セリフ/【私個人の……希望だ】

Last-modified: 2022-03-01 (火) 19:26:05

FF13

第12章プラウド・クラッド(2回目)戦後の、ロッシュ中佐の言葉。
コクーンの敵である“下界の”ルシと成り果てながらも、あくまでもコクーンを守り通そうとするグ達の決意と、軍人として、同じくコクーンを守ろうとするロッシュの信念は、最後まで相容れることがなかった。
しかし、戦いの果て、ロッシュ自身致命傷を負い、あまつさえ彼の部下はシ骸と成り果ててしまった。
己の信念の限界を悟るロッシュであったが、ファングに発破をかけられ、自分のやるべきことを見出す。


ロッシュ:(無線機越しに)
          「私だ……PSICOM管理官のヤーグ・ロッシュだ」
          「PSICOM各部隊 および全警備軍に告ぐ」
          「ルシ討伐は中止 繰り返す ルシ討伐は中止
           以降は住民の避難を最優先にして行動してほしい」
          「ただし これは命令ではない
          “私個人の……希望だ”」

この言葉により、ロッシュはコクーンの命運をライトニング達に託したのであった。
この物語では、キーパーソンが、ファルシという超越的存在から与えられた、「使命」、「命令」に必死に抗い、
自分の「意思」そして「“希望”」に従って生きようとする姿が鮮明に描かれているが、その最も象徴的な言葉の一つが、この言葉であろう。


これでもうPSICOM兵がでてこなくなるのかと思ったら普通にエンカウントする。
なんだか悲しくなる。


戦争中に上官が最期にこんなこと言いだしたら現場は大混乱しそうなものだが、
なんら問題を起こした様子もなく、しっかりルシへの敵対活動を取るPSICOM兵にある種の感動を抱く。

  • 冗談とわかりつつ一応レスを…。コクーン落下後はライトニングたちを保護しています。
    もしかしたら一般PSICOM兵たちもロッシュと同じく真実にはうすうす気づいてたのではないかな?
    • 上官が日頃から疑念を抱いていたにもかかわらず、その煽りを受けるはずの下官達が何の疑問も持たずに職務に臨んでいたというのも考えづらいしな。
      そう言った意味ではまたこの人も、上から下官を統率する意識よりも、一兵士、上からの指示で仕事をやらされてる意識のほうが強かったのかもしれない。
    • ただ、それでも尚、下官のためを思ってか、仕事を遂行せんとする意志の強さも持ち合わせており、現実世界の中間管理職の苦労者方を彷彿とさせる。
      組織に染まらずに立場だけ上がる苦労を、彼は身をもってプレイヤーに伝えてくれる。