの有名な絵画のタイトルが思い出される台詞。

  • 『われわれはどこから来たのか われわれは何者か われわれはどこへ行くのか』 だな。
  • 人類全体としての問いだろう。
    鴨長明の「方丈記」にも『不知、生まれ死ぬる人、何方より来たりて、何方へか去る。』とある。

一応、海外版FF6での該当部分を。
"Life... dreams... hope... Where do they come from? And where do they go?
Such meaningless things...I'll destroy them all!"
「そんなもの」→「そんな無意味なもの」と意訳されている。


2017年のTGSに合わせて海浜幕張駅構内に展示された別れのシーンにまつわる名台詞では、
FF6からは「滅ぶとわかっていてなぜ作る?死ぬとわかっていてなぜ生きようとする?死ねばすべて無になってしまうのに」が選出されている。

FF14

命……夢……希望……
どこから来て、どこへ行く?
そんなものは……このわたしが破壊する!!

やはり、ケフカ最終形態登場時にしゃべる。

  • 原作とはしゃべるタイミングが違う(妖星乱舞第四楽章のパイプオルガンのイントロ中にしゃべり終わる)。

この直後にリキャストタイムをリセットするために全員ステージ外に飛び降りるのはお約束。

DFF

DFFにて、シェードインパルスIでティナを操作キャラにすると対決後に聞ける。

ケフカ「足りナーイ
    もっと もーっと壊さなきゃ!」
 
ティナ「もう止めて!
    これ以上の破壊は無意味よ!」
 
ケフカ「意味のある破壊などつまらん!
    意味も無く壊すから楽しいんだよ!」
 
ケフカ「滅ぶとわかっていて なぜつくる
    死ぬと分かっていて なぜ生きようとする
    死ねばすべて無になってしまうのに」
 
ティナ「守るべきものがあるから
    生きてる間に その意味を見つけられれば
    それでいいでしょう?」
 
ケフカ「ムダだ
    世界もおまえたちも すぐに消える」
 
ケフカ「命―― 夢―― 希望――
    どこから来て どこへ行く?
    そんなもので心満たされることなどない!
    破壊こそ―― 破壊こそ ぼくちんの生きる輝き!
    ハカイ! ハカイ! ハカイ!
    ゼ~ンブ ハカイだ!」
   (ハハ… ハハハハ……)
 
ティナ「壊れた心――
    破壊することで 埋めようとしていたの?」
   (同じ哀しみを繰り返さない為にも 私は――
    私は 進み続ける)


これぞケフカ、と思わせるセリフだが、
ティナの仕草やセリフでは何だか一方的にかわいそうなキャラにされてしまった感じもする…。

  • FF6のラストバトル前にも、このセリフを聞いたティナの心境はこのようなものだったのではないかと思う。
  • 原作では世界を破滅させるラスボスとしての役割を演じたケフカだが、本作では世界を破滅させるのはカオスであり、
    そのような絶望的な世界で破滅的に振る舞うというショーペンハウアー的な悪役に位置付けられた感じがする。

最後の声はウヒョヒョ(というかハハ、ハハハ…)はかなり悲壮感が込められており、
まさに「悲しい…笑い声だ」。


【視聴覚室】
(4:07~)

DFFAC

ティナ

ティナのC.Lv14で開放されるシンボルチャットに「見つけた!愛する心!」がある。
元ネタは上記の「滅びようとしている世界で大切なものをみつけたのか」というケフカの問いに対するティナの答え。

ケフカ

ケフカのC.LV15で解放されるシンボルチャット
プレイヤーズサイトのショップから3600ギルで購入可能。

  • 「命…一旦抜けまーす」
    • 「命……夢……希望……どこから来てどこへ行く?」
      「ちょっと難しいかな……」
      「難しいな……」

DFFOO

NTの発売記念に「そんなものは…このわたしが破壊する!」のボイススタンプが追加。

いたスト30th

ケフカのスタンプの一つに、この発言が採用されている。


またミュージアムの美術品「破壊の果て」が、「そんなものは… このわたしが 破壊する!!」部分になっている。
コメントしてくれるのは、ネルゲル(DQ10)、ケフカ本人、セフィロス