セリフ/【殿下はきみを頼っている。真意を知っておきたかった】

Last-modified: 2020-08-13 (木) 01:56:00

FF12

バッシュバルフレアを問い質し、バルフレアの真意を聞いたあとのバッシュのセリフ。
 
それまで面倒事を嫌がっていたバルフレアが
自ら同道するようになったという変化の表れがわかる場面だが、
初めは盗賊として嫌っていたバルフレアにアーシェが信頼を寄せていることがわかる場面でもある。


「殿下は」なのでバッシュ本人はまだ信用しきっていないとも受け取れる(実際幽閉時に救出をきっぱり断られたし)

  • 王墓へと向かうエンサ砂漠の道中の時点で、空賊の手を借りた事に驚いたウォースラに
    バルフレアは信ずるに足る男だ。と太鼓判を押しているので既に信用は得ているのでは。
    • ヴァンがいつの間にかバッシュを信頼したように、彼も同行する中で単純な金銭で動く賊では無いと信頼したのだろう。
      なお、脱獄時にバッシュを連れて行ったのはバルフレアである。『盾にはなるだろう』

「金で動いてる」と思ってたバルフレアに「覇王の財宝」を餌に雇ってる感覚でいて、「覇王の財宝=魔人ベリアス=換金不可能」という詐欺みたいな真似やったのに、その後も律儀についてきてくれたんだから信頼も芽生えようというもの。もっともバルフレアがアーシェに同行しているのは完全に父との個人的な因縁故で、シドの話がでなかったらそのままどっか行ってた可能性大な訳だが。

  • 財宝だからって安直に金銀とは限らない訳だし、本人も財宝についての真意は知らなかった訳だから詐欺とは言えないだろう。
    で、今度は指輪を質に取り上げてるし
    • 亡国の王女を守りながら魔物が徘徊する僻地へガイドするのは、指輪一つでは明らかに割に合わない。
      あえてアーシェにとって大切な物を質にするという、彼女の復讐への覚悟を試すというよくあるシーンなのだが
      読み手によって解釈が分かれるのはXIIにとっては良い演出なのかもしれない。
  • 確かにその通りだが、バルフレアが1ギルも報酬を貰ってない事実に変わりはない。
    なのに特に怒らず、呆れただけでついてきてくれるんだから評価も改めたんじゃない?
    指輪の一件も、単に「先払い」に転換しただけのように見えなくもないわけだし。
  • 指輪の対価は「ガリフの里までの道案内」であって、アーシェに協力することじゃない。
    なのにそれが終わってもついてくる気なんだからバッシュは疑問に思ったんだろう。

バッシュとしては確信を得るためにもっと問い詰めることも考えていたのだろうが、「剣にでも誓えばいいのか」などと割と雑な誤魔化しかたをされたため、破魔石にこだわる理由が突っ込まれたくないことであることを察し、触れるのをやめながらも「もし裏切ったりしたら分かってるだろうな」と暗に示したのがこのセリフではないだろうか。
バルフレアもバッシュも言葉の裏を読み合えるキャラであるため言外を匂わす発言が自然と多くなる。


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