セリフ/【聖典だけだ! 聖石はアルマの姿を確認してからだ!】

Last-modified: 2023-04-02 (日) 01:33:49

FFT

第4章の聖ミュロンド寺院で、神殿騎士ヴォルマルフアルマの身柄と引き換えにゲルモニーク聖典聖石を要求した事に対するラムザの返答。
 
ラムザからすれば、リオファネス城での惨劇や自身が経験したルカヴィとの戦いにおいてその恐ろしさ・強大さを痛感しており、それが再び敵の手に渡り利用される事を防ぐ為に、どちらかを渡さないといけないならと聖典を渡したのであろうが、この時点でヴォルマルフに残された課題は死都ミュロンドへの入口の封印の解き方を知るだけ。
その解き方こそ聖典に記されており、それさえわかれば例え聖石を持ったラムザであっても用済みだったという皮肉な話。
結果として、ヴォルマルフらは死都ミュロンドへ辿り着く事ができ、それを追ったラムザは地上に戻る手段が断たれ最終的には生死不明。
ある意味この時の取引が運命を決めたと言えるのかも。
 
もし、あの場面で聖典を渡さなければ、歴史が変わっていたのかもしれない。

  • ヴォルマルフにとっては同胞のほとんどが始末され、半ば「ただの石」になっていた聖石に価値はないはず。
    聖典を選択させるべく、ラムザの印象さえ利用し、無価値の聖石を引き合いに天秤にかけさせたとしたら、やはり黒幕に相応しい策士だったということか。
    • 聖天使アルテマにはルカヴィの活動限界を取り去る力がある。蘇生も出来るのかも知れない。
  • 聖典渡さなかったら渡さなかったで、ヴォルマルフが駄々こねたりしたのだろうか…
    • リオファネス城みたく逆上してこの段階で黒幕との戦闘になっていたかもしれない。
      奴の気の短さは筋金入りだからな。

ここで、ヴォルマルフ等、三幹部が勢ぞろいする。
三人のうち1人を倒せば撤退する。


悪役は約束を守らないというある意味お約束の展開。
もっともルカヴィ側にしてみれば敵側の要求を聞く謂れはないし、殺るか殺られるの修羅場で卑怯云々は戯言である。


ちなみに、このイベント後もブレイブストーリーの財宝欄にはゲルモニーク聖典が残っている。
もちろん読むことも可。
感想は入手直後と同じだが。

  • ラムザはこれ以前にも一度聖典を神殿騎士団側から要求されている(マラークが使者として来た時のアレ)ので、保険として読める限りの部分を別の紙に書き写しておいたのかも知れない。
    尤も、ヴォルマルフたちにとって重要な情報はシモン先生すら解読できなかった部分にあったようだが……。

このイベント、ヴォルマルフはアルマの命を人質に取っているが、実のところヴォルマルフにアルマは絶対に殺せない。
ヴォルマルフの目的のためにはアルマの生存が不可欠だからだ。
よって、ラムザは頑としてヴォルマルフの要求をはねつけても問題なかったのである。
もっとも、ラムザにそんなことを知る由はないのだが……

  • とはいえ仮に知ってたとしても「どうせアルマには何も手を出せないだろう!お前らの要望に応える義務はない!」など言えはしないだろう。
    妹の身柄が敵にある以上、例え殺されなくても殺す以外のことは何をされるかわからないのだから…
  • 直後の戦闘では「自分の息子でさえ容赦なく殺したお前がなぜアルマだけ生かす?」という会話があり、ラムザ自身もこの点に違和感を覚えていた事が分かる。

ちなみに、以前にもリオファネス城にてエルムドアから「聖石を渡せばヴォルマルフにアルマを返すよう頼んであげよう。」と、似たような取引を持ち掛けられている。
渡すのが聖石だった事から踏みとどまってはいたが、仮にこの時渡していたとしてもアルマが帰ってこない事は本項のやりとりを見れば明らかだろう。
そもそもエルムドアが「頼んでみるとは言ったが返すとまでは言っていない」とはぐらかしたかもしれないが。