セリフ/【必要だと?そうか必要か。そちの決まり文句だな】

Last-modified: 2021-03-08 (月) 21:03:22

FF12

ジャッジ・ギース暁の断片を暴発させて、第8艦隊を吹き飛ばしてしまう。
この責任を総司令官のヴェインが負うことになり、元老院グラミスに”厳正な処分”を要求する。
元老院はソリドール家全体を憎んでおり、自分ひとり消えて済む問題ではないとして、
処断寸前のヴェインは、元老院を抑える口実が必要だとグラミスに迫った。
元老院に暗殺の濡れ衣を着せる為に、自ら毒を飲んで死んでくれというのである。 
 
そのヴェインに対してグラミスが返したセリフがこれである。
全文は「必要だと?そうか必要か。そちの決まり文句だな。血を流す決断に毛ほどのためらいもない。」
 
どのような非道な行いも、例え子が親に死を強要するようなことであっても、それが必要ならためらわず実行に移す。
ヴェインだけでなくグラミスも、それがヴェインの責務であると考えている。


若干ヴェインを責めているように感じる。
彼に兄2人を始末する命令を出した男が言えるセリフではないと思うのだが。

  • 息子の冷血さを責め嘆くと同時に、自分の業の深さも感じているのではないだろうか。

果たして「復讐(意趣返し)」の意図はあっただろうか。
個人的には無かったと思う。
なにせヴェインは思想だけの繋がりでありながら世代を超えて固い絆を共有していたとの約束ですら「責務」だった男である。公私混同…、いや公私が同一だったのだろう。

  • しかし公私同一になった原因がグラミスの命によるものなので、ヴェインはなにかしら含むものがあったらしく、父子の関係は疎遠になっていたらしい。その感情が復讐心によるものなのかは別として。